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静岡県

まじ通れないトンネル、3分裂の道の駅「宇津ケ谷峠」を経て「駿府城」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備△立地◎) 

今川義元ゆかりの地、そして徳川家康の居城として知られる駿府城。「海道一の弓取り」の異名で知られる今川義元は、戦国時代に駿府城(現在の静岡市)を本拠とし、駿府城公園の一角に位置する「今川館」を居城としていた。のちに徳川家康は、家康自身が駿府城を居城とした後、今川館の跡地に駿府城を築き上げた。 往時の城郭建築の一部を復元した城と、その跡地にできている駿府城公園の桜を見に行った。城の見学は、有名な東御門 […]

世界農業遺産「川根の里」、そして「川根茶」の道の駅「フォーレなかかわね茶茗舘」へ(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備◎立地○) 

歳をとるにつれ、コーヒーよりも日本茶を飲みたくなることが増えてきた。 その日本茶の中でも、静岡県を流れる大井川の上流、南アルプスの下流にあたる、わずか数千人が暮らす川根本町の山里で育まれ、古来最高峰との誉を継ぐと言われているのが「川根茶」だ。 「ひときわ爽やかな香り」「爽やかさを感じさせる香気」「口にしたとき、そして茶が喉をゆく瞬間、鼻に抜ける香りの爽快感」「あたかも時を止めるような、優しく安堵感 […]

稀代の悪女「北条政子」がこの世に生まれた場所から、道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」へ(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地◎)  

ご存知源頼朝の妻・政子は、これまたご存知北条時政の長女であるが、彼女の生誕の地に向かう途中、東南方面からの富士山が見えたが、これが変な雲のかかり方をしていて気持ち悪い。それは、これから行こうとする場所に恐れを抱いている私の気持ちの表れのように見えた。 私が向かっていたのは、私が忌み嫌っていると言って過言ではない「稀代の悪女・北条政子」生誕の地である。 1157(保元2)年、現在の伊豆の国市の寺家の […]

道の駅「 伊豆のへそ」に車を停めて、レンタサイクルで修善寺エリアの多彩な桜を楽しむ(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備◎立地○)  

温泉街としても知られる伊豆・修善寺だが、修善寺エリアは場所によってさまざまな品種の桜が植えられていて、長い期間桜を楽しめるという特徴がある。 修善寺は、「修善寺寒桜」でとても有名だ。 境内の6本の大木が開花して、このエリアにもっとも早く春の訪れを告げる。 「修善寺虹の郷」に足を伸ばせば、藤棚、花しょうぶ、しゃくなげなど四季折々の花美しく咲く日本庭園がある。園内各所にはいろいろな桜が植えられており、 […]

道の駅「富士」から、山部赤人が歌を詠んだ「田子の浦」へうち出てみた(トイレ○仮眠△休憩○景観◎食事○設備○立地○)  

「田子の浦ゆ うち出てみれば真白にぞ 不尽(ふじ)の高嶺に雪はふりける」 万葉の歌人、山部赤人が富士を詠んだあまりにも有名な歌で、上記は万葉集の原歌である。 赤人は生没年、経歴ともに不詳だが、奈良時代の下級官人だったことは確かなようで、聖武天皇の紀伊、吉野、播磨などの行幸にお供して歌を詠んでおり、宮廷歌人として活躍。叙景歌に優れ、「万葉集」には彼の歌が長歌十三首、短歌三十六首が入っている。 さて  […]

露天風呂から大井川鐵道のSLが見える!絶景温泉をもつ人気の道の駅「川根温泉」へ(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備◎立地○) 

絶景で有名な温泉は数あれど、SLが通るのを間近に眺めながら露天風呂を楽しめる温泉となると、おそらくここ「岩根温泉」だけかもしれない。 鉄道ファンにはお馴染みだが、SLが走る大井川鐡道が道の駅の裏を走っているのだ。 そして道の駅付近に鉄橋があって、SLが大井川を渡る姿を見ることができるのである。 シーズンごとに運転本数が変わり、運休日もあるが、春のSL列車通過は12:39頃、15:15頃。また、ジジ […]

道の駅「風のマルシェ御前崎」から、151歳にして現役バリバリの「御前崎灯台」の夕景へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備◎立地○) 

