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2025年9月

昼に「ウマ」を見に「ばんえい競馬」へ。朝に「クマ」が出た道の駅「ガーデンスパ十勝川」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)  

一度は見てみたかった「ばんえい競馬」を見に来た。この日の朝、仮眠していた道の駅「ガーデンスパ十勝川温泉」にクマが現れて大騒ぎになった後、私は道の駅から「ウマ」を見に「ばんえい競馬」に向かったわけである。本日のレースと出走馬を確かめると、「百姓貴族3rdシーズン記念」というレースに「スゴイ」という馬が出走するとわかった。 私はこの馬の名前にすっかりハマった。 調べてみたらこの馬は、2022年5月8日 […]

おい、小樽。お前、ミーハーやインバウンドがウジのように湧いてくるからいうて、ちょっと調子に乗りすぎてるんちゃう?

♪逢いたい気持ちが ままならぬ 北国の町は つめたく遠い 粉雪まいちる 小樽の駅に ああ ひとり残して 来たけれど 忘れはしない 愛する人よ♪ 「小樽のひとよ」は、鶴岡雅義と東京ロマンチカのデビューシングル。 私が9歳の1967年にヒットし、累計売上は150万枚超。小樽運河沿い歩道脇に、いつからだろうか、歌詞が貼り付けられている。 私も大人になって寿司が好物になり、本場である小樽の街を散策するよう […]

「コスモス」咲き乱れる道を走って「太陽の丘えんがる公園」へ。道の駅「遠軽 森のオホーツク」から(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事◎設備◎立地◎) 

ひまわりが最後の輝きを見せていれば別れを惜しみ、コスモスの花が咲いていれば、それを心置きなく愛でる。 それが何か? ミーハー上等、ジジイが乙女チックでどこが悪い? 67歳までミーハーをあれほど嫌っていた私が、ついにミーハーの一線を超えてしまった、今回の北海道旅。いったん超えてしまったら、怖いものは何もない。こうなったら人生、もう、ミーハーも乙女チックも、なんでもあり。私は、自分自身に囚われていた価 […]

北海道観光の定番中の定番「函館の夜景」。これまでの人生どこかでミーハーをバカにしていたのに、まさか自分がミーハーの中のミーハーになってしまうとはw

はるばるきたぜ 函館へ さかまく波を のりこえて あとは追うなと 云いながらうしろ姿で 泣いてた君を おもいだすたび 逢いたくて とてもがまんが できなかったよ 北島三郎はがまんができなかったようだが、私はずっとがまんしてきた、というか、がまんすらすることなくスルーしてきたのが箱館の夜景。「函館の夜景なんて、そんなミーハーな。ネオンの団体を見て何がおもろいの?」と鼻で笑って興味も足も向け […]

ミーハージジイ場違いの、秋の富良野路。上富良野→中富良野→南富良野、そしてミーハーの殿堂トマム「雲海テラス」へ。

今日も引き続きミーハー気分で。 秋の富良野を満喫すべく、上富良野を出発して、中富良野、南富良野へ。まずは上富良野八景からめぐりつつ、北海道の真ん中を北から南へと縦断。 ここでいつもなら「北の国から」の麓郷の森なのだが、今回はパス。なんとミーハーの殿堂、あの星野リゾートが意のままにミーハーを操るトマムへ。ところがというかやはりというか。「お前には似合わない、来るな!」 とばかりに、星野リゾートも、雲 […]

「四季彩の丘」「ぜるぶの丘」「新栄の丘」「北西の丘」「三愛の丘」等々、すっかりミーハーになって美瑛の丘めぐり!

北海道のほぼ中央に位置し、十勝岳連峰の裾野からなだらかな丘が続く美瑛町は「丘のまち」と呼ばれ、富良野市や旭川市など人気観光エリアと隣接する人口約1万人ほどの小さな町である。 丘には区画ごとに様々な農作物が植えられ、まるでパッチワークのような美しい風景が広がる。 美瑛は内陸性気候で、特に夏~秋の間は1日の寒暖差が大きいのが特徴だ。 7月・8月の平均最高気温26~27℃前後で、今年は30℃を超える日も […]

おそるおそる活火山「樽前山」の外輪山まで。道内屈指の道の駅「あびらD51ステーション」から(トイレ◎仮眠△休憩◎景観○食事◎設備◎立地○) 

