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栃木県

子どもの頃に世話になった宇津救命丸のルーツは?道の駅「たかねざわ元気あっぷむら」から(トイレ○仮眠△休憩△景観○食事△設備○立地△)

石を投げればクリニックに当たる?町の開業医はずいぶん増えて、その数10万をゆうに超え、散髪屋さんの数に肉薄している。 今もあまり医者にかからない私だが、私の子どもの頃は、腹が痛ければ「正露丸」、熱を出せば「宇津救命丸」を飲んで生き延びていたので、今のクリニックの数というのは隔世の感がある。 ところで、私が子どもの頃に飲んでいた(飲まされていた)この宇津救命丸は、江戸時代初期に創製された家伝薬で、そ […]

上杉・北条間のタイトロープを渡り切った佐野昌綱を訪ねて。道の駅「どまんなかたぬま」から(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備△立地○)

栃木県の南西部に佐野市があり、そこに唐沢山城があった。室町~戦国時代の地理でいうと、太平洋側の相模と日本海側の越後の中間点あたり。佐野の地と、唐沢山城とは、この地理的条件によって翻弄され続ける運命を辿る。 唐沢山城が越後と相模の中間点あたりにあることは、こういうことだった。北の越後から勢力をはりだす上杉氏にとってはこの唐沢山城を確保しておけば関東への侵入はきわめて楽になるし、逆に南の相模から北上し […]

国指定重要文化財が紅葉バックに3つセットで見られる西明寺へ。道の駅「ましこ」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○)

栃木県は益子町の郊外に位置する高舘山。西明寺はその南斜面の中腹にある。 真言宗豊山派に属し、本尊は十一面観音菩薩。坂東巡礼第20番、下野第13番の札所でもある。 正式名称は「獨鈷山普門院西明寺(とっこさんふもんいんさいみょうじ)」。獨鈷山とは高館山の別名で、栃木百名山にも選ばれた益子のシンボルともいえる山だ。西明寺は全国にたくさんあって、平安時代に仁明天皇の勅願によって三修上人が開山したと伝えられ […]

「古賀志山」東麓の「赤川ダム湖畔」、道の駅「うつのみやろまんちっく村」からの「宇都宮餃子」(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地○)

栃木県宇都宮市地域では、低山を含めると、例年10月下旬~11月末くらいまで紅葉が楽しめる。 2,000メートルを超えるような標高の高い山はもう既に冬の山だが、標高1,000m以下の山などは栃木にはたくさんあって、まだまだ秋の装いだ。その低山の中でも、日本百低山に選定されているなかなかの山が、栃木県宇都宮市の西部にある「古賀志山(こがしやま)」。古賀志山(582.8m)のほか、御岳(標高546m)、 […]

宇都宮氏と那須氏が衝突した「早乙女坂」にあったのは「ドロドロの人間模様」。道の駅「きつれがわ」から(トイレ○仮眠○休憩○景観△食事◎設備◎立地○)

天文18年(1549)、喜連川乙女坂の地で那須氏と宇都宮氏が衝突した。 この戦いでは宇都宮軍の大将・宇都宮尚綱が討たれたが(冒頭写真は尚綱供養塔が収まっているお堂)、この合戦の経緯については那須氏による宇都宮侵攻による衝突という解釈と、宇都宮氏による喜連川方面への侵攻による予防戦争であったという解釈とがあるようだ。 宇都宮氏の那須領への進攻については、遡ること二十余年前、宇都宮氏と岩城氏が組んで那 […]

「那須与一」由来、栃木は「伊王野温泉神社」の紅葉へ。道の駅「東山道伊王野」から(トイレ○仮眠○休憩△景観○食事◎設備△立地○)

630年に創建されたという「伊王野温泉(ゆぜん)神社」には、平安時代の末期には源平合戦で那須与一宗隆が屋島の戦に扇の的を射る際、那須湯泉神社に祈願し見事に的を射抜くことに成功させたといういわれがあり、平家物語にもその記載がある。 与一目をふさいで、「南無八幡大菩薩、我が国の神明、日光の権現、宇都宮、那須の湯泉大明神、願はくは、あの扇の真ん中射させてたばせたまへ。これを射損ずるものならば、弓切り折り […]

茶臼山から標高を下げて那須高原へ。青木周蔵の別邸がある道の駅「明治の森」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

那須周辺の観光エリアは標高が高く、例年、茶臼岳などは色づき始めが9月中旬、最盛期は10月中旬だ。 標高の高いエリアを代表するのが、那須岳の主峰のひとつである茶臼岳(標高1,915m)の山頂付近(9合目)。ここまで一気に辿り着ける那須ロープウェイは、スキー場の一部を使った夏季営業とは違って、純粋な観光登山向けロープウェイなので、乗車中の眼下の景色も手付かずの自然で、圧巻の紅葉を楽しむことができる。 […]

那須与一ロボ主演の「扇の的の物語」を観に、道の駅「那須与一の郷」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事◎設備◎立地○)   

平安最強の弓使い「那須与一」こと那須与一宗隆(「平家物語」では宗高)のことはご存知かと。 鎌倉初期の武士で、下野国(しもつけのくに=栃木県)の豪族那須資隆の11番目の子として生まれ、源平合戦の際には源義経に仕えて源氏の勝利に貢献した英雄だ。 彼を語る上で欠かせないのが平家物語にも描かれた源平合戦、中でも文治元年(1185)2月の「屋島の戦い」だ(屋島の戦いについては昨年の四国旅の際に詳しく書いてい […]

華厳の滝に打たれたらたぶん死ぬので中禅寺湖から竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝を回って湯の湖ほとりの奥日光湯元温泉に浸かる

日光市は栃木県の西北端、県庁所在地の宇都宮市から西に約30km、日光国立公園の中心として、国内外から多くの観光客を集めている。市域にはもちろん1999年12月に世界遺産に登録された東照宮をはじめとする「日光の社寺」があるが、もう何度も行っているし、混雑しているのはわかっているので、今回はパス。標高約1269mにある中禅寺湖、そこに影を落とす2484mの男体山、日本三名瀑の一つ華厳の滝をはじめとする […]