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2024年11月

「神戸おとぎの国」からの〜「鷲羽山ハイランド」。20年ぶりに私的遊園聖地の「はしご戸締まり」!!

「人がいなくなった、人が少なくなっていった場所を悼むような職業があったらどうなんだろうとずっと考えていました。舞台挨拶で全国各地をまわったり、自分の田舎に帰ったりすると、かつては賑やかだった街が、過疎化が進み静かになっているのを目の当たりにします。土地を拓くときや家を建てるときには繫栄の願いを込めて地鎮祭など祈りの儀式を行いますが、終わるときはただ寂しく廃れていく。ならば、そんな街や土地を鎮めるた […]

差別の歴史が刻まれた「虫明」へ、「黒井山グリーンパーク」から(トイレ○仮眠○休憩△景観○食事✖️設備✖️立地○) 

岡山県瀬戸内市は全国で唯一、市内の邑久町虫明の長島に位置する2つの国立ハンセン病療養所を擁する基礎自治体です。長島愛生園は1930年(昭和5年)に日本初の国立ハンセン病療養所として、邑久光明園は、大阪市の第3区連合府県立外島保養院を1938年(昭和13年)に虫明の地に再興する形で開設され、今日に至ります。場所が虫明の長島であったのは、写真のように、離島という環境が隔離にもっとも適していると考えられ […]

「鞆の浦」へ。最寄りの道の駅は「アリストぬまくま」(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事◎設備◎立地○) 

我妹子が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人ぞなき 鞆の浦の磯のむろの木見むごとに相見し妹は忘らえめやも 海人小舟帆かも張れると見るまでに鞆の浦廻に波立てり見ゆ ま辛くてまたかへり見む大夫の手に巻き持てる鞆の浦廻を 万葉集には、なんと鞆の浦(とものうら)を詠んだ歌が4首も詠まれています。いずれも旅の途中で詠まれた歌ですが、すでに730年の万葉集に詠まれていることからもこの港町の長い歴史が伺えま […]

てんびんの詩の「五個荘」へ。最寄りの道の駅「あいとうマーガレットステーション」から!(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事◎設備◎立地○) 

滋賀県といえば、琵琶湖。そして、河川や山など豊かな自然を想起する人が多いでしょう。しかし、滋賀県は古くから商人が活躍してきた土地でもあり、滋賀県生まれの商人は「近江商人」と呼ばれ、今も商いの世界で「特別視」される存在です。 令和の時代も営々と続く大企業が生まれたことも「特別視」される理由の一つでしょうし、「平和堂」のしぶとい経営も「特別視」に値します。近江商人が活躍した理由として、「他の土地と行き […]

大好きな「彦根城」へ。最寄りの道の駅「せせらぎの里こうら」から!(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事◎設備○立地○) 

「彦根城」は、国宝に指定された5城のひとつです。1622年(元和8年)に建てられたこの城は、天守閣から琵琶湖を一望でき、城の造形美と高い軍事的機能を併せ持つ名城として名高いのですが、徳川将軍家の威武を示すために豪奢な造りになったとされ、1604年(慶長9年)に着工してから完成までにおよそ20年もの歳月が費やされています。 戦国時代まで近江国(現在の滋賀県)の主要拠点は佐和山城でした。佐和山城は豊臣 […]

道の駅「奥永源寺渓流の里」から「永源寺」、そして「湖東三山」へ!(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備△立地△) 

名神高速道路の八日市ICから国道421号線を通って東に17km、 或いは東海環状自動車道の大安ICから国道421号線を通って西に19km、 滋賀県南東部の旧永源寺町(現東近江市)に道の駅「奥永源寺渓流の里」があります。 本駅までの道中は、どちらのインターからアクセスしても最初の数キロは民家があり、田畑も広がる景色です。ところが、やがて田畑などは一切無くなって、ひたすら山林の中のドライブになります。 […]

お遍路さんの最後の休憩所?道の駅「ながお」のある「前山の里」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観△食事△設備△立地○) 

国の中心地から遠く離れた四国は、古来より様々な修行の場であり続けてきました。讃岐に生を受けた弘法大師・空海もたびたび四国の地で修行され、八十八ヶ所の寺院などを選んで四国八十八ヶ所霊場を開創されました。「遍路」とは、1200年前に空海が修行したその88の霊場を巡礼することで、お遍路する人のことを「お遍路さん」と呼びます。写真は、四国遍路八十八ケ所の最後の札所となる大窪寺に向かう道に設けられているお遍 […]

