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2025年3月

連載第1話 「神戸からイカナゴの釘煮が消えた日」 四葉のクローバーを探して・第一章<ブルシットジョブと引き換えに失ったものと得たもの>

「あんたとこ、何キロ炊いたん?」 私が20年間住んだ神戸の垂水区では、これが3月の挨拶だった。この挨拶の、何キロというのは、家で炊く「イカナゴのくぎ煮」のキロ数のこと。この辺りでは、3月の初旬になると、各家庭で1年分の「保存食」として、イカナゴを炊くのだ。 「イカナゴのくぎ煮」とは、生のイカナゴの稚魚を醤油、砂糖、ショウガなどで甘辛く煮た佃煮で、瀬戸内海沿岸地域で古くから作られている郷土料理である […]

「俺のせい」だけは、勘弁してや! 〜後期高齢者にインフル、コロナはやっぱり危ない〜

ほぼ毎日書いていたブログを5日間も更新しなかったのには訳がありました。 父と母が、おそらく私が外から持ち込んだインフルエンザウイルスに感染し(私は軽く発症)、床に伏せってしまい、特に親父は一時非常に危ない状態になってしまったのでした。 せっかく「介護」してるのに、インフルのウイルスをプレゼントしたばかりに死んでしまった、それだけは堪忍してくれと、神に祈りましたよ。しかしさすが親父、先ほど「飯を食い […]