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長野県

画に狂った暴走老人「葛飾北斎」のパワーに圧倒され、道の駅「オアシスおぶせ」へ(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備◎立地○)  

葛飾北斎(1760~1849年)は、江戸時代後期の絵師にして、その画業がゴッホやセザンヌをも魅了した、日本が世界に誇るアーティストである。 北斎が北信州の小さなまち、小布施町を初めて訪れたのは1842年のこと。当時としては珍しく89歳まで生きた北斎だが、人生80路に入ってからの北信州への初旅だった。 北斎は、小布施町の豪農にして文化人だった髙井鴻山(たかいこうざん/1806~1883年)の居宅を訪 […]

「超」をつけたいほどの穴場、「天然温泉ひまわりの湯」が併設されている道の駅「信州平谷」へ(トイレ△仮眠△休憩○景観○食事○設備◎立地○)

道の駅に「併設」というと、温泉でも何やら格下感を勝手に感じてしまうが、道の駅「信州平谷」の日帰り入浴施設「ひまわりの湯」は、まさに本格派。 旅の楽しみの一つとして温泉めぐりもしている私だが、全国の有名な重曹泉と比較しても全く遜色ない天然温泉だ。 トロトロのお湯は肌をツルツルにする効果があるというナトリウム炭酸水素塩温泉(重曹泉)で、湯量も豊富。この泉質は神経痛、筋肉痛、疲労回復、健康増進などに効用 […]

奇岩断崖の名勝「天龍峡」から、桜を楽しみながら道の駅「信濃路下條」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備○立地○)

名勝「天龍峡」。天竜川の浸食によって造りだされた、南北約2kmにわたる峡谷の美しい景観だ。 とにかく奇岩断崖がすごいが、アカマツやカエデ、サクラなど峡谷を彩る木々、天竜川の流れと川下り舟などが、まさに水墨画のような峡谷美を織りなす。 ここに来て桜を楽しみ始めた早々に、思ったことがある。それは、天龍峡という場所は冠雪が始まる初冬に訪れると、きっと今の桜の季節、あるいは紅葉の季節にも勝る究極の絶景を楽 […]

国内線5本うち神戸方面に2本の直通季節便が出ている「松本空港」から、道の駅「今井 恵みの里」へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事○設備○立地○)

松本空港(信州まつもと空港)は60年も前、1965年7月16日に開港した、長野県が保有・管理する歴史ある地方空港で、日本の空港では最も標高の高い場所(標高657.5m)にあって、「着陸が日本一難しい」ともいわれる。  空港の話などは、極度の高所恐怖症による大の飛行機嫌いの私には無縁なはずだが、私とて現代人の端くれ。 海外に行く時、そしてビジネスでどうしても乗らねばならぬ時は、決死の思いで飛行機に乗 […]

「サイモンとガーファンクル」と「いしだあゆみ」のイメージは「ハーブ」。道の駅「池田」へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事△設備○立地○)

私にとって初めてのギター「YAMAHA」の16,000円也のフォークギターを買ったのは中学2年生の冬だったか。 サイモンとガーファンクルが歌う「スカボローフェア」を何度も聞き、原風景(写真)を妄想しながら、一生懸命「アルペジオ奏法」の習得に取り組んだ日々を思い出す。スカボローフェアは、中世から歌い継がれてきた民謡で、たくさんのバージョンがあるらしい。 サイモンとガーファンクルが歌ったスカボロフェア […]

道の駅「さかきた」から、秘境「差切峡」そして名勝「山清路」へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観△食事○設備△立地○)

松本盆地を南から北に向かって流れる長野県の「犀川(さいがわ)」は、日本一の長さを誇る大河・信濃川の支流である。小さなダムが連続しているためゆったりとして、流れが殆どないようにさえ見える。この水量豊富な川は、昔からニジマス、ブラウントラウト、ヤマメ、イワナなど多くのトラウトたちを育んできた。しかし、その犀川支流の麻績川(おみがわ)は、犀川とは全く異なった表情である。 奇岩と、それを 刻んだ清水の競演 […]

「生坂ダム殺人事件」と「松本サリン事件」に共通する長野県警の闇の源泉が、道の駅「いくさかの郷」から見えた(トイレ○仮眠✖️休憩○景観△食事○設備△立地△)

