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名所絶景、いい湯、いい食、いい人、道の駅から。

「天スタ」→「ミンミン」→「餃子の王将」→「大阪王将」→「天平」→「群愛飯店」→「赤萬」。餃子食べ比べツアーは2万円也、物価高を痛感w

夢でも見たのだろうか、今日は朝起きると完全に「餃子の口」になっていた。餃子は、私の「最後の晩餐」に決めているほどダントツの大好物で、旅の間も車中泊の就寝前には、テイクアウトの餃子とビールで1日を締めることが多いので、禁断症状ということでもないはずなのだが。でも「餃子の口」になってしまっているので、これはもうどうにもしようがない。たまには電車移動で、心置きなく昼間から堂々と?ビールを飲んで、餃子の数 […]

インバウンド比率70%の奈良駅前「音宵」へ。インバウンド比率ほぼ0%の道の駅「奥河内くろまろの郷」から(トイレ○仮眠✖️休憩△景観△食事△設備△立地△)  

中国・山陰の旅から帰って来た翌日は、奈良へ。近畿圏の道の駅では最も成功していると言われる「しらとりの郷・羽曳野」を経営するJA大阪南が、同じコンセプトとノウハウで二匹目のドジョウをゲットしていると聞いて、道の駅「奥河内くろまろの郷」へ。 そこは間違いなく日本人100%。 参政党が目指す?外国人を排除してごった返す、彼らの目指す「日本のあるべき姿」だった。道の駅を出てから、恩人・蔵野さんの財団で、や […]

出雲湯村温泉元湯「漆仁の湯」〜「光明寺」〜「龍頭が滝」へ。道の駅「おろちの里」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事✖️設備△立地○)  

緑豊かな中国山地に囲まれた斐伊川中流に佇んでいて、静けさの中、相当にひなびた趣がある温泉。と、こうくれば、まさに私ごのみ。ストライクゾーンど真ん中である。「出雲湯村温泉」は、完本として現存する唯一の風土記「出雲国風土記」にも「漆仁(しつに)の川辺の薬湯」として記されている歴史ある温泉地で、その場所はヤマタノオロチ伝説が残る斐伊川の中流。大自然に囲まれた山あいの秘湯として、地元の人々はもちろんのこと […]

程よく鄙びた海潮温泉で一泊。翌日朝から「意宇六社めぐり」をじっくりと。道の駅「さくらの里きすき」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)  

島根県松江市には「意宇六社めぐり」という巡拝コースがある。 意宇と書いて、「おう」と読むのだが、この地方には「国引き神話」というものがあって、これは八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が出雲の国を大きくするために、他の国の土地を引き寄せてつなぎ合わせたという神話だが、出雲国風土記には、この国引きの時に「意恵(おうぇ)」と詔(みことの)りたまひき、故、意宇(おう)と云う」とある。 「国引きを […]

「日本一の石の鳥居」より「郷原漆器」のほうが圧倒的に価値あり。道の駅「風の家」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地○)

郷原宿(真庭市蒜山西茅部)は、美作・伯耆両国を結び、大山参詣や牛馬市へ向かう人々が盛んに行き交った「大山みちの宿場町であり、戦前まで盛んに作られていた「郷原漆器」の産地集落だった。郷原漆器は主に栗の木を使い、輪切りにした生木をろくろで挽く独特な製法で椀や皿を作る実用的な製品で、その始まりは明徳4年(1393)など諸説があるが、少なくとも江戸時代には漆器の産地として広く知られるようになっており、地元 […]

「広島平和記念日」の式典を遠巻きに心で参加した後、道の駅「西条のん太の酒蔵」でシャワーを浴びてから仕事(トイレ◎仮眠○休憩○景観△食事△設備◎立地○) 

今日8月6日は、世界平和を祈る日として、原爆を落とされた広島市が制定した「広島平和記念日」だ。 「平和記念日」とも呼ばれているが、歴史的な悲劇から目を背けず、犠牲者の霊を慰めるとともに、世界平和を啓発するための特別な日である。 原爆が、アメリカによって広島市に投下された日付は、1945(昭和20)年8月6日の8時15分。 だから当然、「広島平和記念日」の式典は毎年、その時刻に黙祷を捧げるため、朝8 […]

アーティスト復帰後、初めて訪れた美術館は「奥出雲鉄の美術館」。道の駅「奥出雲おろちループ」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地○)

