羊蹄山頂上から麓の様子をチェックのち「まっかり温泉」へ。道の駅「真狩フラワーセンター」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)

不法開発が問題となっている倶知安町は羊蹄山の北の麓だが、羊蹄山を挟んで反対側(南側)は真狩村だ。

受付/7:50、登山安全祈願祭/8:00、参加費無料、事前申し込みの必要なしということで、私は真狩村に登山口を持つ羊蹄山登山コースの山開きイベントに向かった。真狩コースの山開きは毎年6月第3日曜日となっている。

この日、運よく「羊蹄山南コブ山登山会」のシーズン始めの登山会が実施され、私は思い切ってこれに参加したのだった。

羊蹄山の登山コースは真狩コース、比羅夫コース、京極コース、喜茂別コースの4つがあり、このうち真狩村登山コースは4つのコースの中でも比較的勾配が緩く、緩いだけに距離は長いがそれでも普通に歩いて4~5時間で登頂できるので、初心者にもおすすめであることも知っていた。

長く登山はしていなかったが、一応昔はヨーロッパアルプスのオートルートにスキーで挑戦したこともあるし、トライアスロンやフルマラソンで完走した実績はある。その後、デブってしまい心筋梗塞であの世に行きかけた身だが、その病気もやっつけて?の挑戦になる。
車にはルーフキャリアに常に登山の必需品を完璧に積んでいるので、その気になればいつでも、という心構えもできていた。

頂上へ、そしてなんとか下山

やはり途中で腰が痛み出し、7号目あたりでは心が折れかけたが、「登山会」の皆様に助けられ、根性出して、なんとか完登。そして無事下山。

ゆっくりのペースで76キロまでは減量していたことで、ことなきを得た。

最高な予感しかない☺️
おっ!青空か
7号目トンネル。4カラ7が長きこと
ウツギね
これもウツギ?
サクラチル
向こうは真っ白なお鉢
ドラゴーーン🐉

登頂の目的であった「麓の開発状況の確認」もできた。

やはり農業振興以外のこれ以上の開発は厳に慎むべきと思ったし、

不法な開発などは言語道断。

断固阻止すべき。

強く感じた次第である。

道の駅「真狩フラワーセンター」

平成9年、花きの生産振興、花をテーマとした観光拠点とすることを目的にオープンした「真狩フラワーセンター」は、平成18年4月28日に道の駅となった。

そして令和4年4月27日、真狩村初の100円ショップコーナーを新設し、リニューアルオープンしている。

北海道を回っていて感じていたのは、コンビニといえば「セイコーマート」。超大手がこの牙城を崩せていないということが一つ。

そして北海道に約1100店舗を展開するこのセイコーマートでもなかなか見つからない自然が多く、食事に困ることもあったので、未開の地もまだまだあるということが二つ目。
ここに来て初めて気がついたのが三つ目だが、そういえば100円ショップなどはここに来るまで見当たらなかったなあと。

これはもちろん、街中を目的地とすることがほぼなかったからなのだが(笑)。
道の駅は、ニセコ町と留寿都村を結ぶ道道岩内洞爺線の中間に位置し、北に羊蹄山を望み、約4万㎡の敷地内に、センターハウス、ガラスハウス、トイレ棟の施設と、花に囲まれた癒しの空間を提供。レンタサイクルもある。

駐車場、トイレ、休憩環境について

駐車場からは羊蹄山が間近に見える。

トイレは、立派なトイレ棟。

オストメイトを完備した24時間使用可能な清潔なトイレだ。
トイレ棟の前には羊蹄山を望む広場が整備されている。

休憩環境としては、屋内外ともに申し分ない。

レストランもある。

メンチカツやゆりねコロッケなどが名物だ。

農産物直売

花にこだわり、鉢花や園芸資材の販売に加えて、四季折々に、アスパラ、食用ゆり根、じゃがいもなどの自慢の農産物を販売している。

花の販売コーナー(ガラスハウス)

ガラスハウスでは四季折々の鉢花や園芸資材を販売。
5~6月は特に、種類豊富な花壇苗や野菜苗の販売が盛んだ。
色とりどりの花々が並び、見るだけでも癒される空間となっている。

売店、100円ショップコーナー

売店との境目が私にはわからなかったが、真狩村初の100円ショップコーナーがあるそうだ。

まっかり温泉でもっこり

羊蹄山を眺める絶景の露天風呂が人気の、日帰り温泉施設がある。

もっこり、もとい、まったり、もとい、「まっかり温泉」だ。

「まっかり温泉」には年間10万人と、程よい人数が訪れるが、露天風呂から見える羊蹄山の山容は素晴らしく、そういう意味では穴場と言って差し支えないだろう。

お湯には動脈硬化症に効能があるそうで、私にピッタリ。
営業時間は10:30~21:00で、月曜日が休みだ。大人は500円で入湯できる。

自慢の湯は、泉質、温度の違う2本の泉源をブレンドしたもの。

無謀ともいえた羊蹄山登山でボロボロになった下半身を、このまっかり温泉でゆったり癒し、まったり、ほっこりと。嗚呼、気持ちよし。
ここで一句。

「まっかりは、気持ち良すぎて、もっこりと」
お粗末w