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北海道

「コスモス」咲き乱れる道を走って「太陽の丘えんがる公園」へ。道の駅「遠軽 森のオホーツク」から(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事◎設備◎立地◎) 

ひまわりが最後の輝きを見せていれば別れを惜しみ、コスモスの花が咲いていれば、それを心置きなく愛でる。 それが何か? ミーハー上等、ジジイが乙女チックでどこが悪い? 67歳までミーハーをあれほど嫌っていた私が、ついにミーハーの一線を超えてしまった、今回の北海道旅。いったん超えてしまったら、怖いものは何もない。こうなったら人生、もう、ミーハーも乙女チックも、なんでもあり。私は、自分自身に囚われていた価 […]

北海道観光の定番中の定番「函館の夜景」。これまでの人生どこかでミーハーをバカにしていたのに、まさか自分がミーハーの中のミーハーになってしまうとはw

はるばるきたぜ 函館へ さかまく波を のりこえて あとは追うなと 云いながらうしろ姿で 泣いてた君を おもいだすたび 逢いたくて とてもがまんが できなかったよ 北島三郎はがまんができなかったようだが、私はずっとがまんしてきた、というか、がまんすらすることなくスルーしてきたのが箱館の夜景。「函館の夜景なんて、そんなミーハーな。ネオンの団体を見て何がおもろいの?」と鼻で笑って興味も足も向け […]

ミーハージジイ場違いの、秋の富良野路。上富良野→中富良野→南富良野、そしてミーハーの殿堂トマム「雲海テラス」へ。

今日も引き続きミーハー気分で。 秋の富良野を満喫すべく、上富良野を出発して、中富良野、南富良野へ。まずは上富良野八景からめぐりつつ、北海道の真ん中を北から南へと縦断。 ここでいつもなら「北の国から」の麓郷の森なのだが、今回はパス。なんとミーハーの殿堂、あの星野リゾートが意のままにミーハーを操るトマムへ。ところがというかやはりというか。「お前には似合わない、来るな!」 とばかりに、星野リゾートも、雲 […]

「四季彩の丘」「ぜるぶの丘」「新栄の丘」「北西の丘」「三愛の丘」等々、すっかりミーハーになって美瑛の丘めぐり!

北海道のほぼ中央に位置し、十勝岳連峰の裾野からなだらかな丘が続く美瑛町は「丘のまち」と呼ばれ、富良野市や旭川市など人気観光エリアと隣接する人口約1万人ほどの小さな町である。 丘には区画ごとに様々な農作物が植えられ、まるでパッチワークのような美しい風景が広がる。 美瑛は内陸性気候で、特に夏~秋の間は1日の寒暖差が大きいのが特徴だ。 7月・8月の平均最高気温26~27℃前後で、今年は30℃を超える日も […]

おそるおそる活火山「樽前山」の外輪山まで。道内屈指の道の駅「あびらD51ステーション」から(トイレ◎仮眠△休憩◎景観○食事◎設備◎立地○) 

樽前山は、明治42年(1909)の噴火によって、その頂上火口内に典型的な溶岩円頂丘(ドーム)が生成されたことで世界的に有名になった「三重式火山」。溶岩円頂丘のできる現象は、溶岩の粘性が大きい場合にのみ起きるもので、溶岩が上昇してきても火口の外側にあふれることなく、円頂丘状に盛り上がる。この円頂丘は、当時はまんじゅうのような形をしていたようだが、その後、頂上部がやや低下して平坦になり、そのまわりに崩 […]

東京ディズニーランド30個が入る日本最古にして最大の人造湖朱鞠内湖へ。道の駅「もち米の里☆なよろ」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事○設備○立地○) 

朱鞠内湖を擁する幌加内町は、マイナス41.2℃という日本最低気温を観測したことで有名だ。 そんな幌加内町に位置する朱鞠内湖は、奥深い森の中に2,373haもの表面積を持つ、日本最古にして最大の人造湖である。 これがどれほどの広さかというと、東京ディズニーランド約30個分。 そこは鬱蒼とした原生林に囲まれたフィヨルドのように切り込んだ地形となっていて、湖面には大小13の島々が浮かぶ。 「どうせ人造湖 […]

流れ込む川もなければ流れ出る川もない、奇跡の「知床五湖」へ。道の駅「うとろシリエトク」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎) 

