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岡山県

銃で撃たれた狸が傷を癒した?あわくら温泉の「湯~とぴあ黄金泉」へ。道の駅「あわくらんど」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)

「湯~とぴあ 黄金泉」は、鳥取県との県境、岡山県西粟倉村に位置する中国地方有数のラジウム含有量を誇る天然温泉。 あわくら温泉「湯~とぴあ黄金泉」は西粟倉村の公共温泉で、日帰り入浴での利用ができる。 近くの道の駅「あわくらんど」で買い物をして割引券がもらえたので利用させてもらったのだが、大人800円の入館料が200円値引きされて600円。ラッキー!道の駅からいったん国道に出て少しだけ北に上がり、左折 […]

大きく「美」の字を発光する「三星山」の頂上付近が気になって。道の駅「彩菜茶屋」から(トイレ◎仮眠○休憩○景観△食事○設備○立地○)

かつて美作のゴルフ場に熱心に通っていたことがあって、帰りが遅くなった夜間に、梶並川と滝川の合流点の西側の三星山に「美」という文字が点灯していたことを覚えていて。 おそらく京都の「五山送り火」とか、神戸の「市章」や「錨」を真似てのことだろうが。 岡山県北東部の美作市が、遠くから「美」の字に見えるように点灯させてアピールしているつもりなのだろうが、言っちゃ悪いがこれが悲しいぐらいしょぼい。しょぼ過ぎて […]

廃城令で壊されなければ姫路城に勝るとも劣らない美しさが残ったはずの津山城へ。道の駅「久米の里」から(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備○立地◎)

初代藩主・森忠政が江戸時代の始めに13年の歳月をかけて築いた津山城は、立派な城郭と石垣、70以上の櫓、そして当時最新式だった5層5階の天守を特徴とし、姫路城にも劣らぬ白亜の城と評された。 しかし明治時代に廃城令によって取り壊され、現在の津山城は築城400年を記念して復元された備中櫓以外に建物はなく、在りし日の姿は想像のするのみとなっている。 冒頭の写真は、想像の産物「ガンダム」を実際につくった方が […]

明治生まれの超レトロな駅舎「建部駅」からの「八幡温泉郷」。道の駅「くめなん」から(トイレ◎仮眠△休憩○景観○食事○設備○立地△)

かつて備前国と美作国の国境を流れる旭川を舟で渡した「八幡の渡し」。そこからすぐ下流、昭和で時間が泊まったようなJR「建部駅」との間、旭川の清流のほとりに八幡温泉郷「たけべ八幡温泉」がある。 温泉に行く前に、まず、「建部駅」である。 中国鉄道(現在のJR津山線)岡山ー津山間が開通したのは明治31年(1898)のこと。以来、県北と県南を結ぶ鉄道として120年以上の長きにわたって重要な役割を果たしてきた […]

吉備津彦命に退治された百済の王子:温羅(うら)が住んでいた「温羅伝説」の地へ。道の駅「かよう」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)

岡山県総社市。 総社平野の北にそびえる標高約400mの鬼城山山頂付近に、謎の?古代山城「鬼ノ城」がある。 鬼ノ城は、『日本書紀』など古代の正規の歴史書にその名がみられないことから築造時期が不明な謎の城だったが、発掘調査成果から7世紀後半に造られた可能性が高くなっている。 後世の文献である鬼ノ城縁起などによると。 「異国の鬼神が吉備国にやって来た。彼は百済の王子で名を温羅(うら)という。彼はやがて備 […]

「奥津渓で納涼!」のあと、これ以上美肌になっても困るんだけど「奥津温泉」に入ってから道の駅へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)

岡山県屈指の名勝「奥津渓」は、奥津温泉の下流3kmに渡って流れる吉井川沿いの渓谷。 吉井川の源流と花崗岩が数十万年の歳月をかけて自然が形造った臼渕の甌穴群は「東洋一の甌穴」ともいわれる。もともと奥津渓一帯は、アクセス等が悪く、一般の人々が知らない場所でしたが、大正3年に陰陽連絡道(現在の国道179号線)が開通。その景観が一躍観光地として脚光を浴び、昭和7年に文部省より「名勝地奥津渓」に指定された。 […]

