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愛知県

開通することなく終わった「幻の鉄道」の遺構を使った道の駅「天龍相津 花桃の里」へ(トイレ○仮眠△休憩△景観○食事○設備△立地△) 

鉄道が廃止されたのちに、線路を剝がされた路盤や用途を失った橋脚、トンネル、駅などが遺構となって残っている例は、全国各地でみられる。こうした“廃線跡”ではなく、開業が計画され途中まで実際に建設工事が行われたが完成に至らず、その実現に至らなかった鉄道すなわち“未成線”において、一度も使われることがなかった鉄道の構造物が遺構となって残っている例がある。 その一つが、二俣線の遠江二俣駅(現在の天竜浜名湖線 […]

「熊」と書いて「くんま」と呼ぶ、ローカル度日本一?「道の駅「くんま水車の里」へ(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事◎設備△立地△)

浜松市天竜区の北西部に、「熊」と書いて「くんま」と読む地区がある。そして、そこに「回る水車も止まる」ほど静かで、「時間も止まっている」かのような古い道の駅があるという。 「くんま水車の里」だ。店内で接客を担当しているのは、地元・熊地区のかあさんたち。その接客の温かさや雰囲気等から、2022年9月に「所JAPANローカルな道の駅グランプリ」で見事?優勝した道の駅が、「くんま水車の里」である。 だいた […]

内藤昌秀が晩年に守っていた箕輪城から彼が散った長篠へ。道の駅「もっくる新城」で仮眠(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事◎設備○立地○)

内藤昌秀は、戦国時代の武田家臣団において「不死身の鬼美濃」こと馬場晴信とともに「武田四天王」と称される。 彼は4度にわたる川中島の激戦を潜り抜け、信玄亡き後は勝頼を支え、最期は長篠の戦いで散った「忠義の武将」としてその名を後世に残した。 昌秀は信玄の代表的な戦には全て参加し、常に武功を立てていたが、信玄からは一度として感状をもらうことがなかった。このことについて信玄は、「修理亮ほどの弓取りともなれ […]

グルメを極めた愛知県最大級の道の駅「とよはし」から、三河国の「一宮」と「総社」へ(トイレ○仮眠△休憩△景観△食事◎設備◎立地○)

一宮 (いちのみや、一之宮)とは、今の都道府県規模の、昔の地域区分旧国の地域内で最も格式が高いとされる神社である。 醜い争いは侵略戦争だけでたくさん。あまり見たくはないが、神社の社格を示す格式を「我こそは一番」と互いに譲らず、旧国地域内に複数の一宮がある場合もままあるようだ。 また、総社 (そうじゃ)とされる神社がある。 こちらは、旧国地域内の主要神社の神々を全て集めて祀る神社 […]

幻のトマトと言われる名倉高原の「ルネッサンストマト」を求めて、道の駅「アグリステーションなぐら」へ(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事◎設備△立地△)

「ルネッサ〜ンス!」といえば、15年ほど前だったかテレビでよく見かけた髭男爵のギャグでしょ?お笑い好きの人はそうおっしゃるかもしれないが、本来は古期のフランス語で「再び生まれること」を意味する。そんなん知っとるわ、というご仁。もし、「ルネッサンストマト」という、キュートなハート型が特徴の「ルネッサンストマト」というすごいトマトがあって、その「誕生の地」が三河名倉高原であることを知っていたら、おそら […]

大地震時の避難経路を確認しつつ、赤羽漁港のある道の駅「あかばねロコステーション」へ(トイレ○仮眠△休憩△景観○食事○設備△立地△) 

赤羽根漁港は、渥美半島中央部の太平洋に面した田原海岸の中にある。 この地の沖合は昔から良好な漁場であるが、太平洋の荒波をまともに受ける厳しい自然条件にあることから漁船の遭難事故が相次ぎ、避難港建設の要望が高まったため、昭和27年11月11日に県内唯一の第4種漁港に指定された。 それ以降、赤羽根漁港は、「漁港整備長期計画」による工事が何度も行われてきたが、現在急ピッチで行われているのは整備のための工 […]

大久保彦左衛門が生まれ育った場所にできた藤川宿、現在の道の駅「藤川の宿」へ(トイレ△仮眠△休憩△景観△食事○設備△立地◎) 

