「コスモス」咲き乱れる道を走って「太陽の丘えんがる公園」へ。道の駅「遠軽 森のオホーツク」から(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事◎設備◎立地◎) 

ひまわりが最後の輝きを見せていれば別れを惜しみ、コスモスの花が咲いていれば、それを心置きなく愛でる。

それが何か?

ミーハー上等、ジジイが乙女チックでどこが悪い?

67歳までミーハーをあれほど嫌っていた私が、ついにミーハーの一線を超えてしまった、今回の北海道旅。
いったん超えてしまったら、怖いものは何もない。
こうなったら人生、もう、ミーハーも乙女チックも、なんでもあり。
私は、自分自身に囚われていた価値観から解放されたのだ。
え?そんな大層なものかって??

1,000万本ものコスモスに囲まれて

太陽の丘えんがる公園は、北海道遠軽町にある広大な公園で、園内には町営牧場である見晴牧場があり、晴れた日にはオホーツク海まで一望できる。

そこは色鮮やかな花々で埋め尽くされていて、9月末は、混合コスモスや黄花コスモスなど1,000万本ものコスモスが咲き誇り、コスモスフェスタで大いに盛り上がっていた。
コスモスフェスタとは、日本最大級のコスモス園「太陽の丘えんがる公園虹のひろば」を舞台に、コスモスが見頃を迎える時期に開催される恒例のイベント。

10ヘクタールもの広大な花畑に咲くコスモスを鑑賞しながら、ステージイベントなどを楽しむことができる。

遠軽ICから車で約10分で太陽の丘えんがる公園虹のひろばへ。

途中、沿道にもコスモスの花が咲き乱れていて、とても美しい。

入園チケットを券売機で購入して中へ。入園料は大人600円だ。

駐車場のそばに咲いているこの花は、百日草かな?

まだ、ひまわりも咲いていた。遅咲きなのだろう、人間も、咲ければ遅くたっていい。

ひゃー、コスモス、コスモス!

園内2か所に「展示コスモスエリア」があって、そこでは珍しいコスモスについて説明してくれている。

半八重~八重咲きなど変化咲きして多彩な花びらをつけるコスモスの品種。キバナコスモスぐらいは知っていたが、他にも色々なコスモスがあると言うのはこれまであまり知らなかった。

遠軽地方について

オホーツク地域の内陸に位置し、広大な森林を抱える遠軽町は、古くから旧名寄線と石北線の接続駅として栄え、人とモノが集まる交通の要衝として発展してきた。

平成 17 年(2005)年に生田原町・遠軽町・丸瀬布町・白滝村の 4 町村の合併によって「遠軽町」が誕生。東西47km、南北46kmの面積1,332.45㎢の緑豊かなまちで、現在の人口は2万人弱だ。
オホーツクと言えば海のイメージが強くあるが、そもそも海に流れ込む川の始まりは山である。
オホーツク管内の内陸に位置し、広大な森林を抱える遠軽町は、豊かなオホーツクを創り出す「森のオホーツク」とであることを大切に考えている街である。

道の駅「遠軽 森のオホーツク」

北海道で 125 番目となる道の駅「遠軽 森のオホーツク」は、旭川・紋別自動車道 丸瀬布遠軽道路の開通に合わせ、遠軽 IC に隣接する場所に令和元年(2019)12 月、北海道で初めてのスキー場を併設する道の駅としてオープンした。

道の駅「遠軽 森のオホーツク」は、地域のゲートウェイ機能を持つ道の駅と位置付けられており、遠軽町の観光施設や飲食店などの案内をはじめ近隣の市町村の観光情報の発信などを行っている。

また、広大な敷地を生かし、災害時には防災拠点としての役割を果たせるようにも整備されている。

具体的には、災害時には 24 時間利用を含めて営業時間を延長し、情報の収集や提供、駅構内に備えている資機材の提供などを行うほか、ロッジをはじめとする収容スペースに避難者を受け入れる予定であり、地域が被災した場合には広域支援拠点として活用される。

駐車場は、スキーシーズンの客を受け入れるために191 台(大型 9 台、小型 178 台、身障者・妊婦用 4 台、二輪車用 10 台、EV 充電器 1 台)が施設前にあって、臨時駐車場の用意もある。

トイレはとても綺麗。新しいし、清掃も行き届いている。

休憩環境としては申し分ない。スキー客でごった返す時期の快適さはどうだろう?