「円城寺」から「呪いの社」、そして「桃太郎伝説」で冷泉となった「鷺の巣温泉」へ。道の駅「かもがわ円城」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)

岡山県の、旧御津郡加茂川町の中心「下加茂」から北へ約3.5km。標高350mの山間部に、岡山県で7番目に「ふるさと村」に指定された「円城」という集落がある。円城という地名は、この集落の中心であった円城寺に由来するのだが、その円城寺はこの集落から約4km東にそびえる本宮山の山頂に奈良時代に開基された「正法寺」に始まっていて、鎌倉時代の大火で焼失。その翌年に現在の地に移転して再建され、名を円城寺と改称 […]

「森林浴」と「温泉浴」が同時に楽しめる温泉施設「森の泉」がある道の駅「ふぉレスト君田」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)

♪森とんかつ、泉にんにく、か〜こんにゃく、まれ天ぷら♪ これを何の抵抗もなく口ずさめる人は、間違いなく「還暦オーバー」、いや「アラ古希」なんなら「喜寿」「傘寿」あたりの世代かと思う。ジャッキー吉川とブルーコメッツの名曲「ブルーシャトー」の出だしで、「森と泉」うたわれた?温泉施設が1年ちょっと前の2024年8月1日に復活したと聞いたので行ってきた。 「君田温泉 森の泉」は、昭和63年(1888年)の […]

夏はホラーで涼しく過ごす。「八つ墓村」のロケ地巡りは道の駅「醍醐の里」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)

時は戦国時代。 尼子一族の八人の落武者が、山あいの或る村に流れ着いた。 懸けられた恩賞金に目がくらんだ村人たちは、八人を惨殺。その後、村では、奇怪な事件が頻発する様になり、村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。 400年後。 東京で働いていた寺田辰弥は、ひょんなことから妖艶な未亡人・森美也子に導かれて自分のルーツがあるという旧家・田治見家を訪ねる。 長らく縁が途絶えていた辰弥が田治見家に戻ってき […]

「日本一の石の鳥居」より「郷原漆器」のほうが圧倒的に価値あり。道の駅「風の家」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地○)

郷原宿(真庭市蒜山西茅部)は、美作・伯耆両国を結び、大山参詣や牛馬市へ向かう人々が盛んに行き交った「大山みちの宿場町であり、戦前まで盛んに作られていた「郷原漆器」の産地集落だった。郷原漆器は主に栗の木を使い、輪切りにした生木をろくろで挽く独特な製法で椀や皿を作る実用的な製品で、その始まりは明徳4年(1393)など諸説があるが、少なくとも江戸時代には漆器の産地として広く知られるようになっており、地元 […]

「誰が毛無山やねん?」と、気になっていた毛無山、新庄神社から、道の駅「がいせん桜 新庄宿」へ(トイレ◎仮眠△休憩◎景観◎食事◎設備○立地○)

中国地方の山は、大山だけじゃない。大山隠岐国立公園には、主峰大山に隠れて幾つかの名山がある。 岡山県の県北、岡山県では唯一の村、真庭郡新庄村にあり、鳥取、岡山県境線に大山と対峙して位置する毛無山、その名も「けなしがせん」もその一つ。標高は1,218mある。 毛無し、もとい心なしか、頭頂部を雲で恥ずかしげに隠しているように見えるのも、私の自意識過剰かもしれない。しかし私の頭がこの山の名前そのものなの […]

湯原温泉〜塩釜の冷泉〜蒜山大山スカイライン〜蒜山高原から道の駅「蒜山高原」へ(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事△設備△立地○)

8月に入った。 とにかく暑い、クソ暑い。旅は岡山に入っているが、涼しいところといえば、蒜山三座(上蒜山・中蒜山・下蒜山)の裾野に広がる高原リゾート、岡山県真庭市の「蒜山高原」(ひるぜんこうげん)ぐらいだろうか。「西の軽井沢」とも言われる蒜山高原は、関西から近い避暑地として知られる。 しかし、本当にそんなに涼しいのだろうか?大阪と蒜山高原の8月の気温の違いを、平年値・1991~2020年の平均値で比 […]