樽前山は、明治42年(1909)の噴火によって、その頂上火口内に典型的な溶岩円頂丘(ドーム)が生成されたことで世界的に有名になった「三重式火山」。溶岩円頂丘のできる現象は、溶岩の粘性が大きい場合にのみ起きるもので、溶岩が上昇してきても火口の外側にあふれることなく、円頂丘状に盛り上がる。この円頂丘は、当時はまんじゅうのような形をしていたようだが、その後、頂上部がやや低下して平坦になり、そのまわりに崩 […]

東京ディズニーランド30個が入る日本最古にして最大の人造湖朱鞠内湖へ。道の駅「もち米の里☆なよろ」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事○設備○立地○) 

朱鞠内湖を擁する幌加内町は、マイナス41.2℃という日本最低気温を観測したことで有名だ。 そんな幌加内町に位置する朱鞠内湖は、奥深い森の中に2,373haもの表面積を持つ、日本最古にして最大の人造湖である。 これがどれほどの広さかというと、東京ディズニーランド約30個分。 そこは鬱蒼とした原生林に囲まれたフィヨルドのように切り込んだ地形となっていて、湖面には大小13の島々が浮かぶ。 「どうせ人造湖 […]

流れ込む川もなければ流れ出る川もない、奇跡の「知床五湖」へ。道の駅「うとろシリエトク」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎) 

オホーツク海に突き出たように伸びる知床半島には羅臼岳や知床岳などの火山が連なり、まるで火山と海とがせめぎあっているかのような、海から切り立った急峻な地形となっている。 高さ100メートル以上の海岸断崖が続き、原生林に吹きつける強風や、海水を覆う流氷など、過酷な自然環境が陸からも海からも人の侵入を拒み、原始性の高い自然を長く守ってきた。 「知床五湖」の誕生にも、これらの火山活動が深く関係している。 […]

「オシンコシンの滝」→「フレペの滝」→「カムイワッカ湯の滝」へ。道の駅「しゃり」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎) 

名瀑ひしめく知床半島。しばし仮眠をとらせていただいた知床半島の付け根にある道の駅「しゃり」を出て、「オシンコシンの滝」→「フレペの滝」→「カムイワッカ湯の滝」の順に、3つの名瀑を巡った。 これら3つの滝は、「知床」「滝」で検索するとトップスリーでヒットする人気の滝だが、それぞれ全く異なる景観と性質を持っている。なので連続して訪れても「ただ水が落ちているだけじゃないか〜」と冷めた気持ちにはならないだ […]

羅臼町と斜里町ウトロとを結ぶ国道334号の「知床峠」越えの前後だけで、熊の親子、キタキツネ、そして鹿の群れ。相次いで未知との遭遇、もとい、道での遭遇!

北海道を車で旅していると、いろいろな野生動物が道路に飛び出してくる。 国交省によると、2022年度に直轄国道で発生したロードキルは約7万件。 道路脇のフェンスや動物の移動用足場などを設置してきたが、事故件数は横ばいが続いている。ロードキルとは道路上における野生動物の交通事故のことだが、自然豊かな北海道では、道東、道北、日高地方を中心に多発し、問題になっている。私もこれまで何度ヒヤリとしたことか。 […]

知床岬からは手が届きそうなところに、その北の果てには白夜すらありそうな、あまりにも大きなクナシリがあった。

知床の岬に はまなすの咲くころ思い出しておくれ 俺たちの事を飲んで騒いで 丘にのぼればはるかクナシリに 白夜は明ける この歌の舞台「知床岬」には、ご存知の通り余程の探検上手でない限りは海からアプローチするしかない。 私は過去2度にわたって、天候不良で観光船が欠航。その度に知床岬を諦めて旅を終え、泣く泣く自宅に帰っていた。 断崖の木々も少しずつ渋みを帯び、秋の気配が感じられるようになってくると波が立 […]

活火山「十勝岳」のど迫力と周囲の絶景が楽しめる「望岳台」からの「十勝岳温泉」へ。道の駅「ひがしかわ 道草館」から(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事○設備○立地◎) 

「望岳台」は、大雪山国立公園「十勝岳」本峰の「真下」。月並みな言い方をすれば「中腹」にある。 十勝岳は2077メートルの標高がある日本百名山のひとつで、十勝岳連峰の主峰である。 望岳台はその中腹・標高930メートルのところから十勝岳頂上を真正面に見上げる位置にある。 噴煙を上げる山頂を望むのは天気次第だが、ごつごつとした岩肌は溶岩流が流れたそのままであり、それが目の前に広がっていて、まさに大自然を […]

日本でもっとも早く秋がやってきた「旭岳」からの「旭岳温泉」へ。最高に便利な道の駅「あさひかわ」から(トイレ○仮眠○休憩○景観△食事◎設備○立地◎◎) 

早い年ではなんと8 月下旬から色づき始め、9月中旬頃には日本で一番早い最初の紅葉が見られることで知られる旭岳に登った。 登ったと言っても、ロープウエイで「姿見駅」まで行って、そこから一応登山届は出したがハナから登頂する気持ちはなく(私には無理なので)、行けるところまで行って引き返しただけだが(笑)。旭岳(2291m)は、日本で一番広く(226,764ha)、そして日本で最初に指定された国立公園(1 […]

北海道で小さい秋みいつけた②老舗の5代目社長「杉野裕俊」、雪印との関係解消など激動の北海道食品業界を見事に生き抜いた人生の秋!