オホーツク海に突き出たように伸びる知床半島には羅臼岳や知床岳などの火山が連なり、まるで火山と海とがせめぎあっているかのような、海から切り立った急峻な地形となっている。 高さ100メートル以上の海岸断崖が続き、原生林に吹きつける強風や、海水を覆う流氷など、過酷な自然環境が陸からも海からも人の侵入を拒み、原始性の高い自然を長く守ってきた。 「知床五湖」の誕生にも、これらの火山活動が深く関係している。 […]

「オシンコシンの滝」→「フレペの滝」→「カムイワッカ湯の滝」へ。道の駅「しゃり」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎) 

名瀑ひしめく知床半島。しばし仮眠をとらせていただいた知床半島の付け根にある道の駅「しゃり」を出て、「オシンコシンの滝」→「フレペの滝」→「カムイワッカ湯の滝」の順に、3つの名瀑を巡った。 これら3つの滝は、「知床」「滝」で検索するとトップスリーでヒットする人気の滝だが、それぞれ全く異なる景観と性質を持っている。なので連続して訪れても「ただ水が落ちているだけじゃないか〜」と冷めた気持ちにはならないだ […]

羅臼町と斜里町ウトロとを結ぶ国道334号の「知床峠」越えの前後だけで、熊の親子、キタキツネ、そして鹿の群れ。相次いで未知との遭遇、もとい、道での遭遇!

北海道を車で旅していると、いろいろな野生動物が道路に飛び出してくる。 国交省によると、2022年度に直轄国道で発生したロードキルは約7万件。 道路脇のフェンスや動物の移動用足場などを設置してきたが、事故件数は横ばいが続いている。ロードキルとは道路上における野生動物の交通事故のことだが、自然豊かな北海道では、道東、道北、日高地方を中心に多発し、問題になっている。私もこれまで何度ヒヤリとしたことか。 […]

知床岬からは手が届きそうなところに、その北の果てには白夜すらありそうな、あまりにも大きなクナシリがあった。

知床の岬に はまなすの咲くころ思い出しておくれ 俺たちの事を飲んで騒いで 丘にのぼればはるかクナシリに 白夜は明ける この歌の舞台「知床岬」には、ご存知の通り余程の探検上手でない限りは海からアプローチするしかない。 私は過去2度にわたって、天候不良で観光船が欠航。その度に知床岬を諦めて旅を終え、泣く泣く自宅に帰っていた。 断崖の木々も少しずつ渋みを帯び、秋の気配が感じられるようになってくると波が立 […]

活火山「十勝岳」のど迫力と周囲の絶景が楽しめる「望岳台」からの「十勝岳温泉」へ。道の駅「ひがしかわ 道草館」から(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事○設備○立地◎) 

「望岳台」は、大雪山国立公園「十勝岳」本峰の「真下」。月並みな言い方をすれば「中腹」にある。 十勝岳は2077メートルの標高がある日本百名山のひとつで、十勝岳連峰の主峰である。 望岳台はその中腹・標高930メートルのところから十勝岳頂上を真正面に見上げる位置にある。 噴煙を上げる山頂を望むのは天気次第だが、ごつごつとした岩肌は溶岩流が流れたそのままであり、それが目の前に広がっていて、まさに大自然を […]

日本でもっとも早く秋がやってきた「旭岳」からの「旭岳温泉」へ。最高に便利な道の駅「あさひかわ」から(トイレ○仮眠○休憩○景観△食事◎設備○立地◎◎) 

早い年ではなんと8 月下旬から色づき始め、9月中旬頃には日本で一番早い最初の紅葉が見られることで知られる旭岳に登った。 登ったと言っても、ロープウエイで「姿見駅」まで行って、そこから一応登山届は出したがハナから登頂する気持ちはなく(私には無理なので)、行けるところまで行って引き返しただけだが(笑)。旭岳(2291m)は、日本で一番広く(226,764ha)、そして日本で最初に指定された国立公園(1 […]

北海道で小さい秋みいつけた②老舗の5代目社長「杉野裕俊」、雪印との関係解消など激動の北海道食品業界を見事に生き抜いた人生の秋!