東海道「藤川宿」は、慶長 6年(1601)、東海道五十三次品川から数えて 37 番目の宿場町として誕生した。 この地で生まれた大久保忠教、通称・彦左衛門は徳川3代に仕えた「天下のご意見番」として、講談などにしばしば登場する人物であるが、80歳まで生きた彼は、自らの故郷に藤川宿ができ、繁栄する様をしっかり見届けている。しかしまた、戦乱期と江戸時代の天下泰平にわたって生きたゆえ、彼の人生は、目まぐるし […]

なんと16種類もの湯が楽しめる天然温泉が評判の、道の駅「どんぐりの里いなぶ」へ(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地△)

愛知県を旅しているが、温泉は旅の楽しみの一つ、日々欠かせない。この県の温泉をあまり知らないので、「併設している天然温泉が人気の愛知県にある道の駅」をググったところ、道の駅「どんぐりの里いなぶ」に隣接する天然温泉「どんぐりの湯」がヒットして、ここの評価がとても高かったので行ってみた。 場所は、愛知県北東部の旧稲武(いなぶ)町(現豊田市)。 愛知県は名古屋市など有名な都市があるからだろう都会というイメ […]

道の駅「豊根グリーンポート宮嶋(とよねグリーンポートみやじま)」で目の当たりにした「豊根村政の無能」(トイレ△仮眠△休憩○景観△食事△設備△立地△)

道の駅は、車中泊の旅を続ける「渡り鳥」にとって「止まり木」である。 羽を休めるための場所として、本当に貴重なものだ。 だから、頑張って営業されている道の駅の運営スタッフを見るにつけ、いつも感謝の気持ちをお伝えしつつ、旅を続けさせていただいている。 しかし、たまに。 この道の駅ってどうなんだろう?と思うことも正直ある。 需要と供給のバランスがすっかり崩れ、長年赤字が続いている施設。 従業員が活力もホ […]

徳川家康ゆかりの「鳳来寺」「鳳来山東照宮」がある「鳳来寺山」から、道の駅「したら」へ(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地△) 

鳳来寺山は、今から1500万年以前の大昔、火山活動により誕生した。流紋岩などから成る極めて変化に富んだ岩山に桐・杉の大木が生い茂る神秘的な山で、スタジオジブリの映画「もののけ姫」では、この森の中で収録された音が使われている。 古来奥三河の山岳修験道の霊山として信仰され、勝岳山、桐生山、霧生山、煙巌山とも呼ばれてきたが、現在では鳳来寺山という呼ばれ方が定着しているようだ。 標高は695m。 山全体が […]

多才という言葉がピッタリ。渡辺崋山の生と死の地へ、道の駅「田原めっくんはうす」から(トイレ◎仮眠△休憩○景観△食事○設備○立地○) 

渡辺崋山は、寛政5年(1793)9月16日、江戸半蔵門外、田原藩上屋敷裏門脇の長屋で生まれた。 当時、父は留守居添役仮取次で15人扶持の給料をもらっていたが、財政難の田原藩は家臣の減給を行っており、渡辺家は11名も家族がいて特に貧しく、幼い弟妹たちを奉公に出さなければならなかったため崋山は貧しさを救うために絵を描く内職をしながら学問に励んだ。 12才の崋山は、「日本橋の暴辱」から志を立て、徂徠学派 […]

長篠の戦いがあった場所、そして家康ゆかりの満光寺へ。道の駅「鳳来三河三石」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観△食事△設備△立地○) 

巨匠黒澤明による1980年に公開された映画『影武者』をご覧になったことはあるだろうか。 そのクライマックスで描かれたシーンが、天正3(1575)年に行われた「長篠の戦い」だ。 果てしない荒野を土煙とともに敵陣へ疾走する武田騎馬隊の荘厳な姿は、まさに黒澤映画の真骨頂。現代ではしばしば用いられるCG技術に頼らず、膨大な数のエキストラを動員して構成された迫力の実写映像は、まさに圧巻だ。 長篠の戦いは、こ […]

37年前の大切な思い出が詰まった伊良湖へ、道の駅「伊良湖クリスタルポルト」から(トイレ△仮眠△休憩○景観◎食事○設備◎立地◎)

もう37年前のこと。バブル真っ只中で、夜中まで頑張っても次から次に降ってくる仕事を、死ぬ思いで一緒に頑張った仲間たちと一緒に、伊良湖岬に疲れた心身を癒しにきた。太平洋から伊勢湾・三河湾までを一望できる、渥美半島先端の伊良湖岬に、津波が来たらまともにそれを受けてひとたまりもないだろう形のホテルに泊まり、テニスやホテル隣接のゴルフ場で、本当に楽しい時間を過ごした。 夜の宴会後に砂浜で遊んでいたら、メン […]