生坂(いくさか)ダムは、犀川水系5ダムの最上流域、長野県東筑摩郡生坂村にある重力式コンクリートダムである。 45年前の1980年(昭和55年)3月29日、このダムの湖底から、ビニール製のロープで体を縛られた男性の遺体が発見された。 遺体は長野県麻績(おみ)村に住む会社員、小山福来(よしき=当時21歳)のものと判明。彼は数日前に友人の女性と出かけてから女性を残して行方不明になっており、母親から捜索願 […]

幻のそば産地「左右高原」を訪ね、憧れの「そば信」で「3タテ」を喰らい、道の駅「長野市大岡特産センター」へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観△食事○設備△立地○)

今年(2025)のプロ野球セ・リーグのペナントレースは、阪神と巨人が強い。かつて東京ドームでコテンパンにやられていた阪神だが、今年は東京ドームでのカード初戦からなんと巨人を「3タテ」。さらに東京ドームで2勝して5タテとしたが、惜しくも「3タテ」の2セットとはいかなかった。私は大の阪神ファンであるが、大のそば好きでもある。 1988年創業以来『挽きたて』『打ちたて』『茹でたて』の「3タテ」を貫く「そ […]

昭和生まれの「ジンギスカン街道」を走って、道の駅「信州新町」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事◎設備△立地○)

上信越自動車道の長野ICから県道35号線、国道19号線を使って西に18km。 前半の9キロは長野市中心街の都会、トンネルを抜けた後の後半9キロは大自然の中のドライブでメリハリ抜群だ。 そして、走っている国道19号が信州新町地域に入るとそこはもう「ジンギスカン街道」である。というのも、この「ジンギスカン街道」には、地元で育てたサフォーク種のジンギスカンを食べられる専門飲食店が「街道沿い」に6店舗も並 […]

道の駅「 おがわ」を拠点に、日本一美しい村の一つ「小川村」の春を堪能(トイレ◎仮眠◎休憩○景観◎食事△設備○立地○) 

小川村は、長野県の北部、長野市と白馬村のほぼ中間に位置する本当に美しい村である。村そのものも美しいのだが、村内各所から雄大な北アルプス連峰を眺めることができ、その景観は、「日本の里100選」、「信州の自然百選(景観選)」、「信州サンセットポイント百選」にも選ばれている。 「日本で最も美しい村」連合に加盟しているが、私的にはその代表格として「日本一」に推したいほどである。 というのも、小川村の総面積 […]

「自在神社」の桜、「虫倉山」の大パノラマから、イカしたロゴデザインの道の駅「 中条」へ(トイレ◎仮眠○休憩◎景観◎食事◎設備△立地◎)

長野県上田市から千曲市に北上する国道18号線を走っていると、国道18号線を長野に向かって走っていると左側にピラミッドのような形をした山が見えてくる。 それが岩井堂山。地元では麓に自在神社があることで、「自在山」と呼ばれている山である。 町をはさんで流れる千曲川の左岸・村上地区は村上氏発祥の地だが、ここからも自在山はよく見える。 この山は、戦国時代以前には狼煙台として山頂部が使われていた歴史があり、 […]

「まつり街道」こと遠州街道を南下して、道の駅「信州新野千石平」へ(トイレ○仮眠○休憩△景観△食事○設備△立地○) 

2022年11月、阿南町の「和合の念仏踊り」と「新野の盆踊り」が、「風流踊(ふうりゅうおどり)」として「跡部の踊り念仏(佐久市)」とともにユネスコ無形文化遺産に登録された。 新野を縦断する道路は、「遠州街道」と呼ばれていた古来ある道だが、「まつり街道」とも呼ばれるこの街道は、上方文化を反映した独自の祭りが発達した。 祭り文化・伝統芸能の吹き溜まりともいわれるこの新野地区には今でも連綿と続けられてい […]

道の駅「北信州やまのうち」を拠点に、志賀高原での長期滞在候補地「湯田中・渋温泉」「角間温泉」で宿探し(トイレ○仮眠✖️休憩△景観○食事△設備○立地◎) 

15年ぶりにスキー再開を決めてから、以前とは違う楽しみ方として、温泉を楽しみながら長期滞在してスキーを楽しめる場所を探している。 「ゲレンデ以外にオフピステでの山スキーができる」「ゲレンデのそばに露天風呂付きの安い宿があって長く滞在できる」「とにかく空いている」という3条件を全て満たす場所を探しているのだが、なかなか見つからない。昔は今ほど人混みを嫌わなかったので志賀高原には通いまくったが、人気の […]

千本桜の寺「谷厳寺」から「真宝寺」を巡って平和を祈り、道の駅「ふるさと豊田」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地◎) 

