人相学にのめり込んで
実に酷い顔である。 私の人生で出会った人間の中で、つまり私が実在人物として知る限り、もっとも不誠実で、もっとも狡猾で、もっとも非人道的な行為を繰り返した人間の顔が、これである。当時まだ30歳代半ばの彼を、記憶に頼って描いたものだが、四十を過ぎないとなかなか顔に人格は出てこない中で、早くも最悪の人格が顔に出まくっている、非常に珍しい事例となった。 人の笑顔を描くのが仕事、笑顔絵師である私は、このよう […]
実に酷い顔である。 私の人生で出会った人間の中で、つまり私が実在人物として知る限り、もっとも不誠実で、もっとも狡猾で、もっとも非人道的な行為を繰り返した人間の顔が、これである。当時まだ30歳代半ばの彼を、記憶に頼って描いたものだが、四十を過ぎないとなかなか顔に人格は出てこない中で、早くも最悪の人格が顔に出まくっている、非常に珍しい事例となった。 人の笑顔を描くのが仕事、笑顔絵師である私は、このよう […]
車中泊で全国各地を旅していると、あたり前だが、各地で人との出会いがあり、縁をいただき、お付き合いが始まって、私としては再訪する大きな動機となる。 昨年も訪れた熊本県の各地でも、能登の各地でも、そういうご縁があるわけだが、今回の熊本地震から1週間、今日などはなんと40度越えで日本で最も暑くなってしまった。私一人の身なら、飛んでいってなんでも手伝うのだが、老老介護の身、このところ両親からあまり離れられ […]
私がリクルートを辞めてから知り合って今がある、ということは後輩と呼んでいいのかどうか自体が心配なわけだが、まあ今も仲良くしていただいている愛すべき人に、阪本くん(写真左)と角井くん(同右)という人がいる。 彼らが中心になって、昨年の秋、「天職」というものを考えるプロジェクトが立ち上がった。 彼らは「天職ch.」というサイトを立ち上げ、多くの人が自らの天職を見つけ、幸せな人生を送っていくその歩みを支 […]
元兵庫県議に対する名誉毀損で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告が、クリスマスイブに、兵庫県警の留置施設から神戸市北区の神戸拘置所に移送されたと知った。 この拘置所は、かつて収容中の被告が凍死したこともあり、神戸市民は知る人ぞ知る?「冬の厳しい寒さ」で知られる施設である。 それを知ってではもちろんないが、放送開始100年の節目の「紅白歌合戦」へのNHKの思いはどこまでも熱く、力の […]
私は淡路島の出身で、昔から海、そして船が、大好きだ。 明石大橋がかかっていなかった子どもの頃から、小さな渡船が結構すれば大きなフェリーで淡路島から明石に渡っていた。 子どもの頃に「たこフェリー」のヘビーユーザーだった私が半世紀後ジジイになったいま、それとは桁違いの大きさと性能、長距離移動が可能な船で私の北海道旅をポートしてくれるのが「新日本海フェリー」だ。 上りも下りも、出航は午前0時前。すぐに個 […]
例えば、今では年間100万人以上が訪れる観光地となった鳥取砂丘は、今から130年前、1896年に陸軍歩兵第四十連隊(鳥取)創設を機に砂丘訓練が始まって以来、終戦まで半世紀にわたって激しい軍事訓練が実施されてきた「軍事演習場」だった。 私の父の兄たち4人は海軍に入隊。フィリピンのミンダナオで戦死したが、私の母の父、私にとっては母方の祖父は、昭和12年、母の誕生直後に陸軍に招集され、陸軍歩兵第四十連隊 […]
ラッセンよ〜り普通〜に〜、温泉が〜好〜き。 そんな私だって、どんな温泉でも、温泉ならいいと言うわけではない。 誰にだって、自分好みの温泉というものがあるだろう。 たとえば私の地元、兵庫県には「有馬温泉」「城崎温泉」という絶対的な存在がある。 どちらもクオリティが非常に高いので、冬はカニもあるので城崎へ、夏場はさっと行き帰りできる有馬温泉へ、みたいな棲み分けをできたらそれに越したことはないのだが、ど […]
7月25日のことだった。 そこは投稿された写真を見るだけで、私だけでなく多くの人が行ったこともないような高級料理店?であることがすぐわかるような場所。 「(リクルートの)中に残って一番出世したよなぁって同期」と、「外に出て一番活躍してるよなぁって同期」と、自分たちが「ペーペーで働いていた頃に取締役だった方」を囲んで一献した、その会食について、そこに参加した4人のうちの一人、この方は何やら新規事業の […]
