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2025年6月

中国人成金と拝金建設会社に麓の森林を不法に伐採され傷ついた「羊蹄山」へ。道の駅「名水の郷きょうごく」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

北海道後志地方の倶知安町で、中国人の成金が「別荘」を建てるために、なんと無許可で我々の大切な羊蹄山の麓の3.9ヘクタールもの森林を伐採してしまったことをご存知だろうか。 羊蹄山のふもとの倶知安町巽(たつみ)地区で、この中国人が発注した日本の事業者は金に目が眩み、中国人成金に言われるままの巨大な住宅2棟を建てるために、2023年夏から森林法に基づく必要な届け出を道や町にしないまま、森林伐採を行ってき […]

羽根地伸夫先輩が愛した「千歳川」の「サケの遡上」。道の駅「サーモンパーク千歳」から(トイレ◎仮眠△休憩○景観△食事◎設備○立地◎)

支笏湖から唯一、湖の外に水が流れ出る川がある。 千歳川だ。 千歳川は、支笏湖から千歳市街地を流れ、石狩川に合流して最後は日本海に流れ出る、延長108キロメートルの川である。 この千歳川に、秋になるとサケが海から帰ってきて、遡上する。 ご存知のように、サケは、千歳川からまずは海に出て数年を過ごし、生まれ故郷である千歳川に繁殖活動のために戻ってくるのだ。そして、サケは産卵を終えると多くの場合、死んでし […]

「ウサクマイ遺跡群」→「樽前山」→「野鳥の森」→「支笏湖」→「オコタンペ湖」。道の駅「花ロードえにわ」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

道の駅「花ロードえにわ」を出て、まずは10数キロ南下。内別川の周辺で発見された約7,000年前の縄文時代早期からアイヌ文化期にいたるまでの遺跡群に向かう。 千歳市の西方約5キロメートルの地点で千歳川と苗別川が合流するが、この遺跡群は、この両川に挾まれて東西に細長く延びるウサクマイ台地及びその裾部の川岸に集中して分布している。 昭和54年に史跡として指定されたこの「ウサクマイ遺跡群」では、擦文(さつ […]

高原の秘境「びふか松山湿原」「仁宇布の冷水と16滝」へ。道の駅「びふか」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備△立地○)

北海道上川地方北部の町、美深町仁宇布地区にある松山湿原は、大規模な釧路湿原とは対照的。面積25haと規模は大きくないが、標高797mの自然環境が創り出す秘境である。 北海道自然環境保全地域で、日本の重要湿地500のひとつに数えられる日本最北の高層湿原(標高797m)には、厳しい自然環境に耐えた矮性のアカエゾマツやダケカンバが、神秘的な風景を描いている。 天竜沼から頂上の松山湿原までは片道約900m […]

「江差の繁次郎」と「ニシン伝説の姥神大神宮」へ。日本一小さい道の駅「江差」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

江差の繁次郎は金持ちとか役人とかに反抗するのが好きだった。ある日、江差の町を歩いていると代官所の役人が肩を怒らして歩いて来た。この役人は権力を笠に着て罪とがもない者をいじめたり、むやみやたらに威張りちらすので有名な憎まれ者だった。繁次郎は持前のいたずら気を起こし、遠くの方から役人に呼びかけた。「おいおい。役人コ。」これを聞いて烈火の如くに怒った役人は目の玉をでぐぐりかえして繁次郎に走り寄る。「なに […]

大雪山国立公園「旭岳」へ。道の駅「うりまく」横の「熊酒場」から北上(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備○立地◎)

大雪山国立公園は北海道の中央部に位置する、日本最大の国立公園である。 面積はなんと23万haもあり、現在も活動を続ける火山をを含んだ山岳を中心とした原始性豊かな国立公園で、見どころが非常に多い。 山々の標高は2,000mほどだが、高緯度に位置していることから本州の3,000メートル級の山岳に匹敵する環境を持ちあわせている。 然別湖、糠平子、ニペソツ山から大きく西に走って十勝岳、トムラウシ山、そして […]

サラブ、もとい、さらばハイセイコーを歌いながら馬の生産地へ、道の駅「サラブレッドロード新冠」から(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事○設備○立地◎)

地方競馬出身、「怪物」の愛称、そしてアイドルホースといえば、オグリキャップだろうか。しかし、昭和ど真ん中生まれの私の世代の人は、おそらく73年に中央入りし、無敗のまま皐月賞を制したハイセイコーの名が心に刻まれ、ハイセイコーこそ「初代の怪物だ」と言う人は多いと思う。ハイセイコーのデビューは1972年。大井競馬場の1000m戦を8馬身差でレコード勝ちすると、11月の青雲賞(現ハイセイコー記念)まで6連 […]