足湯設備「森のオホーツク足湯」は、湯上り後も温かさが持続する高濃度の人工炭酸泉を使用しており、スキーヤーやスノーボーダー、ドライバーにも喜ばれている。

スキー場とのコラボレーション

道の駅「遠軽 森のオホーツク」の最大の特徴は、地域に根差し、40 年以上の歴史を持つ「えんがるロックバレースキー場」と一体となっている点だ。

隣接するえんがるロックバレースキー場と一体となり、年間通して楽しめる森をステージとしたテーマパークと考え、地域の魅力溢れる飲食や体験、オホーツクの玄関口として「ゲレンデと遠軽とオホーツクの魅力を発信している。
スキー場の雪質や斜面は、プロのスキー選手からも折り紙付きで、アルペンスキーの大陸別大会「FIS ファーイーストカップ」が開催されるなど、国際大会の会場にもなっている。
施設は、2 階のロッジ部分からスキー場のゲレンデへ直接アクセスできる RC 造 2 階建の構造で建てられており、晴れた日にはスキー場の山頂からオホーツク海の流氷も見ることができる。

夏場のアクティビティも充実

夏場には広大な森やゲレンデを活用した各種アクティビティも楽しめる。

まず、木の上に足場を組んでワイヤー、ロープ、はしごなどのアトラクションで木から木へ渡り歩き、空中散歩を楽しめる「ツリートレッキング」が、えんがるロックバレースキー場の林間コース横の林地にある。
さらに、北海道内でも珍しい、雪がない時期でもスキーやスノーボードを滑ることができる、人工マットの「サマーゲレンデ」がある。

特殊なポリエチレン素材でできた「ピスラボ」と呼ばれる人工マットは、限りなく雪に近い滑走感覚が味わえるという。専用の板やブーツ、ポール等のレンタル用品も充実しているので、手ぶらで行っても大丈夫だ。
さらに、空中に張ったワイヤーロープを猛スピードで滑空する「ジップライン」はスリル満点。
安全器具を装着し、リフトで上ったえんがるロックバレースキー場の山頂から、西側の山を経由して、ゲレンデを横切る形で山麓まで滑り降りる。

A・B の 2 つのラインの合計は 1,135m で、1 つのラインの長さが 500m を超える施設は北海道で唯一だ。最速 70km/h のスピードと、最大地上高50m の高さ、スタートとゴールの高低差 250m は、私には絶対無理である。
この他にも、伸縮性のある頑丈なゴムとトランポリンを使って約 5m の高さまでジャンプできる「バ
ンジートランポリン」や、愛犬と楽しめる「ドッグラン」、体を前後に傾けるだけで簡単に加速や減速す
ることができる新感覚の乗り物「インモーション」などもあって、シーズンを通して楽しめる道の駅となっている。

魅力的な飲食・物販を目指して

1 階の特産品販売施設では、地元企業による道の駅限定のスイーツや加工品など、遠軽・オホーツクの産品を中心に取りそろえており、オホーツク産の木材を使った経木(きょうぎ)わっぱのギフトボックスに、お好みで商品を詰め合わせる「オリジナルのギフト」づくりが楽しめる。

同じく 1 階のフードコートでは、特産の「白滝じゃが」を使った商品を提供しており、野菜たっぷりで食べ応えのある「1 日分の野菜カレー」や SNS映えする「クリーム・デ・ポテト」、町内の牧場「ノルディックファーム」と共同開発した、ゴマの香りと黒曜石のような漆黒の輝きが特徴の「ジオソフト」などが人気だ。

キッチンカーのどの商品も美味しそうw