大きく「美」の字を発光する「三星山」の頂上付近が気になって。道の駅「彩菜茶屋」から(トイレ◎仮眠○休憩○景観△食事○設備○立地○)

かつて美作のゴルフ場に熱心に通っていたことがあって、帰りが遅くなった夜間に、梶並川と滝川の合流点の西側の三星山に「美」という文字が点灯していたことを覚えていて。

おそらく京都の「五山送り火」とか、神戸の「市章」や「錨」を真似てのことだろうが。

岡山県北東部の美作市が、遠くから「美」の字に見えるように点灯させてアピールしているつもりなのだろうが、言っちゃ悪いがこれが悲しいぐらいしょぼい。
しょぼ過ぎて、かえってずっと気になっていた。

これはどうやら2013年の4月に、美作国建国1300年記念事業として設けられたものらしい。
今日中国地方の旅でちょうどこの三星山を通ったのだが、「三星山の頂上の景色は抜群だよ」と地元の人がおっしゃっていたことを思い出した。

よし、登ってみよう。そしてついでにあの正体は提灯なのか何なのか確かめてやろう。
急遽そう決めて、三星山に登っのだが…。

うわ、見事なパノラマを邪魔してるやん

頂上からの展望は噂通りとても素晴らしい。しかし頂上からの絶景を撮影しようとすると、斜面の円柱、袋で保護された光る柱群が、どうしても手前に写ってしまう。

ええい、明らかに邪魔してるやん!
そして、やはり不思議に思った。
「こんな急峻な斜面にそこそこ大きな光る柱を、私が数えたところ88本?も建てようなどと、いったい誰が言い出したのか」とか、「行政って、力ある人には反対できないんだろうなあ」とか、「学歴詐称とか弱みを掴んだら鬼の首を取ったようにやっつける市会議員とか氏の職員も、普段は市長の言いなりなんだろうなあ」とか「お金をこんなものにかけて、相当木も切り倒しただろうに、住民は怒らないのか」とか、「いや、どうせなら88本という中途半端な本数でなければ、もうすこし見応えのあるものになっただろうに」とか、不思議に思えて仕方ない。
いや、自分が住んでいる街でもないので、どうでもいいのだが(笑)

下から見ても、上から見ても、かなりお金と労力をかけただろうに、結果的に見栄えも良くないし、私だけでなくこうしてボロクソに言う人も多いだろうから。ちょっと気の毒でw

三星城跡

さて 三星山の山頂付近には、三星城跡がある。

三星城の築城年代は応保年間(1161〜1163)。

渡辺進左兵衛長寛によって館が構えられたのが始まりで、その後、美作の後藤下野守が塩湯郷地頭職としてこの地に入り、以後、康季・良貞が地頭職を受け継いだ。

『太平記』によると、康安元年(1361)に山名時氏が美作に侵攻した際に落城したとあるのだが。

その後、後藤氏がどう立ち回ったのか、とにかく城を巡っては長年にわたって諸将による目まぐるしい攻防があって、結局のところよくわからない。

「吉川家中並寺社文書」「佐々部一斎留書」「東作誌」などによってはっきりわかっていることは、結局三星城は、天正7年(1579)2月からの、宇喜多直家の武将・延原弾正景光の攻撃によって5月に落城したということ。

そして後藤勝基はその際、長内(美作市長内)に逃れたあとに自刃した、ということだ。

道の駅「彩菜茶屋」

道の駅「彩菜茶屋」は、三星城から降りてくるとすぐある。
中国自動車道の美作ICから県道51号線を南西に1km、 あるいは美作岡山道路の勝央ICから国道179号線を南東に2km。どちらのインターからも、降りてすぐに着く。

駐車場は、施設のそばは車の密度が高いが、離れるとガラガラ。

駐車場と、JAの直売所が隣接している。
JA直売所というと、農産物の販売においては強力なライバルではないかと思われるが、道の駅は農作物販売を中心に営業して、ちゃんと成り立っているようだ。

販売されている商品をよく見ると、道の駅では美作市産の農作物、 JA直売所では美作市以外の全国の農作物が中心で、上手に棲み分けがなされてガチンコ勝負しているわけではないとわかる。

トイレは、施設として大きいので、余裕があってとてもいい。

隣のJA直売に負けない地産の農産物パワー

道の駅の施設は、農作物直売所、物産館、レストラン。

道の駅の中心となっているのは農作物直売所で、ちょうど旬となった桃やブドウなどの果物や、玉葱、大根、レタス、キャベツ、ナス等の野菜が、40種類くらいは販売されているだろうか。

産地はほぼ全て美作市産である。

物産館では、美作市特産のお茶、黒豆を使った商品、イチゴや白桃を用いた手作りジャムが気になった。

レストランでは「バラ寿司定食」「彩菜おこわ定食」が人気だが、肉好き派には「竜田定食」や猪肉コロッケ付きの「ししコロ定食」などがある。

デザートや喫茶系への対応もしっかりなされている。