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第6話<殺人事件の被疑者体験>

「今朝までの数日間、どこで何をしておられましたか?」。私を殺人事件の犯人と疑ってやってきた捜査一課のデカとパンツ一丁で対峙。

旅から一旦家に帰り、私の旅の間施設のショートステイに行っていた両親を迎えるために介護体制をあれこれ整えていると、ピンポ〜ンと誰かが来た。「クソ暑い中、食事洗濯に忙しいのに、誰や?」全身汗まみれ、パンツ一丁のまま、応対に出た。よくもそんな格好で人前に出るな〜と呆れられるかもしれないが、忙しいと格好など構っていられない。ドアを開けると、ガタイがよく眼光鋭い一人の男。面識はない。 「警察の、捜査一課の刑 […]