上杉・北条間のタイトロープを渡り切った佐野昌綱を訪ねて。道の駅「どまんなかたぬま」から(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備△立地○)
栃木県の南西部に佐野市があり、そこに唐沢山城があった。室町~戦国時代の地理でいうと、太平洋側の相模と日本海側の越後の中間点あたり。佐野の地と、唐沢山城とは、この地理的条件によって翻弄され続ける運命を辿る。 唐沢山城が越後と相模の中間点あたりにあることは、こういうことだった。北の越後から勢力をはりだす上杉氏にとってはこの唐沢山城を確保しておけば関東への侵入はきわめて楽になるし、逆に南の相模から北上し […]