歯舞群島は、納沙布岬から手が届きそうだよ。こらプーチン、貴様はウクライナを攻めている場合ではない、即刻日本の北方領土を返還して違法な日本侵略を詫びよ!

アイヌ語の「ノッ・サム(岬の傍ら)」から地名が付いた納沙布岬(のさっぷみさき)は、北海道根室市の根室半島の先端部、本土の最東端(北緯43度23分、東経145度49分)に位置し、北方領土以外では日本で一番早く朝日と出会える場所として有名だ。 納沙布岬沖の珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうに、ロシアが実効支配している北方領土の歯舞(はぼまい)群島が広がっている。古い灯台が立つ貝殻島まではわずか […]

「霧の摩周湖」を見たかったが、ピーカンで「スッ霧の摩周湖」だった。道の駅「摩周温泉」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備○立地◎) 

北海道の東部、阿寒国立公園にある摩周湖は、ロシアのバイカル湖に続いて世界で2番目に透明度が高いらしい。アイヌ語で「カムイトー」(神の湖)と呼ばれ、周囲約20km、最大水深は212mという深さを誇るカルデラ湖である。 湖の周りは150m~350mものカルデラの壁に囲まれ、注ぎ込む川もないのになぜか水位が変わらないという不思議な湖であり、世界最高レベルの透明な湖面に空の色が映り込んで生まれる深い青色は […]

網走湖、新旧の網走刑務所から網走港へ。港のそばには道の駅「流氷街道網走」(トイレ◎仮眠○✖️休憩○景観○食事○設備○立地◎)

「網走」と言えば、かつてこの映画を観たあと表に出れば肩で風を切っていた単細胞な私などは「網走番外地」そして「健さん」ということになってしまうわけだが。血気も衰えて然るべき「大人の旅人」であることを自覚して(笑)、まずは古くから景勝地として知られている網走湖を訪ねた。 網走湖は、網走市街の南西に位置する周囲43kmの海跡湖である。 東湖畔の中央部から突き出す呼人半島には全長7kmの遊歩道があり、バー […]

宗谷岬の西隣、利尻山と礼文の島影を望むノシャップ岬へ。道の駅「わっかない」から(トイレ◎仮眠✖️休憩△景観△食事○設備○立地○)

ノシャップ岬は稚内の最西端にあって、宗谷海峡に突き出す岬で、ここからは利尻山と礼文の島影を望むことができる。 「ノシャップ」とはアイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」「波の砕ける場所」の二つの意味があるそうだ。 夕日の美しい景勝地としても知られ、条件がそろえば海全体がオレンジ色に染まり、利尻山のシルエットが浮かび上がる絶景となる。 北海道の最北端にある宗谷岬は有名だが、ノシャップ岬は、惜しくも […]

アイヌ人と和人との悲しい歴史「クナシリ・メナシの戦い」に、道の駅「スワン44ねむろ」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

1912(明治45)年5月、納沙布岬に近い珸瑤瑁(ごようまい)の浜で 砂に埋まっている石が発見され、掘ってみると「横死七十一人之墓」と彫られていた。現在、この「横死七十一人の墓」は納沙布岬の傍らに建てられていて、碑の横面には「文化九年歳在壬申四月建之」と刻まれている。 文化九年は西暦1812年、この年の4月に造られたことがわかる。裏には漢文で文章が書かれているが、次のような内容だ。 「寛政元年(1 […]

1972年の「ケンメリ」、そして1973年の「愛国から幸福行き」。ミーハー上等、テレビCM黄金期の扉を開けた2つの「象徴」をハシゴ懐古した。

美瑛は、人口1万人に満たない小さな町であるが、北海道らしい雄大な景色が広がる「丘のまち」として、国内外から多くの観光客を集めている。美瑛は昔からテレビCMの撮影地としても多く使われてきた歴史があり、そのことも観光スポットとしての人気に寄与してきた。 そのひとつが「ケンとメリーの木」と呼ばれる、大きなポプラの木だ。 1972年にモデルチェンジした日産自動車「スカイライン」のCMに、「ケン」と「メリー […]

「北の国から2002遺言」の準主役?「羅臼のトド=唐十郎」に献杯。道の駅「知床・らうす」にて(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事◎設備○立地○)

大好きな役者「唐十郎」さんが亡くなって一年。北の国からファンの私は、彼が23年前の北の国からの最終話「2002 遺言」のみに突如現れて快演した「トド」という男に、完全にやられてしまった。 唐十郎演じる「トド」が初めて五郎(田中邦衛)と出会い、家を建てているシーン、酒を酌み交わしながら、「結」と言う助け合いについて語り合うシーンなど、感銘を受けたシーンは多々あるが、結局。 真に強い男とは、こういう男 […]

ウクライナ侵攻など元ソ連の仲の悪い兄弟喧嘩。宗谷岬に立って、クソロシアに違法に侵攻された北方領土の即刻返還要求を叫ぶ!