駿河湾と遠州灘を二分して、太平洋に突出した岬の先端に立つ白亜の洋式灯台。「御前埼灯台」は、1874年にイギリス人技師の監督のもとに誕生して以来、150年を超える長きにわたって強風や地震等の被害にも屈せず、美しい姿を保ち今なお現役として海の安全を見守り続けている。 この御前埼灯台は、日本の登れる灯台16基のひとつである。 らせん階段を上って踊り場に出ると、大海原が広がる絶景を見ることができ、天気が良 […]

しらすしらすのうちにまるで獲れなくなったしらす、困惑の道の駅「潮見坂」へ(トイレ○仮眠×休憩△景観○食事△設備○立地○)

魚類の稚魚のことを「しらす」と呼ぶ。 一般的に「しらす」として直売所やスーパーなどで売られているものはイワシの稚魚であり、河口周辺に集まって日中群れをなしてえさを食べているため、そこを狙って、船で網をひいて漁獲する。「船びき網」と呼ばれる漁法で、「根こそぎさらう」というやり方だ。そして、人間一人が、たった一食で。この丼の上に乗せられたおびただしい数の「魚の子ども」を食ってしまうのだ。 「ご飯が見え […]

桜咲く道の駅「奥大井音戯の郷」で、「SL」「アプト式鉄道」など川根本町の観光コンテンツを満喫(トイレ△仮眠✖️休憩○景観○食事△設備○立地△) 

川根本町は静岡県のちょうど中心あたり。町の中央には大井川がゆったりと流れ、茶畑や山々に囲まれた、自然がとても豊かでのんびりとした町だ。 人口は少なく産業的に注目を浴びることは少ないが、大井川がらみの観光資源は実に豊富だ。 吊り橋日本一の町として、大井川に架かる数多くの吊り橋は観光スポットとして多くの観光客を集めているし、大井川の支流・寸又川の渓流近く深い山々に抱かれた秘境の温泉「寸又峡温泉」は美肌 […]

徳川家康も崇敬した遠江国の守護神「小國神社」」からの、道の駅「いっぷく処 横川」(トイレ○仮眠○休憩△景観○食事○設備○立地◎) 

遠江国の守護神「小國神社」は、創建から1470年。徳川家康をはじめ、朝野の崇敬を集め、人々から「遠江国の守護神」として国土開発・諸業繁栄・商売繁昌・家内安全・縁結びなど古くから篤い信仰を集めてきた。祭神は大己貴命、ご存知「大国様」だ。 「大国主命(おおくにぬしのみこと)」とも呼ばれ、神話の中でも「因幡の白うさぎ」はよく知られており、赤裸にされたうさぎを助けられた心のやさしい神様である。大己貴命は「 […]

願い事が“ことのまま”に叶う言霊のお社「事任八幡宮」へ、道の駅「掛川」から(トイレ○仮眠○休憩△景観○食事○設備○立地◎) 

「言霊」とは、「ことだま」と読み、言葉に宿ると信じられている霊力のことだ。 言葉には、発せられた内容通りに現実世界に影響を与える力があると考えられていて、具体的には、良い言葉を発することで良いことが起こり、不吉な言葉を発することで悪いことが起こるのだと。 真偽のほどはともかく、少なくとも言葉にすることで自分の願いが具体化され、叶えるために自分がすべきことを考え、行動を変えるきっかけになることは確か […]

東海有数の名瀑と名高い「宇嶺の滝(別名「お君の滝)」へ、道の駅「玉露の里」から(トイレ△仮眠△休憩○景観◎食事○設備○立地○) 

県道32号線を車で北上することおよそ30分。 藤枝市の北部、高根山のふもとに近づくと蔵田観光駐車場が見えてきて、そこを右折して1㎞ほど走ると「宇嶺(うとうげ)の滝」と書かれた石碑がある。 そこから歩いて遊歩道を下っていくと、滝の轟音が次第に大きくなってくる。 落差が70mあり、水量が豊富で東海の名瀑として知られていて、悲恋の伝説から、別名「お君の滝」とも呼ばれている「宇嶺の滝」の音だ。 「お君の滝 […]

伊豆の最南端「石廊崎」の断崖絶壁「伊豆七不思議」の伝説へ、道の駅「下賀茂温泉 湯の花」から(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事△設備○立地○)

