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名所絶景、いい湯、いい食、いい人、道の駅から。

男の「青いトラクター」に乗った水尻宏明と秋に再会を。道の駅「スペース・アップルよいち」にて(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地○)

小林旭がヤンマーの「赤いトラクター」なら、 水尻 宏明はISEKIの「青いトラクター」。 どちらも男の中の男、「男のトラクター」である。 余市の近くに来たので、余市で農場をやっているリクルート後輩だった水尻宏明くんに電話した。 何度も電話したが、出ない。夕方になって、電話がかかってきた。「こしおさん?すいません、今日ずっとトラクターに乗ってまして。トラクターの振動で、いただいていたお電話にずっと気 […]

生態系破壊断固阻止に「釧路湿原」へ。道の駅「しらぬか恋問」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備◎立地○) 

北海道釧路市の釧路湿原周辺で計画した太陽光発電所の建設予定地で国の天然記念物オジロワシの営巣が確認され、事業者が建設計画を断念するかどうかに注目が集まっている。 私が問題視している事業者は大阪市の「日本エコロジー」。https://nihon-ecology.co.jp/ 釧路湿原周辺の昭和と北園の2地域(計約27ヘクタール)に出力2万1千キロワットの太陽光発電を計画。昨年12月の住民説明会では予 […]

湯あたりで「ぐったり」するまで「くったり温泉」で「ゆったり」。道の駅「しかおい」から(トイレ◎仮眠◎休憩◎景観○食事△設備△立地○) 

人気の温泉のあるある「芋の子を洗うような混雑」は、私の場合は温泉に行く目的「湯っくり」の真逆を行ってしまう。 そんな思いは御免被りたいということで、私は平日など誰もいないようなマイナーな温泉を探して、「湯っくり」を楽しんでいる。 東大雪を望む地に湧く天然温泉が自慢の「くったり温泉」もそんなマイナー極まる温泉の一つだ。この温泉、十勝川の上流部にあるくったり湖畔に佇む隠れ家的なリゾートホテル「レイクイ […]

「十勝」の魅力がギュ〜ッと詰まった日本一の牧場「ナイタイ高原」へ。モー最高の道の駅「かみしほろ」から(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地○) 

東京ドーム358個分と言われても、ようわからん。「ナイタイ高原牧場」は、総面積約1,700haもある日本一広い公共牧場で、牛の放牧を見ることができる。ときどき野生の鹿も遊びにくる、自然いっぱいの高原牧場だ。 ナイタイ高原牧場は国営事業によって昭和47年に完成、現在は指定管理者制度によりJA上士幌町が管理・運営している。乳牛の6ヵ月以上の低月齢牛を飼い主より預かって育成し、授精させ妊娠牛として分娩間 […]

「昭和新山」「有珠山」「洞爺湖」が大地の成り立ちを知れと迫る。道の駅「そうべつ情報館 i(アイ)」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事△設備○立地○)

1943(昭和18)年に始まった噴火活動によって誕生した昭和新山。 平坦な麦畑だった場所が突如として隆起を繰り返し、わずか2年ほどの期間で現在の姿になった。 小学校4年生の頃、この異様な隆起でできた昭和新山は学校でもしばしば話題になっており、興味を持った私が色々調べて壁新聞をつくると、美人の原田先生はたいそう褒めてくださりクラスの教室だけでなく、校内各所の壁に貼ってくれた。 当時漫画家志望であった […]

日本人が敵対中のロシア人を助けた「インディギルカ号遭難慰霊碑」へ。道の駅「さるふつ公園」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

1939(昭和14)年5月11日、満州国とモンゴル人民共和国との国境付近にあるノモンハンで、国境線をめぐって両国による紛争が発生。日本・ソ連による大規模な軍事衝突「ノモンハン事件」へと発展した。 現地の関東軍(満州国に駐留する日本軍)は当初、紛争に乗じてソ連領に侵攻する意図まで持ち、中央の参謀本部の方針を無視して独断で戦線を拡大した。5月の第1次戦闘には2,000人を投入、6月末からの第2次戦闘で […]

白鳥の湖「クッチャロ湖」へ。道の駅「北オホーツクはまとんべつ」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

北海道で一番北にある湖をご存知だろうか? 稚内市から直線で約60kmにある周囲27kmの「クッチャロ湖」が、北海道最北にして道北最大の湖だ。大沼と小沼の2つの沼が細い水路によってつながったひょうたん型をしている。2つの沼をつなぐ水路の最狭部は約25mしかない。 湖の平均水深は1.5mと非常に浅く、最深部でも2.5mしかない。標高が低いため、満潮時には約3km離れたオホーツク海から海水が入り込んでく […]