江戸時代後期、クソロシアが日本に接触してくることが多くなり幕府は北方への備えを強く意識していたころ、間宮林蔵は幕府の役人として北海道などで測量を行っていた。 1804年にはクソロシア政府の外交使節レザノフが長崎に来航して通商を求めてきたが、鎖国をしていた日本側の反応はつれなく、レザノフは半年間長崎の出島に留め置かれたあげく、求めていた交易も拒絶された。幕府のこの対応に怒ったレザノフは、「通商を実現 […]

「幸福の黄色いハンカチ」の聖地にして「日本一寒い町・陸別」の道の駅「オーロラタウン93りくべつ」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事△設備○立地○) 

日本映画史に残る山田洋次監督の名作「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」が公開されたのは1977年のこと。公開前に撮影は夕張をはじめ道内各地を舞台に急ピッチで行われ、帯広や新得でもロケが行われたが、十勝管内で最もシーンが多いのが「陸別」だった。 映画は,網走刑務所を出所した高倉さん演じる島勇作が,行きずりのカップル(桃井かおり,武田鉄也)と繰り広げるロードムービー。陸別はその中盤に登場し,駅で帯広行 […]

不朽の名作「駅 STATION」の舞台「銭函」から「増毛」へ。「貧乏」なのに「銭函」、「毛無」が「増毛」とはこれいかに?

映画「駅 STATION」公開されたのは1981年。「北の国から」の倉本聰が脚本を担当、そしてメガホンをとったのは降旗康男監督。 翌年社会に出る、まるで世間知らずの学生の私であっても、大いに感動した作品だ。 以後、若造では理解できなかったことの発見が30代、40代、50代と何度も見るたびにあり、67歳で観ると、また違った。 主演の高倉健をはじめ、いしだあゆみ、田中邦衛、根津甚八、阿藤快、寺田農、小 […]

「幸福の黄色いハンカチ」のハッピーエンドを私にも(笑)、道の駅「夕張メロード」から(トイレ✖️仮眠✖️休憩△景観△食事○設備△立地○) 

欽也(武田鉄矢)は、赤い新車で北海道に旅に出ていた。網走の駅前で、一人でふらりと旅に出た朱美(桃井かおり)と知り合う。朱美は列車食堂の売り子で、同僚から誤解を受けて、やけくそになって旅に出たのだった。 朱美は欽也の車に乗せてもらったものの、海岸で不意に欽也からキスを求められて、車から飛び出した。逃げ出した朱美をかばい、鋭い目付で欽也を睨んだ男、それが島勇作(高倉健)であった。欽也は啖呵を切った行き […]

黒板五郎の妻役・いしだあゆみの他界を五郎に伝えに「麓郷の森」へ、道の駅「南ふらの」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事△設備○立地◎) 

北海道を舞台にした映画やドラマは数多くあるが、そのなかでも、絶大な人気を誇った「北の国から」は、富良野市を全国的に有名にした話題作。現在でも私のような「信者」、そこまでいかなくても熱心なファンがたくさんいる、昭和の終盤に日本が暴走していく方向とその行き着く先に警鐘を鳴らした伝説的なドラマだ。そのロケ地には、実際に撮影に使われた家が、いまも大切に保存されている。 でっかい北海道のほぼ中央、国道38号 […]

襟裳の春は本当に何もない春なのか、道の駅「みついし」から確かめに行ってきた(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事△設備△立地○) 

北海道をざっくり“ひし形”として見て、ちょうど下の角にあたるのが襟裳岬だ。 もちろんひし形の左右も上も半島や岬がでこぼこあってきれいな角にはなっていないが、下の角の襟裳岬だけは、ちょうどきれいにとがった形をしている。そして、その“ひし形”を東西に分けるように、ちょうど中央に走っているのが日高山脈である。 つまり、まるで北海道の背骨のような日高山脈を南に下った突端が襟裳岬なのだが、切り立つ山脈は襟裳 […]

敦賀発・苫小牧行きの新日本海フェリーで北海道へ、道の駅「三方五湖」から(トイレ△仮眠○休憩○景観◎食事✖️設備△立地○) 