道の駅「笠岡ベイファーム」で、郷土の国への貢献と犠牲とを考える(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事○設備△立地✖️)

笠岡の南東に位置する神島(こうのしま)は、笠岡港を台風の暴風から防ぎ、本土との幅100mほどの神島水道(神島瀬戸)は、船舶の東への近道でした。現在は、笠岡湾の干拓によって陸続きになり、神島瀬戸には橋が架けられて、離島ではなくなっています。 古事記には神武天皇が東征の際、吉備の国の高島宮に8年間滞在したと記述があり、この高島宮が神島の東沖の高島であるとの言い伝えが残っており、神島の西海岸に神武天皇が […]

道の駅「みやま公園」経由で「王子が岳」からの瀬戸内絶景へ(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事◎設備○立地○)

玉野市は、岡山県の南端に位置し、瀬戸内海の美しい自然に恵まれた風光明美で温暖な気候の港町です。市の海岸部中央にある宇野港は、かつては瀬戸大橋の開通まで四国の高松を結ぶ「宇高連絡船」の発着地でもあり、東京までを結ぶブルートレイン瀬戸の発着点でもありましたが、現在も四国の高松や瀬戸内海の島々(直島・豊島・小豆島)への航路がある「瀬戸内のターミナル」としての役割は変わりません。 玉野市は、瀬戸内海に面す […]

道の駅「一本松展望園」から、日の出&小豆島を背景にした多島美を!(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事○設備○立地◎) 

備前市蕃山ICから岡山市君津ICまで瀬戸内海沿いを繋ぐ全長32kmの岡山ブルーライン。 私はまだ世が明ける前に東方面からこの道の入り口である備前市の蕃山ICに入り、瀬戸内市にある道の駅「一本松展望園」を目指していたところ、すぐに現れたのが写真の景色です。 この景色が見えたのは片上地区。備前市側から岡山ブルーラインを走行していくと、片上大橋があり、ここを渡ると瀬戸内市です。その片上大橋を渡ろうとして […]

マーケティング不在、責任不在の道の駅「山陽道やかげ宿」に物申す!!(トイレ✖️仮眠✖️休憩△景観△食事✖️設備△立地△) 

物産品の販売はなく、飲食店もない。 駐車場はあるが、すぐ出ていってくださいねと言わんばかりのレイアウト。トイレは綺麗だし用を足しながら目の前のアートを観れるが、館内にあるので24時間は使えないと。 そんな新しい?画期的な?道の駅が、江戸時代に宿場町として栄えた矢掛町(岡山県)にできました。重要文化財の本陣と脇本陣が建つ矢掛商店街と並行する国道486号沿いに県と町が整備したもので、「山陽道やかげ宿」 […]

「神戸おとぎの国」からの〜「鷲羽山ハイランド」。20年ぶりに私的遊園聖地の「はしご戸締まり」!!

「人がいなくなった、人が少なくなっていった場所を悼むような職業があったらどうなんだろうとずっと考えていました。舞台挨拶で全国各地をまわったり、自分の田舎に帰ったりすると、かつては賑やかだった街が、過疎化が進み静かになっているのを目の当たりにします。土地を拓くときや家を建てるときには繫栄の願いを込めて地鎮祭など祈りの儀式を行いますが、終わるときはただ寂しく廃れていく。ならば、そんな街や土地を鎮めるた […]

差別の歴史が刻まれた「虫明」へ、「黒井山グリーンパーク」から(トイレ○仮眠○休憩△景観○食事✖️設備✖️立地○) 

岡山県瀬戸内市は全国で唯一、市内の邑久町虫明の長島に位置する2つの国立ハンセン病療養所を擁する基礎自治体です。長島愛生園は1930年(昭和5年)に日本初の国立ハンセン病療養所として、邑久光明園は、大阪市の第3区連合府県立外島保養院を1938年(昭和13年)に虫明の地に再興する形で開設され、今日に至ります。場所が虫明の長島であったのは、写真のように、離島という環境が隔離にもっとも適していると考えられ […]