道の駅「空の夢もみの木パーク」にて。二宮忠八の空への想いに感動!(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備△立地○) 

飛行機の祖、二宮忠八の記念館を併設 高松自動車道の善通寺ICから国道319号線(途中から国道32号線併用区間)を南に12キロ、 香川県西部のまんのう町に本駅「空の夢もみの木パーク」はある。 この国道32号線は、もみの木の群生から「もみの木峠」と名付けられたその峠沿いにある道の駅なので、「空の夢もみの木パーク」と名付けられたそうです。 でも、なぜロマンチックな「空の夢」という言葉が「もみの木」にくっ […]

道の駅「熊野・板谷九兵衛の里」から「丸山千枚田」「赤木城跡」「布引の滝」へ!(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備△立地○) 

お彼岸といえばお墓参りですね。その「お墓参りをすると御利益あり」と伝えられているのが、熊野市紀和町の板屋九郎兵衛の墓と、その妻・お菊の墓です。写真は本物のお墓ではなく「レプリカ?」ですが、本物の九郎兵衛の墓に触ると願いが叶い、これまた本物のお菊の墓に参るとあらゆる勝負ごとに御利益があるとして、根強い信仰を集めています。 伝説によると、道の駅の名前の由来ともなった板屋(玉置)九郎兵衛(くろべえ)さん […]

道の駅「おくとろ」にて、「瀞狭」も「奥瀞」も堪能!(トイレ○仮眠○休憩○景観◎食事○設備○立地◎) 

熊野尾鷲道路(紀勢自動車道)の熊野大泊ICから国道309号線を北に17km、 途中から国道169号線に入ってさらに西へ15km走って、ようやく和歌山県南東部の北山村の道の駅「おくとろ」に到着します。 前半の国道309号線は走りやすい道路ですが、国道169号線に入ると車のすれ違いが困難な1.5車線の狭い道が続きます。 道の駅「おくとろ」があるこの北山村は、日本で唯一の「飛び地」にある村です。飛び地と […]

道の駅「くつき新本陣」のランチバイキングがあまりにすごい!(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事◎設備△立地△)

京都市下京区から福井県若狭町までを結ぶ国道367号線の、ちょうど中間点付近、滋賀県湖西の山中に、道の駅 「くつき新本陣」があります。 正確には、滋賀県北西部の旧朽木村(現高島市朽木)。 近隣に高速道路は走っていません。しかし高規格道路の琵琶湖西縦貫道路の鴨ランプからは県道23号線を通って北西に17kmの距離なので、特段アクセスが不便という場所ではありません。 とはいえ、相当の田舎です。農作物直売所 […]

道の駅「マキノ追坂峠」からメタセコイア並木へ!(トイレ△仮眠△休憩○景観◎食事○設備△立地○)

追坂峠は北陸自動車道の木之本インターから16km走った標高163mの所にあります。途中、琵琶湖からの高低差がまだ80m程度のところで遮るものがなくなり、わずかの間ではありますが奥琵琶湖を見下ろすことができます。 その倍の高さまで登ると道の駅「マキノ追坂峠」があるのですが、この滋賀県高島市の国道161号が超える追坂峠の高台にある道の駅の展望デッキにはぜひ上がりましょう。 ここからは、木々が生い茂る山 […]

カシオワールドオープン観戦は、アンパンマンの道の駅「美良布」からGo!(トイレ○仮眠○休憩◎景観△食事○設備△立地△)

ゴルフのカシオ・ワールドオープン(11月21日〜24日・高知県Kochi黒潮CC=7,350ヤード、パー72)は、43歳の岩田寛選手が通算7勝目を挙げて幕を閉じました。 昔一度回ったことがあったが散々だった思い出がある高知県Kochi黒潮CCでの、男子ゴルフツアー最終戦前の佳境の戦い。私が観戦したのは予選ラウンドの2日目、決勝に進めなければ賞金シードから陥落してしまう選手たちの、生き残りをかけた争 […]

道の駅「スプリングスひよし」は、車中泊じゃもったいない!?(トイレ△仮眠△休憩✖️景観○食事○設備○立地△)