関西から北海道までの移動手段として、まず頭に浮かぶのは飛行機。 しかし、私のように気ままな車中泊旅を、しばらく北海道に住むような気分でしようと思えば、やはりフェリーということになる。 そんな私の御用達は、新日本海フェリー。 青森と北海道を結ぶフェリー会社はいくつかあるものの、新潟や福井の敦賀を繋げるのは新日本海フェリーのみだ。 新日本海フェリーの歴史は1970年、本州と北海道を連絡する船が飽和状態 […]

地震から1年半経ってなお「手付かず」なのは何故?輪島の「土地隆起」がもたらしたかつてないインフラ破壊の恐怖

能登災害復興ボランティアも2週間目。 場所を和倉温泉、穴水町から輪島に移した初日、私は情けないことに現場で転倒。アスファルトの瓦礫で顔面をしこたま強打した。 能登半島地震は、活断層が上下方向に動いた逆断層型の地震だった。 逆断層型地震とは、断層面を境として両側のブロックが上下方向に動く「縦ずれ断層」の一種である。「縦ずれ断層」のうち、上盤側がずり下がる場合を「正断層」、のし上がる場合を「逆断層」と […]

震災から1年半。「傷深し」と思い知った「和倉温泉」と道の駅「あなみず」での車中泊ボランティア(トイレ○仮眠◎休憩○景観△食事◎設備△立地△) 

和倉温泉と穴水町で微力ながらの車中泊ボランティアを1週間続け、いよいよ明日からは場所を移して輪島だ。 軍手をしていても豆が潰れるほど頑張ったし、酒でも飲むか、穴水町最後の夜は酒場で人と交流しようかと。 (翌日の輪島のボランティアでまさか顔に怪我をするとは思わなかったが) 穴水町には今やほぼなくなった「酒場」だが、かろうじて残っていた小料理屋を1軒見つけた。 のれんが上がっていなかったが戸が空いてい […]

関東地方の中心的な河岸(渡船場=川の港)の名残を見に、道の駅「さかい」へ(トイレ△仮眠△休憩○景観△食事◎設備○立地○) 

2024年11月だったか、アンタッチャブルのザキヤマがゲストと共に「日光東往還」をただひたすら歩いてゴールを目指す旅ロケ番組を観て、私は恥ずかしながら「日光東往還」という道の存在を初めて知った。 徳川家康の廟所が久能山(静岡)から日光東照宮に移され、大名の日光参詣が制度化されたことによって「日光街道」が整備されたことは知っていたが、日光へ通じる街道は他になんと5つもあるとは知らなかった。 その5つ […]

「クレヨンしんちゃん」と「大凧」で大いに盛り上がる道の駅「 庄和」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事◎設備◎立地◎)  

春日部市といえば、「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井義人氏が育った街、しんちゃんファミリーが住む?街として有名だ。そして道の駅「庄和」がある春日部市庄和町は、「大凧の里」である。 毎年5月3日と5月5日に開催され、10万人もの観光客を集める人気イベント「大凧あげ祭り」で盛り上がる。 縦15m、横11m。 畳に換算すると約100畳という巨大な凧を町民約100名がかりで揚げるのだが、大空に舞い上がった […]

「足柄山」といえば「金太郎」ということで、道の駅「金太郎のふるさと」へGo!(トイレ◎仮眠○休憩○景観△食事○設備○立地○)  

「金太郎」と言えば、「足柄山の金太郎」。 そして「金太郎のふるさと」と言えば「南足柄」だ。「金太郎のふるさと・南足柄」の知名度はそれこそ全国区。「童謡・金太郎」、「金太郎飴」、そして「金時山」を知らない人はいないだろう。金時山は、神奈川県足柄下郡箱根町、神奈川県南足柄市、そして静岡県駿東郡小山町の境にあって、一帯は富士箱根伊豆国立公園に指定されている。箱根山カルデラを囲む外輪山列で最も高い山であり […]

家臣の相次ぐ裏切りで武田勝頼が自刃した「天目山」の地、道の駅「 甲斐大和」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観△食事○設備△立地◎) 

天目山の戦いは、1582年(天正10)3月11日に、武田勝頼が織田信長・徳川家康の連合軍に追い詰められ、甲斐国の天目山で自害するに至った合戦である。武田勝頼は、家臣の相次ぐ裏切りの中、わずかな家臣と共に天目山を目指し、その地で最後を迎えた。 1582年、織田信長と徳川家康は、武田勝頼の領国である甲斐国(現在の山梨県)を攻め、滅ぼすことを目指して甲州征伐を開始する。織田軍に追い詰められた武田勝頼は新 […]