伊豆の最南端「石廊崎」の断崖絶壁に、突如現れる神社が二つある。石室神社と、熊野神社だ。 特に石室神社は、写真のように、切り立った断崖の岩と岩の間にすっぽりと収まっているような不思議な造りで、よくこんなところに建てられたものだと驚くほかない。 今から1300年以上前に建てられた歴史のある神社で、現在の社殿は明治34年(1901年)に再建されたものだ。祀られている神様は「伊波例命(いわれのみこと)」。 […]

10種類以上の桜が五月雨式に咲く花の寺「松月院」へ、道の駅「マリンピア伊東」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地◎)

桃源山松月院は、静岡県伊東市湯川に境内を構えている曹洞宗の寺院である。 道の駅「マリンピア伊東」のすぐ裏(西)、標高700mほどまで駆け上がったところに位置する。 松月院は山の中腹にあるので、伊東市街を一望できるほどの眺望を誇る。珍しい早咲きのヒガンザクラやオオカンザクラ、コヒガンザクラなど10種類以上の桜が庭園に植えられており、通称「桜寺」「花の寺」として有名だ。遅咲きのショウゲツザクラも、花見 […]

道の駅「開国下田港」にて、170年前の「開国」を想う(トイレ○仮眠✖️休憩△景観○食事○設備○立地△)

日本が鎖国政策をとっている間、欧米諸国は近代国家への歩みを急ピッチで進めていた。イギリスにおける18世紀から19世紀前半にかけての産業革命は他のヨーロッパ諸国やアメリカにも及び、列強各国は植民地の獲得競争に乗り出し、その矛先はアジアにも向けられていた。18世紀末から19世紀はじめにかけて、ロシア船やイギリス船が、日本近海に来航し、鎖国の扉を叩こうとしたが、幕府は頑なに鎖国政策を堅持した。 しかし、 […]

♪あな〜たと〜、越え〜たい〜!「天城〜越〜え〜」♪は、道の駅「天城越え」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観○食事○設備○立地◎)

私の弾き語りの十八番として愛してやまない、石川さゆりの“天城越え”。 伊豆半島の中心に位置する観光地・天城は、浄蓮の滝を始めとする数々の滝や、ワサビ、いのしし等でお馴染みだ。またこの天城は、伊豆半島の南北を結ぶ難所としても有名。さらに、川端康成の「伊豆の踊り子」でも、主人公の学生と踊り子が出会ったのも天城越えの最中だった。 “天城越え”とは、温泉街・湯ヶ島をスタートし、“浄蓮の滝”を経て、標高70 […]

明治時代の「伊豆三聖人」を訪ねて、「道の駅 花の三聖苑伊豆松崎」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備○立地△)

道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」は、伊豆半島の松崎町にあり、明治時代の建物が遺された貴重な場所だ。明治当時の雰囲気が味わえるだけでなく、美しく整えられた花が楽しめるという魅力もある。 地元の人曰く交通の便が悪いところがこの道の駅の最大の特徴らしい。 確かに、一番近い高速道路のインターチェンジ(東名高速道路の沼津IC)から、 どんなルートを使っても下道を70キロ以上走る必要がある。 私は伊豆半島の真ん中 […]

日本一深い湾「駿河湾」の絶景と深海グルメ。深海魚の聖地・道の駅「戸田(へだ)」へ(トイレ◎仮眠△休憩○景観○食事○設備◎立地○)

日本列島のほぼ中心、静岡県の中部に位置する「駿河湾」。 伊豆半島南端の石廊崎と西側の御前崎の端と端を線で結んだ海域が湾口になっていて、開口部は約56キロメートル、奥行きは約60キロメートル、表面積は約2300平方キロメートルにおよぶ。湾内はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界「駿河トラフ」に位置していることから、最深部は水深2500メートルにも達し、“日本一深い湾”として知られている。 […]

西伊豆スカイラインの桜、走りながら淡い色で見える富士山。アクセスは道の駅「伊豆月ヶ瀬」から(トイレ◎仮眠△休憩○景観◎食事○設備○立地○)

賑やかな東伊豆に比べ、少し落ち着いた風情のある西伊豆エリア。 蒼く澄んだ海と夕陽が美しい西伊豆の地には、一度は見に行きたい景色が数多くあると言う。 そんな素晴らしい景色が連続して現れるのが西伊豆スカイライン。伊豆市土肥峠から達磨山・伽藍山を通り抜け、戸田峠まで標高800~900メートルの稜線上を走る総延長約10・8キロの山岳観光道路だ。 全長は約10.8km。標高900m前後を走る比較的アップダウ […]