「クッシー」はいるかな?と「屈斜路湖」へ。道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」からの絶景があった(トイレ○仮眠△休憩○景観◎食事○設備○立地○)

阿寒摩周国立公園の中には、日本最大のカルデラが存在する。 カルデラとはポルトガル語で「ナベ」という意味で、大規模な火山噴火が何度も繰り返されできた「窪み」の地形のことである。 屈斜路カルデラの歴史は今から約200~100万年前に複数の巨大な成層火山がつくられたことから始まる。約30万年前からから何度となく大噴火が繰り返され、活動にともなって流出した大規模な火砕流はオホーツク海岸や根釧原野まで広がっ […]

スキージャンプの「日の丸飛行隊」。笠谷、今野、青地の「金銀銅独占」から53年。札幌オリンピックのレガシーを巡った。

「さあ笠谷、金メダルへのジャンプ、飛んだ、決まった〜!!」。 テレビ画面から、実況するアナウンサーの絶叫。日本はもちろんアジアで初めて開催された冬季五輪、1972年札幌大会70メートル級ジャンプで、笠谷幸生は1回目を84メートルの最長不倒でトップに立つと、2回目も79メートルをマークし、日本に冬季五輪初の金メダルをもたらした。 そしてなんと、今野が銀、青地が銅。表彰台を「日の丸飛行隊」が独占したの […]

Old boys,Be unbalanced。初訪問から50年、「さっぽろ羊ヶ丘展望台」クラーク博士像の前で余生の生き方を改めて誓う。

50年前、ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)の言葉で大学受験に失敗した私を一時的、モルヒネ的に奮い立たせてくれた北海道開拓の父「ウィリアム・スミス・クラーク博士」。 右手を挙げるて「遙か彼方にある永遠の真理」を指すその像は、そこに向かい「大志を抱け」と語りかけてくる。初めてこの像の前に立った時から50年の歳月が流れた。すっかり老人の仲間入りをした私だが、「遙か彼方にある永遠の真理」 […]

これこそ究極の鄙びた温泉「ピンネシリ温泉」へ。向かいには道の駅「ピンネシリ」(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○) 

ピンネシリ温泉は、道北エリアの中頓別町にある温泉。道北エリアは温泉が少なく、各市町村に1つあるかどうか。ここは中頓別町唯一の温泉だ。 ピンネシリ温泉は、1985年に地元民が中心となって掘り当てた鉱泉で、1989年に開湯した比較的新しい温泉で、宿は国道275号線を挟んで道の駅の前に一軒だけ。第三セクター方式で運営されている素泊まり専門の「ホテル望岳荘」だけがある。 ピンネシリとはアイヌ語で「高い山」 […]

67のジジイが「北きつね牧場」で「ルールルルルル」した後、温根湯温泉と道の駅「おんねゆ温泉」へ(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎)

北見市留辺蘂(るべしべ)町の温根湯温泉郷にある北きつね牧場では、およそ60匹のキタキツネが野生に近い状態で放し飼いにされている。 敷地内にある遊歩道を散策しながら、無邪気に毛づくろいしたり、うたた寝したり、一緒に放し飼いされているタヌキと「化かし合い」をしたり? キツネのイメージとは違う、なんとものんびりと過ごす姿を間近に見ることができる。 北の国からの蛍の「ルールルルルル」を真似る67歳のジジイ […]

奇跡の山岳自然景観「オンネトー」「阿寒湖」から、町民がつくった道の駅「あいおい」へ(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備○立地◎) 

湖と森と火山の織りなす、日本を代表する山岳自然景観で有名な阿寒湖は、北海道東部、釧路湿原からは北、濤沸湖や網走湖からは南に位置する。 写真は阿寒湖の南、雌阿寒岳の麓に位置し、湖の色がさまざまに変化することで有名な「オンネトー」。周囲2.5kmの小さくて美しい湖だ。 最大の特徴は季節や天候、見る角度によって、澄んだ青、エメラルドグリーン、ダークブルーに色が変わること。 近くにあるオレンジ色の錦沼の鉄 […]

歯舞群島は、納沙布岬から手が届きそうだよ。こらプーチン、貴様はウクライナを攻めている場合ではない、即刻日本の北方領土を返還して違法な日本侵略を詫びよ!