奥出雲といえば、古来からの鉄づくり「たたら製鉄」が有名だが、鉄づくりが行われていた「鉄の町」奥出雲のシンボルとして「奥出雲鉄の彫刻美術館」があると聞いた。43年間もアートを手放しておいて、67歳にしてアーティスト復帰を決めた以上(笑)これまでご無沙汰していた美術館などにも行って、とにかくいろんなアーティストから刺激を受けたいと思い、この「奥出雲鉄の彫刻美術館」を訪ねてみた。 広島県側からだと中国自 […]

いまさら金持ちになりたくてじゃない、人生を決めるために「金持神社」へ。道の駅「にちなん日野川の郷」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地△)

今回の記事は、ほぼ私ごとである。 私のブログは長文だが、読んでいただいた方には参考になることができるだけたくさんあるよう、意識して書いているつもりだ。ただ、この記事に関しては、そうではないかもしれないことを最初にお断りしておく。 さて いきなり私ごとだが、私には「金運」というものがまったくない。家族を路頭に迷わせないだけの稼ぎは得てきたが、それ以上もそれ以下もなく、食えてさえいればあとは適当に遊ん […]

今でいう詐欺師「毛利元就」が尼子氏を騙しに行った、その道中にある道の駅「掛合の里」へ(トイレ◎仮眠◎休憩◎景観○食事○設備△立地○)

「神仏の通ひ路」を、戦国時代の詐欺師「毛利元就」が大手を振って通っていたなんて、神仏への冒涜、道が汚れるっちゅーの! まあ、それほどに、私は「戦国時代の詐欺師」毛利元就が嫌いだ。 戦国時代の城攻めの中で、謀略や策略を用いた「調略」は、戦に勝つための手段のひとつではあった。 「調略」とは策略・謀略を意味するが、元就がもっとも得意とした、いわば当時の「特殊詐欺」は、敵にニセ情報を流したり工作を仕掛けて […]

出雲大社神楽殿の日本一の大しめ縄をつくって奉納している場所へ、道の駅「頓原」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事◎設備○立地○)

出雲市から南へ約30km。広島県高野町に接する奥出雲の高原の町・頓原。 出雲大社の南側で日本海に流れ込む神戸川の支流・頓原川と、いくつもの支流とが一気に合流する場所に頓原町がある。 ここは広島県との県境にあって森林が多く、また、中国山地の多雪地帯の一つである。頓原では、古くから冬の農家の仕事として藁細工が盛んに行われており、昔から受け継がれてきた技術が、出雲大社の神楽殿や拝殿の、巨大なしめ縄作りに […]

「もののけ姫」で理想郷として描かれた「菅谷たたら山内」へ。道の駅「たたらば壱番地」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)

宮崎駿監督の名作『もののけ姫』には、「たたら場」が物語のカギを握る重要な場所として登場する。 たたら場とは、砂鉄から鉄を取りだす作業を行う場所で、いわば昔の製鉄所である。 映画では奥出雲に存在した代表的な「菅谷(すがや)のたたら場」がモデルになったという。 アシタカ:「まるで城だな」 甲六:「エボシ様の大たたらでさぁ。砂鉄を沸かして鉄を作ってるんです」 主人公アシタカは、たたり神の呪いを解こうと旅 […]

2度にわたる「毛利次郎(毛利貞本)の乱」があった八頭町へ、道の駅「はっとう」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事◎設備◎立地△)

「毛利次郎の乱」は、文明11年(1479)と長享元年(1487)7月の2度にわたって、因幡の国人・毛利貞元(次郎)が守護山名氏に対して起こした反乱である。室町時代の守護大名に対する国人(在地領主)の反乱は、主に守護大名の支配力が弱まった地域で発生したが、「毛利次郎の乱」もその一つである。 反乱を起こした毛利貞元は、戦国時代に謀略の限りを尽くして中国地方を平定した毛利元就の父である毛利興元の弟、つま […]

「誰が毛無山やねん?」と、気になっていた毛無山、新庄神社から、道の駅「がいせん桜 新庄宿」へ(トイレ◎仮眠△休憩◎景観◎食事◎設備○立地○)

中国地方の山は、大山だけじゃない。大山隠岐国立公園には、主峰大山に隠れて幾つかの名山がある。 岡山県の県北、岡山県では唯一の村、真庭郡新庄村にあり、鳥取、岡山県境線に大山と対峙して位置する毛無山、その名も「けなしがせん」もその一つ。標高は1,218mある。 毛無し、もとい心なしか、頭頂部を雲で恥ずかしげに隠しているように見えるのも、私の自意識過剰かもしれない。しかし私の頭がこの山の名前そのものなの […]

湯原温泉〜塩釜の冷泉〜蒜山大山スカイライン〜蒜山高原から道の駅「蒜山高原」へ(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事△設備△立地○)