リクルートの創業者・江副浩正さんは、間違いなく「起業の天才」だった。 そんな江副さんに憧れリクルートに入って、遅かれ早かれ出て行った人間たちの多くは、江副さんに続けとばかり「起業」することに大変熱心だった。 しかし、「起業」キチ●イのような彼らの「起業」は、失敗に終わるケースも多い。 そりゃそうだ。 まさに「天才」であった江副さんのような人がそんなにたくさんいるわけもないわけで。 ましてや世の中も […]

北海道で小さい秋みいつけた①「水尻宏明という人間は大きく育って、いよいよ実りの秋を迎えていた」

水尻宏明さん(以下水尻くん)は、私がサラリーマンだった時代、つまりリクルートの2年後輩である。 後輩といっても、同じ部署で働いたことはない。 2つほど共通の事業部門経験があったし、知り合った時の印象がすごく良かった(彼が抱いた私の印象は知らない)から、私が勝手に彼の人生に興味を持ったに過ぎないのだが。だから彼の仕事ぶりはよく知っていた。 私はほぼ10年で会社を辞めてしまったが、彼はリクルートの仕事 […]

関東一円を制した名門「北条家」が滅亡したきっかけは「名胡桃城事件」。道の駅「中山盆地」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地○) 

槍一本、刀ひとつで下剋上を果たした武将もいれば。 かつて栄華を誇った超名門があれよあれよと滅亡したのが戦国時代である。戦国時代にあって格が違った名門といえば、北条家だったろう。初代・北条早雲から、氏綱、氏康、氏政、氏直と5代に渡って勢力をどんどん拡大して関東一円を広く治め、我が世の春を謳歌した、名門中の名門だ。 その北条家が、こともあろうにチンケな男・真田昌幸の城「名胡桃城(なぐるみじょう)」を最 […]

「真田」に追い詰められて元服前の子どもが崖から身を投げた「嵩山城」へ。道の駅「霊山たけやま」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備△立地○) 

「嵩山」と書いて「たけやま」と読む。 死者の霊が山上に集まるといわれる霊山だ。 天狗が住む山とも言われ、山の3つのピークにはそれぞれ大天狗、中天狗、小天狗の名前がつけられている。 嵩山は標高789mの独立した姿の美しい山で、渋川方面から吾妻街道、国道353号を中之条町に入ったあたりから巨岩奇岩が天を突く嵩山がチラチラと姿をあらし始める。 東南面は切り立った岩肌、西北面は見渡す限り見事な樹海が広がっ […]

予約なしでお金ケチりたい私のような人間が「草津温泉」を満喫するには天気最悪の日しかない。道の駅「草津運動茶屋公園」から(トイレ○仮眠△休憩○景観◎食事○設備◎立地○) 

下呂温泉、有馬温泉、そして草津温泉。 草津温泉は言わずと知れた日本三名泉の1つである。草津温泉の自然湧出量は日本一を誇り、毎分32,300リットル以上。1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しているということだ。草津の旅館や温泉施設で「源泉かけ流し」ができるのはこのおかげである。 そして、驚くべきはその泉質! 日本有数の酸性度で、pH値はナント2.1(湯畑源泉)。雑菌などの殺菌作用は抜群なのだ […]

史上最強なのになぜか横綱になれなかった謎の「無類力士 雷電為右衛門」。道の駅「雷電くるみの里」へ(トイレ○仮眠○休憩○景観△食事○設備○立地○) 

早いもので、大相撲はもう「九月場所」である。今日から15日間の熱戦が繰り広げられる国技館の熱気とは真逆で、ほど近いがひっそりとした「富岡八幡宮」の境内には、「横綱力士碑」がポツンと建っている。 碑は明治33(1900)年に建立されたもので、ここには歴代横綱と新横綱の名が刻まれている。 もちろん横綱ではない力士が、この横綱碑に刻まれることはありえない。本来は。 しかし、ここになぜか一人だけ、横綱にな […]