
ピンネシリ温泉は、道北エリアの中頓別町にある温泉。道北エリアは温泉が少なく、各市町村に1つあるかどうか。ここは中頓別町唯一の温泉だ。
ピンネシリ温泉は、1985年に地元民が中心となって掘り当てた鉱泉で、1989年に開湯した比較的新しい温泉で、宿は国道275号線を挟んで道の駅の前に一軒だけ。第三セクター方式で運営されている素泊まり専門の「ホテル望岳荘」だけがある。

ピンネシリとはアイヌ語で「高い山」という意味だ。漢字を当てると「敏音知」ですが、こりゃ絶対読めないわ。
この温泉を含む『ピンネシリヴィレッジファームパーク』の目の前には、日本本土最北の登山道の整備された「ピンネシリ岳」が。ピンネシリ岳の標高は703mで低山登山、ハイキングが気軽に楽しめる。


ここはスノーシュートレッキング、釣り、カヌー、スキー、鍾乳洞散策、砂金掘り等アクティビティの拠点となっていて、トレーラーハウス型の「キャンピングボックス」、コテージ、オートキャンプ場、フリーサイト、そして各種お土産品や長期宿泊に便利なコインランドリーも備えた「道の駅ピンネシリ」を併設している。
まずは温泉で一休み

道の駅の目の前なので少しは混んでいるかなと思いましたが、客は私だけ。
中頓別町にはなかなか観光客も訪れないようで、こうした空いた温泉は、私のストライクゾーンど真ん中。日帰り入浴も歓迎してもらえた。

館内の何も無い?空間のど真ん中に券売機だけがポツンとある。日帰り入浴は400円と安い。奥は畳の大広間になっていて、休憩室になっている。風呂はフロントの奥だ。
シンプルな大浴場

脱衣所。奥はトイレ。形は洋式なのにぼっとん便所、今時珍しい代物だ。

露天風呂はなく内湯のみ。サウナがあって、水風呂もある。


湯船は黒く見えるがお湯は透明だ。

泉質はナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩・塩化物泉。旧泉質名にすると含塩化土類重曹泉ということになる。
源泉はわずか4度でかなり冷たいため、加温されている。

鉄分を含むのか、湯船の淵はちょっと赤茶色になっている。
混み合うどころか、誰にも合わずに一人で利用できた。温泉は循環消毒があって泉質にも特徴があるわけでもないのでコアな温泉ファン向けではないが、一人贅沢な時間を過ごすことができるのが、私には何より素敵なことである。
道北旅の拠点、道の駅「ピンネシリ」
駐車場はスカスカ。今日に限らず、利用者の数は少ないようだ。


トイレは清掃が行き届いており、気持ちよく使わせていただいた。



休憩環境としては実に素晴らしい。おすすめは、向かいの温泉で湯浴みのち散歩。









道の駅「ピンネシリ」にはオートキャンプ場が併設されており、電源完備のカーサイトやコテージ、キャンピングボックス(トレーラーハウス)がある。


また、24時間利用できるコインランドリーがあり、店内では中頓別町特産品などの買い物を楽しむことができ、道北旅の貴重な拠点となっている。
なお道の駅の奥には、北海道本土で登頂できる最北端の山「ピンネシリ岳」の登山道入口がある。