8月に入った。 とにかく暑い、クソ暑い。旅は岡山に入っているが、涼しいところといえば、蒜山三座(上蒜山・中蒜山・下蒜山)の裾野に広がる高原リゾート、岡山県真庭市の「蒜山高原」(ひるぜんこうげん)ぐらいだろうか。「西の軽井沢」とも言われる蒜山高原は、関西から近い避暑地として知られる。 しかし、本当にそんなに涼しいのだろうか?大阪と蒜山高原の8月の気温の違いを、平年値・1991~2020年の平均値で比 […]

「山中鹿介」の主君尼子氏再興セカンドチャレンジ拠点「桐山城」と道の駅「きなんせ岩美」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観◎食事◎設備◎立地◎)

鳥取県岩美郡岩美町の桐山は、絶景・浦富海岸を望む標高203mの山で、築城年代は定かではないが、因幡誌によると塩冶周防守(塩冶高貞)によって南北朝期以前に「桐山城」が築かれ、天正年間には尼子氏再興を期すため、私が大好きな山中幸盛(やまなか ゆきもり=鹿介)がここに砦を築いたことで知られる。桐山城下の荒砂神社には鹿介が100本の矢を奉納していたことが神社の記録に残っており、荒砂神社は、尼子再興軍の戦勝 […]

大好きな山中鹿介の追っかけ。鞆の浦の墓、討たれた阿井の渡し場、備中松山城、若桜鬼ヶ城へ。道の駅「若桜」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

兵庫県、岡山県との県境に近い鳥取県の若桜宿。その南東「鶴尾山(452m)」にある「若桜鬼ヶ城」は、正治2年(1200)に駿河国矢部十郎暉種によって開城された。 矢部氏16代の城主が続き、その後尼子、毛利、織田軍らの戦場となって、最後は木下・山崎氏等の居城となった。一国一城令により廃城となったが、現在も当時の石垣が残って典型的な山城の形態をとどめており、平成20年3月に国史跡に指定されている。 山陰 […]

尼子十旗の一角「赤穴瀬戸山城」、宿場町「赤名」へ。道の駅「赤来高原」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地◎)

中国地方を旅していると、ついつい尼子V.S.毛利の戦国時代に思いを馳せる。 私は謀略まみれの毛利アレルギー、故に尼子びいきだが、赤穴瀬戸山城(あかなせとやまじょう)も「尼子十旗」すなわち尼子氏本城・月山富田城を防衛した主要な十支城の一つだ。 島根県飯石郡飯南町の赤名市街地の背後にそびえる武名ヶ平(ぶながひら)山(724.4m)から派生した、標高631mの衣掛山の山頂に、佐波(さわ)氏=後の赤穴(あ […]

1996年からほぼ30年。何度も利用させていただいたがまもなく姿を消す「スパ羅漢」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事◎設備◎立地△)

島根県から、津和野街道を、南東方面へ。 広島県に入り国道186号線を走ると、廿日市市飯山に、30年間、街道沿いの清流渓谷温泉地として親しまれてきた羅漢温泉がある。 こんなところに来る客がよくいるものだと思いつつ山道を走るが、名湯の羅漢温泉を楽しもうと、平日であっても一定のファンが訪れる。 かく言う私もそうだ。物産館とレストランが併設されて存続してきたが、施設の所有者である廿日市市は、道の駅「スパ羅 […]

築200数十年、14坪。石見の小さな古民家から、道の駅「むいかいち温泉」へ(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

白川郷ほど有名ではなくても、私は雪深い地方の、農家の家に興味がある。私の母の故郷の茅葺き屋根、その下で冬を越した幼児体験がその源泉にあると思われるが、島根県西南部の山口県境に程近い六日市町郊外の吉賀町にある「旧道面家住宅」にも非常に関心があって、訪ねてみた。 重要文化財の民家は、外観のみ公開されている場合が多く、いきなり現地に行っても内覧はできないことが普通だが、私が訪れた日は、偶然にもご近所の老 […]

11歳の森鴎外少年が歩いて越えた野坂峠を私は車で越えて(笑)、道の駅「願成就温泉」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地○)

津和野の町のすぐ南、かつての石州街道が「野坂峠」を越えて、山口を結んでいる。「野坂峠越」は、江戸時代、山陰地方の国々を結び、人や物資の往来の動脈として機能してきたその歴史から、近世の交通の歴史を知る上で貴重とされ、街道の遺跡に指定されている。 野坂峠は、僅か1.5 kmの間に、津和野城下町の出口にあたる口屋から関所・茶屋・国境(長州藩との境)といった、江戸時代の街道と附属施設等が凝縮されている区間 […]