アイヌ語の「ノッ・サム(岬の傍ら)」から地名が付いた納沙布岬(のさっぷみさき)は、北海道根室市の根室半島の先端部、本土の最東端(北緯43度23分、東経145度49分)に位置し、北方領土以外では日本で一番早く朝日と出会える場所として有名だ。 納沙布岬沖の珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうに、ロシアが実効支配している北方領土の歯舞(はぼまい)群島が広がっている。古い灯台が立つ貝殻島まではわずか […]

「霧の摩周湖」を見たかったが、ピーカンで「スッ霧の摩周湖」だった。道の駅「摩周温泉」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備○立地◎) 

北海道の東部、阿寒国立公園にある摩周湖は、ロシアのバイカル湖に続いて世界で2番目に透明度が高いらしい。アイヌ語で「カムイトー」(神の湖)と呼ばれ、周囲約20km、最大水深は212mという深さを誇るカルデラ湖である。 湖の周りは150m~350mものカルデラの壁に囲まれ、注ぎ込む川もないのになぜか水位が変わらないという不思議な湖であり、世界最高レベルの透明な湖面に空の色が映り込んで生まれる深い青色は […]

網走湖、新旧の網走刑務所から網走港へ。港のそばには道の駅「流氷街道網走」(トイレ◎仮眠○✖️休憩○景観○食事○設備○立地◎)

「網走」と言えば、かつてこの映画を観たあと表に出れば肩で風を切っていた単細胞な私などは「網走番外地」そして「健さん」ということになってしまうわけだが。血気も衰えて然るべき「大人の旅人」であることを自覚して(笑)、まずは古くから景勝地として知られている網走湖を訪ねた。 網走湖は、網走市街の南西に位置する周囲43kmの海跡湖である。 東湖畔の中央部から突き出す呼人半島には全長7kmの遊歩道があり、バー […]

宗谷岬の西隣、利尻山と礼文の島影を望むノシャップ岬へ。道の駅「わっかない」から(トイレ◎仮眠✖️休憩△景観△食事○設備○立地○)

ノシャップ岬は稚内の最西端にあって、宗谷海峡に突き出す岬で、ここからは利尻山と礼文の島影を望むことができる。 「ノシャップ」とはアイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」「波の砕ける場所」の二つの意味があるそうだ。 夕日の美しい景勝地としても知られ、条件がそろえば海全体がオレンジ色に染まり、利尻山のシルエットが浮かび上がる絶景となる。 北海道の最北端にある宗谷岬は有名だが、ノシャップ岬は、惜しくも […]

アイヌ人と和人との悲しい歴史「クナシリ・メナシの戦い」に、道の駅「スワン44ねむろ」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

1912(明治45)年5月、納沙布岬に近い珸瑤瑁(ごようまい)の浜で 砂に埋まっている石が発見され、掘ってみると「横死七十一人之墓」と彫られていた。現在、この「横死七十一人の墓」は納沙布岬の傍らに建てられていて、碑の横面には「文化九年歳在壬申四月建之」と刻まれている。 文化九年は西暦1812年、この年の4月に造られたことがわかる。裏には漢文で文章が書かれているが、次のような内容だ。 「寛政元年(1 […]

1972年の「ケンメリ」、そして1973年の「愛国から幸福行き」。ミーハー上等、テレビCM黄金期の扉を開けた2つの「象徴」をハシゴ懐古した。

美瑛は、人口1万人に満たない小さな町であるが、北海道らしい雄大な景色が広がる「丘のまち」として、国内外から多くの観光客を集めている。美瑛は昔からテレビCMの撮影地としても多く使われてきた歴史があり、そのことも観光スポットとしての人気に寄与してきた。 そのひとつが「ケンとメリーの木」と呼ばれる、大きなポプラの木だ。 1972年にモデルチェンジした日産自動車「スカイライン」のCMに、「ケン」と「メリー […]

「北の国から2002遺言」の準主役?「羅臼のトド=唐十郎」に献杯。道の駅「知床・らうす」にて(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事◎設備○立地○)

大好きな役者「唐十郎」さんが亡くなって一年。北の国からファンの私は、彼が23年前の北の国からの最終話「2002 遺言」のみに突如現れて快演した「トド」という男に、完全にやられてしまった。 唐十郎演じる「トド」が初めて五郎(田中邦衛)と出会い、家を建てているシーン、酒を酌み交わしながら、「結」と言う助け合いについて語り合うシーンなど、感銘を受けたシーンは多々あるが、結局。 真に強い男とは、こういう男 […]