男の「青いトラクター」に乗った水尻宏明と秋に再会を。道の駅「スペース・アップルよいち」にて(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地○)

小林旭がヤンマーの「赤いトラクター」なら、 水尻 宏明はISEKIの「青いトラクター」。 どちらも男の中の男、「男のトラクター」である。 余市の近くに来たので、余市で農場をやっているリクルート後輩だった水尻宏明くんに電話した。 何度も電話したが、出ない。夕方になって、電話がかかってきた。「こしおさん?すいません、今日ずっとトラクターに乗ってまして。トラクターの振動で、いただいていたお電話にずっと気 […]

生態系破壊断固阻止に「釧路湿原」へ。道の駅「しらぬか恋問」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備◎立地○) 

北海道釧路市の釧路湿原周辺で計画した太陽光発電所の建設予定地で国の天然記念物オジロワシの営巣が確認され、事業者が建設計画を断念するかどうかに注目が集まっている。 私が問題視している事業者は大阪市の「日本エコロジー」。https://nihon-ecology.co.jp/ 釧路湿原周辺の昭和と北園の2地域(計約27ヘクタール)に出力2万1千キロワットの太陽光発電を計画。昨年12月の住民説明会では予 […]

湯あたりで「ぐったり」するまで「くったり温泉」で「ゆったり」。道の駅「しかおい」から(トイレ◎仮眠◎休憩◎景観○食事△設備△立地○) 

人気の温泉のあるある「芋の子を洗うような混雑」は、私の場合は温泉に行く目的「湯っくり」の真逆を行ってしまう。 そんな思いは御免被りたいということで、私は平日など誰もいないようなマイナーな温泉を探して、「湯っくり」を楽しんでいる。 東大雪を望む地に湧く天然温泉が自慢の「くったり温泉」もそんなマイナー極まる温泉の一つだ。この温泉、十勝川の上流部にあるくったり湖畔に佇む隠れ家的なリゾートホテル「レイクイ […]

「十勝」の魅力がギュ〜ッと詰まった日本一の牧場「ナイタイ高原」へ。モー最高の道の駅「かみしほろ」から(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地○) 

東京ドーム358個分と言われても、ようわからん。「ナイタイ高原牧場」は、総面積約1,700haもある日本一広い公共牧場で、牛の放牧を見ることができる。ときどき野生の鹿も遊びにくる、自然いっぱいの高原牧場だ。 ナイタイ高原牧場は国営事業によって昭和47年に完成、現在は指定管理者制度によりJA上士幌町が管理・運営している。乳牛の6ヵ月以上の低月齢牛を飼い主より預かって育成し、授精させ妊娠牛として分娩間 […]

「昭和新山」「有珠山」「洞爺湖」が大地の成り立ちを知れと迫る。道の駅「そうべつ情報館 i(アイ)」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事△設備○立地○)

1943(昭和18)年に始まった噴火活動によって誕生した昭和新山。 平坦な麦畑だった場所が突如として隆起を繰り返し、わずか2年ほどの期間で現在の姿になった。 小学校4年生の頃、この異様な隆起でできた昭和新山は学校でもしばしば話題になっており、興味を持った私が色々調べて壁新聞をつくると、美人の原田先生はたいそう褒めてくださりクラスの教室だけでなく、校内各所の壁に貼ってくれた。 当時漫画家志望であった […]

日本人が敵対中のロシア人を助けた「インディギルカ号遭難慰霊碑」へ。道の駅「さるふつ公園」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

1939(昭和14)年5月11日、満州国とモンゴル人民共和国との国境付近にあるノモンハンで、国境線をめぐって両国による紛争が発生。日本・ソ連による大規模な軍事衝突「ノモンハン事件」へと発展した。 現地の関東軍(満州国に駐留する日本軍)は当初、紛争に乗じてソ連領に侵攻する意図まで持ち、中央の参謀本部の方針を無視して独断で戦線を拡大した。5月の第1次戦闘には2,000人を投入、6月末からの第2次戦闘で […]

白鳥の湖「クッチャロ湖」へ。道の駅「北オホーツクはまとんべつ」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