リクルートの創業者・江副浩正さんは、間違いなく「起業の天才」だった。 そんな江副さんに憧れリクルートに入って、遅かれ早かれ出て行った人間たちの多くは、江副さんに続けとばかり「起業」することに大変熱心だった。 しかし、「起業」キチ●イのような彼らの「起業」は、失敗に終わるケースも多い。 そりゃそうだ。 まさに「天才」であった江副さんのような人がそんなにたくさんいるわけもないわけで。 ましてや世の中も […]

北海道で小さい秋みいつけた①「水尻宏明という人間は大きく育って、いよいよ実りの秋を迎えていた」

水尻宏明さん(以下水尻くん)は、私がサラリーマンだった時代、つまりリクルートの2年後輩である。 後輩といっても、同じ部署で働いたことはない。 2つほど共通の事業部門経験があったし、知り合った時の印象がすごく良かった(彼が抱いた私の印象は知らない)から、私が勝手に彼の人生に興味を持ったに過ぎないのだが。だから彼の仕事ぶりはよく知っていた。 私はほぼ10年で会社を辞めてしまったが、彼はリクルートの仕事 […]

羊蹄山頂上から麓の様子をチェックのち「まっかり温泉」へ。道の駅「真狩フラワーセンター」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)

不法開発が問題となっている倶知安町は羊蹄山の北の麓だが、羊蹄山を挟んで反対側(南側)は真狩村だ。 受付/7:50、登山安全祈願祭/8:00、参加費無料、事前申し込みの必要なしということで、私は真狩村に登山口を持つ羊蹄山登山コースの山開きイベントに向かった。真狩コースの山開きは毎年6月第3日曜日となっている。 この日、運よく「羊蹄山南コブ山登山会」のシーズン始めの登山会が実施され、私は思い切ってこれ […]

「羊蹄山」の西側斜面を、開発され尽くした「ニセコ」からチェック。道の駅「ニセコビュープラザ」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)

羊蹄山の西方面の麓は、ニセコ町だ。前回ニセコを訪れたのは1994年の春。「ニセコアンヌプリ」にスキーをしに来て以来のことでもう30年以上が経つ。 ニセコ町のスキーリフト類のルーツは、1962年(昭和37年)にモイワ山に町費で設置されたロープトウ。 その後1966年(昭和41年)に「モイワスキー場」、1972年(昭和47年)に「ニセコアンヌプリスキー場」、1982年(昭和57年)には「ニセコ東山スキ […]

中山峠から「羊蹄山」の東側斜面の荒れ具合をチェックせんと。道の駅「望羊中山」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)

倶知安町で中国人成金に許している、信じられない違法開発を知ってしまった私。北海道庁に、「実態」を確認しに札幌に向かった。同庁で現在行われている羊蹄山での開発、特に外国人の別荘建設の全貌開示を求めたが、予想通りたらい回しにされた挙句、結局、私の質問に答え得る人が対応に出てくることはなかった。まあ、これまでの結構長い人生、「役所」というものの「臨機応変な対応」など一度も経験したことがないし、そのカケラ […]

「人造池」にすぎぬ「青い池」に殺到する観光客の頭を見に行くアホな私(笑)。道の駅「びえい白金ビルケ」から(トイレ◎仮眠△休憩◎景観○食事○設備○立地○)

「堰堤にたまった水が不思議なほど青い色をたたえ、立ち枯れのカラマツとあいまって幻想的な風景に。いつしか「青い池」とよばれるようになった。」って、うまいこと言うじゃない。でも、「青い池」は、じつは「人造池」である。 「青い池」は、北海道上川郡美瑛町白金にある観光スポットで、多くの観光客で非常に賑わっている。しかし言ってしまえば「人が集まって賑わえばそれで良し」とする人たちがつくりたもうた、人集めを目 […]

中国人成金と拝金建設会社に麓の森林を不法に伐採され傷ついた「羊蹄山」へ。道の駅「名水の郷きょうごく」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

北海道後志地方の倶知安町で、中国人の成金が「別荘」を建てるために、なんと無許可で我々の大切な羊蹄山の麓の3.9ヘクタールもの森林を伐採してしまったことをご存知だろうか。 羊蹄山のふもとの倶知安町巽(たつみ)地区で、この中国人が発注した日本の事業者は金に目が眩み、中国人成金に言われるままの巨大な住宅2棟を建てるために、2023年夏から森林法に基づく必要な届け出を道や町にしないまま、森林伐採を行ってき […]

羽根地伸夫先輩が愛した「千歳川」の「サケの遡上」。道の駅「サーモンパーク千歳」から(トイレ◎仮眠△休憩○景観△食事◎設備○立地◎)

支笏湖から唯一、湖の外に水が流れ出る川がある。 千歳川だ。 千歳川は、支笏湖から千歳市街地を流れ、石狩川に合流して最後は日本海に流れ出る、延長108キロメートルの川である。 この千歳川に、秋になるとサケが海から帰ってきて、遡上する。 ご存知のように、サケは、千歳川からまずは海に出て数年を過ごし、生まれ故郷である千歳川に繁殖活動のために戻ってくるのだ。そして、サケは産卵を終えると多くの場合、死んでし […]