31歳没の短い生涯、たった4年で平家を退け征夷大将軍まで上り詰めた稀代の武将「源義仲」と彼の右筆「覚明」の痛快なコラボを訪ねて
木曽義仲は、源頼朝の従兄弟にあたる人物である。 木曽山中で成長したため木曽義仲とも呼ばれるが、正式な名前を「源義仲」と言い、義経や頼朝らよりも先に平氏を追い詰め、上洛を果たすなど、源平合戦で華々しく活躍したことで有名である。 義仲の人物像は、都の公家と対比される武士像の一典型として『平家物語』や『源平盛衰記』などに鮮やかに伝えられているが、特に、信濃から北陸道を経て京都に進撃する義仲は、めざましい […]