北海道で一番北にある湖をご存知だろうか? 稚内市から直線で約60kmにある周囲27kmの「クッチャロ湖」が、北海道最北にして道北最大の湖だ。大沼と小沼の2つの沼が細い水路によってつながったひょうたん型をしている。2つの沼をつなぐ水路の最狭部は約25mしかない。 湖の平均水深は1.5mと非常に浅く、最深部でも2.5mしかない。標高が低いため、満潮時には約3km離れたオホーツク海から海水が入り込んでく […]

「クッシー」はいるかな?と「屈斜路湖」へ。道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」からの絶景があった(トイレ○仮眠△休憩○景観◎食事○設備○立地○)

阿寒摩周国立公園の中には、日本最大のカルデラが存在する。 カルデラとはポルトガル語で「ナベ」という意味で、大規模な火山噴火が何度も繰り返されできた「窪み」の地形のことである。 屈斜路カルデラの歴史は今から約200~100万年前に複数の巨大な成層火山がつくられたことから始まる。約30万年前からから何度となく大噴火が繰り返され、活動にともなって流出した大規模な火砕流はオホーツク海岸や根釧原野まで広がっ […]

スキージャンプの「日の丸飛行隊」。笠谷、今野、青地の「金銀銅独占」から53年。札幌オリンピックのレガシーを巡った。

「さあ笠谷、金メダルへのジャンプ、飛んだ、決まった〜!!」。 テレビ画面から、実況するアナウンサーの絶叫。日本はもちろんアジアで初めて開催された冬季五輪、1972年札幌大会70メートル級ジャンプで、笠谷幸生は1回目を84メートルの最長不倒でトップに立つと、2回目も79メートルをマークし、日本に冬季五輪初の金メダルをもたらした。 そしてなんと、今野が銀、青地が銅。表彰台を「日の丸飛行隊」が独占したの […]

Old boys,Be unbalanced。初訪問から50年、「さっぽろ羊ヶ丘展望台」クラーク博士像の前で余生の生き方を改めて誓う。

50年前、ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)の言葉で大学受験に失敗した私を一時的、モルヒネ的に奮い立たせてくれた北海道開拓の父「ウィリアム・スミス・クラーク博士」。 右手を挙げるて「遙か彼方にある永遠の真理」を指すその像は、そこに向かい「大志を抱け」と語りかけてくる。初めてこの像の前に立った時から50年の歳月が流れた。すっかり老人の仲間入りをした私だが、「遙か彼方にある永遠の真理」 […]

これこそ究極の鄙びた温泉「ピンネシリ温泉」へ。向かいには道の駅「ピンネシリ」(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○) 

ピンネシリ温泉は、道北エリアの中頓別町にある温泉。道北エリアは温泉が少なく、各市町村に1つあるかどうか。ここは中頓別町唯一の温泉だ。 ピンネシリ温泉は、1985年に地元民が中心となって掘り当てた鉱泉で、1989年に開湯した比較的新しい温泉で、宿は国道275号線を挟んで道の駅の前に一軒だけ。第三セクター方式で運営されている素泊まり専門の「ホテル望岳荘」だけがある。 ピンネシリとはアイヌ語で「高い山」 […]

67のジジイが「北きつね牧場」で「ルールルルルル」した後、温根湯温泉と道の駅「おんねゆ温泉」へ(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎)

北見市留辺蘂(るべしべ)町の温根湯温泉郷にある北きつね牧場では、およそ60匹のキタキツネが野生に近い状態で放し飼いにされている。 敷地内にある遊歩道を散策しながら、無邪気に毛づくろいしたり、うたた寝したり、一緒に放し飼いされているタヌキと「化かし合い」をしたり? キツネのイメージとは違う、なんとものんびりと過ごす姿を間近に見ることができる。 北の国からの蛍の「ルールルルルル」を真似る67歳のジジイ […]

奇跡の山岳自然景観「オンネトー」「阿寒湖」から、町民がつくった道の駅「あいおい」へ(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備○立地◎) 

湖と森と火山の織りなす、日本を代表する山岳自然景観で有名な阿寒湖は、北海道東部、釧路湿原からは北、濤沸湖や網走湖からは南に位置する。 写真は阿寒湖の南、雌阿寒岳の麓に位置し、湖の色がさまざまに変化することで有名な「オンネトー」。周囲2.5kmの小さくて美しい湖だ。 最大の特徴は季節や天候、見る角度によって、澄んだ青、エメラルドグリーン、ダークブルーに色が変わること。 近くにあるオレンジ色の錦沼の鉄 […]