旅から一旦家に帰り、私の旅の間施設のショートステイに行っていた両親を迎えるために介護体制をあれこれ整えていると、ピンポ〜ンと誰かが来た。「クソ暑い中、食事洗濯に忙しいのに、誰や?」全身汗まみれ、パンツ一丁のまま、応対に出た。よくもそんな格好で人前に出るな〜と呆れられるかもしれないが、忙しいと格好など構っていられない。ドアを開けると、ガタイがよく眼光鋭い一人の男。面識はない。 「警察の、捜査一課の刑 […]
母校愛が、群馬県を旅している途中、私の足を兵庫県北部・豊岡に向かわせた。母校「明石高校」硬式野球部の、夏の甲子園大会兵庫県予選の初戦の応援だ。 高校への「母校愛」はそれほど強いわけだが、実は大学への「愛」はからっきしない。 なぜなら、大学運営当局が無能すぎて、「京都市立芸術大学」の代名詞「京都芸大」の名前を、歴史も中身も乏しい拝金主義私学に乗っ取られるというあり得ないことをやっちゃったから。 そし […]
高野山は、標高800mの山上盆地に117の寺院が密集し、1200年以上信仰の歴史を秘めた山上の宗教都市。峻険な山嶺と深遠なる樹叢とが一体となった荘厳な景観を形成している。 ご存知真言密教の根本道場として空海が弘仁7年(816)に創建した「金剛峯寺」はその中心を成し、創建以来、現在まで連綿として継承されてきた特殊な伽藍配置を伝える山岳寺院だ。伽藍地区、奥院地区、大門地区、金剛三昧院地区、徳川家霊台地 […]
私は、全国を車で旅しているが、「仮眠の数珠繋ぎ」で、宿泊料はかからない。道の駅は、ガッツリと車中泊するのはNGの場合も多いが、3時間程度の仮眠なら、道の駅の設置目的がドライバーの休憩にある以上、問題ない。67歳の私は、だいたい3時間毎にトイレで目が覚めるから、一つの道の駅での仮眠は3時間と決めている。 これは一日3時間しか寝ないと言うことではなく、一つの道の駅で3時間、そこから別の道の駅に移動して […]
いま季節は、一年に一度決まって訪れる春爛漫だ。 一方、人生の「春」というものは、人それぞれの人生、長さもその様相も皆それぞれ違うものだろう。 「ひな鳥は最初に見た大人の鳥を親だと思う」 これは、「刷り込み」と呼ばれる動物行動学の事象で、実際に確認されていてよく言われることであるが、人間にもこれと似たようなことが起こる。 もちろん赤ん坊の場合は目が見える頃には本当の親が面倒を見ていることが多いため、 […]
本日3月14日、参議院予算委員会で、共産党の吉良よし子氏が、大学の入学金と学費値上げについて懸命に質問していた。声を張り上げ一生懸命なのはいいのだが、大変勉強不足で、現在の入学金金額の高い安いなど、極めて表層的な事象に囚われた残念な時間だった。 この国の教育にとんでもなく金がかかるようになったのはなぜか、そこのところをもっと勉強しなければ話にならない。まさか吉良さん、あなたの共産党の大先輩・蜷川虎 […]
3月12日午前10時、緊急役員会が始まった。何が話し合われるか、何も聞かなくても私にはわかっていた。 「代表」と呼ばれるこの会社の二代目ボンボン社長と、判で押したようなイエスマン役員8人と社外役員の私で構成される役員会は、いつも「代表」の独演会でしかなかった。会議は全て私が想像していた通り過ぎて終始笑いを堪えるのに必死だったが、代表は一言一句、私があらかじめ原稿を書いてそれを読ませたかのように、こ […]
2011年3月11日、京都リサーチパークのイベントホール。 私は、そこで開催されたクライアントのイベントに「義理でただ参加する」という、苦痛でしかないその日の「ブルシットジョブ」を午前中で終え、さっさと事務所に帰りたかった。 誰とも視線を合わさないようにしていたが、運悪くもっともクソどうでも良いブルシット役員Nに呼び止められた。「一緒に本社まで帰りましょうよ。」その会社の本社は、京都のオフィス街、 […]
「あんたとこ、何キロ炊いたん?」 私が20年間住んだ神戸の垂水区では、これが3月の挨拶だった。この挨拶の、何キロというのは、家で炊く「イカナゴのくぎ煮」のキロ数のこと。この辺りでは、3月の初旬になると、各家庭で1年分の「保存食」として、イカナゴを炊くのだ。 「イカナゴのくぎ煮」とは、生のイカナゴの稚魚を醤油、砂糖、ショウガなどで甘辛く煮た佃煮で、瀬戸内海沿岸地域で古くから作られている郷土料理である […]