信州は中野市にある標高1351mの高社山の麓に、曹洞宗の寺「谷厳寺(こくごんじ)」がある。 谷厳寺は千本桜の寺として有名だ。ソメイヨシノ、コヒガン、しだれ桜など、1000本以上の桜が咲き乱れ、まさに壮観というしかない。 ここを訪れるべき理由もう一つあった。 ここには「憲法9条の碑」が建っているのだ。谷厳寺は戦時中、足立区寺地国民学校の児童43名の疎開を受け入れていた。 食べ物は極端に不足していて、 […]

伊那街道の「飯島陣屋」で代官気分に浸ってから、最寄りの道の駅「田切の里」へ(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○) 

三州街道は特に江戸時代に盛んに利用された信州の伊奈地方を縦断する道で、現在の国道153号線は、ほぼこの道筋をたどっている。 伊奈地方を縦断することから「伊奈街道」の別名があるが、太平洋側の海産物や塩を信州の内陸部まで運んだ事から「塩の道」、あるいは中馬と呼ばれる駄賃馬稼が盛んだったことから「中馬の道」「中馬街道」などと呼ばれてきた。 中馬というのは、農家などの民間の馬を目的地まで形式的に借り上げた […]

かつて何度も来て賑わい過ぎが気に入らなかった「野沢温泉」へ、道の駅「野沢温泉」から(トイレ○仮眠△休憩△景観○食事○設備△立地○) 

2010年シーズン以来15年ぶりにスキー再開を決めた私は、以前とは違う楽しみ方として、毎日温泉を楽しみながらの長期滞在ができる場所を探している。 「ゲレンデ以外にオフピステでの山スキーができる」「ゲレンデのそばに安い露天風呂付きの宿があって長く滞在できる」「空いていること」という条件を全て満たさなければ、私の冬の「居場所」とはなり得ない。 野沢温泉は、最後の「空いている」と言う条件をまったく満たし […]

冬の長期滞在地有力候補「栄村」を発見!道の駅「信越さかえ」にて(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地◎) 

2010年シーズン以来15年ぶりにスキー再開を決めたが、以前とは違う楽しみ方として、毎日温泉を楽しみながらの長期滞在ができる場所を探している。 求めているものは4つ。一つ目は、ゲレンデ意外にオフピステでの山スキーができること。 2つ目はゲレンデのそばに安い宿があって長く滞在できること。 そして3つ目が、露天の天然温泉が近いこと。 最後に4つ目、空いていること。インバウンドなどで人気沸騰のスキー場は […]

人間の切実な苦悩を俳句にして詠んだ小林一茶の故郷を訪ね、道の駅「しなの」へ(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○) 

小林一茶は江戸時代後期の俳人。 松尾芭蕉、与謝蕪村と並んで、江戸時代を代表する三大俳人の一人とされている。一茶が生涯に詠んだ俳句は、現存する数で一茶は2万句以上ある。ちなみに松尾芭蕉は約1千句、与謝蕪村は約3千句だから、圧倒的に多い。一茶の有名な俳句には「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」「名月をとつてくれろと泣子(なくこ)哉(かな)」「雪とけて村一ぱいの子ども哉(かな)」などがある。 小林一茶は […]

春の「白馬」もそれなりだったが、やはり雪が魅力。道の駅「白馬」にてスキーカムバックを決意。(トイレ○仮眠△休憩△景観○食事△設備△立地○) 

二人の子どもがそれぞれそれなりに健全に成長し、つまり家族でのスキー旅行よりも友達との時間を優先するようになった2010年に、私はスキーをやめた。 もうスキーはしないだろうと思っていたので、軽い気持ちで春の「白馬」に出かけた。今この一帯は、“HAKUBA VALLEY”と呼ばれているらしい。 “HAKUBA VALLEY”とは長野県北部の北アルプス山麓に位置する白馬村/ 小谷村/ 大町市の総称で、雄 […]

「春日街道」直線快適ドライブのち「みはらしの湯」からの、最強の道の駅「大芝高原」(トイレ◎仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎) 

伊那市は長野県の南部に位置し、東に3000メートル級の甲斐駒ケ岳、北岳等が連なる南アルプスを、西に木曽駒ケ岳等の中央アルプスに抱かれて肥沃な高原が広がり、市の中央部に天竜川が流れている。 これらの河川に沿って美しい河岸段丘が形成されており、スピード出せるが通行料も取られる中央自動車道から外れて、表情豊かな美しい光景を見ながら一般道を、あくまで安全運転で疾走するのはなかなか楽しいものだ。 とりわけ「 […]