京都府道19号園部平屋線沿いに、日吉ダム建設に伴い1998年にオープンした天然温泉施設「スプリングスひよし」。キャンプ場にバーベキュー広場などを備えた巨大な複合施設で、13年後の2011年10月に道の駅として登録されました。 「スプリングスひよし」は、典型的なデスティネーション型の道の駅。 つまり、どこか別の場所に向かう際の立ち寄り場所、休憩場所、パーキングエリアとしての役割ではなく、ここを最終目 […]

道の駅「湖北みずどりステーション」から琵琶湖に沈む夕日を!(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事○設備△立地◎) 

道の駅「湖北みずどりステーション」は長浜市の湖岸道路沿いにあり、この湖岸道路沿いは琵琶湖の湖面に映える幻想的な夕日を見ることができる絶景スポットとして有名です。湖岸道路は信号が比較的少なく、概ね快適なドライブを楽しめますが、特に長浜市内を走る湖岸道路や豊公園から見える夕日は、「日本の夕陽百選」に選ばれているほど美しい。 では、なぜこのあたりから見る夕日が美しいのでしょうか。 日本最大の淡水湖・琵琶 […]

「姉川の戦い」があった場所、道の駅「浅井三姉妹の里」へ(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事○設備◎立地○) 

戦国時代。武勇に優れた武将達が天下を目指し、大半が夢破れて散っていった、日本史の中でも激動の時代の一つです。 名将の伝説は数多いですが、その一方で家族を戦場へ送り出す女性達にもドラマがありました。「浅井三姉妹」(あざいさんしまい)と呼ばれる3人の女性達は、戦国時代に生きた女性達のなかでも際立って語り継がれてきた存在です。 「浅井三姉妹」とは、戦国武将・浅井長政と、その正室「市」の間に生まれた3人の […]

懐かしの「比叡山」へ。道の駅「妹子の里」から25年ぶりに向かった(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事○設備◎立地○) 

この写真は、ちょうど25年前(1999年)の秋、父母を誘って、比叡山に家族で紅葉狩りに出かけたときの一枚です。 このとき、鐘をついている私の親父はまだ60代(69歳)で、親父のことを見上げている娘は2歳。そして私は働き盛りの41歳でした。 一言で25年間と言っても、それはそれはいろいろなことがありました。娘は成長して大人になり、今や東京で社会人生活。人生のピークへとまっしぐらです。逆に親父は老い、 […]

道の駅「十津川郷」から「十津川温泉」へ!(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備△立地△) 

日本で最も広い村は北方領土にあります。それは、択捉島の留別村。終戦当時は択捉島で最も大きな集落で2,258人の日本人が住んでいましたが、現在は誰も住んでいません。このことに関して、私は12年前北海道庁に乗り込んで奪還に向けてハッパをかけましたが、所詮北海道庁ではどうにもならない問題。しかし日本は、クソロシアの不法占拠からなんとしても北方領土を奪還せねばなりません。 第二次世界大戦のどさくさに紛れた […]

道の駅「吉野路 大塔」から「谷瀬の吊り橋」へ!(トイレ△仮眠○休憩○景観◎食事△設備△立地△)

みなさんは、星を見るのはお好きでしょうか?私は東経135度、日本標準時の「子午線のまち」明石で少年期を過ごしたからか、一時プラネタリウムがある天文科学館に通って熱心に星の勉強をしていたことがあります。もう60年も前のことですが(笑) 京奈和自動車の五條ICから国道168号線を南に24キロ、 奈良県南西部の旧大塔村(現五條市大塔町)に「吉野路 大塔」という道の駅があります。 紀伊山地の北部にある大塔 […]

秋の吉野山へ。道の駅「吉野路大淀iセンター」からGo!(トイレ○仮眠△休憩◎景観△食事○設備○立地△) 

奈良県の大峰連山の北端から南へ約8キロメートル続く尾根一帯。そこが吉野山と呼ばれています。 吉野山といえば、多くの方が連想するのは「桜」でしょう。その吉野山、紅葉が綺麗だとか、紅葉の名所だとか、少なくとも私は聞いたことがありません。しかし、桜の名所は秋の紅葉も絶景なのだと言う人もいます。 春には3万本という桁外れの桜の木が満開となるが、秋にはその葉が「紅葉」するのです。つまり、吉野山の紅葉は、概ね […]