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名所絶景、いい湯、いい食、いい人、道の駅から。

「ディマシオ美術館」から、新婚カップルの記念撮影に遭遇した「かなやま湖」へ。道の駅「樹海ロード日高」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地◎)  

北海道旅の途中、京都の友人・丸山典久くんから電話があった。 「今、北海道にいるんでしょ?もし日高の方を通ることがあったら、ディマシオ美術館に寄ってみてはいかがですか?」と。 もちろん他に要件はあって電話をくれたのだが、彼が勧めてくれるのならと、道の駅「樹海ロード日高」から「かなやま湖」に向かう途中、その「ディマシオ美術館」に立ち寄った。 ちなみに冒頭写真は、かなやま湖畔で結婚記念写真を撮影中のカッ […]

「ヨークシャーファーム」→「狩勝ポッポの道」→「新得そば」からの「狩勝峠」越え。道の駅「しほろ温泉」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○)  

北海道空知郡南富良野町と、上川郡新得町の境界にある峠が「狩勝峠」である。 実は、この狩勝峠は、「道央」と「道東」の境界。 峠の西側が石狩川水系、東側が十勝川水系で、この峠が日本海側と太平洋側の中央分水嶺にもなっている。峠の名前「狩勝」だが、「「狩」は石狩川水系の「狩」で、「勝」は十勝川水系の「勝」だとおそらく誰もが思うだろう。ところが実は南富良野側に「狩勝」という地名があって、それが峠名の由来なの […]

「チョウザメ」をやたらアピールしている「びふか温泉へ。道の駅「びふか」から(トイレ△仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)  

「チョウザメ料理が食べられる!!」 この謳い文句に惹かれて訪れる人がどれほどいるのだろうか(笑) びふか温泉の所在地は、中川郡美深町字紋穂内139番地。 旭川からは車で約1時間半ちょっと、美深町は人口4,000人ほどの小さな町だ。 温泉は、国道40号線沿いの「道の駅 びふか」に隣接。 駅舎の背後は川のようになっていて橋が架かっている。 この水路は昔の天塩川。今は川ではなく三日月湖になっていて、この […]

噴火レベルが2に上がった雌阿寒岳の登山口へ。道の駅「足寄」では「長い夜」を(トイレ○仮眠○休憩○景観△食事○設備◎立地◎)  

なんかモクモクしてる。 噴煙だ! 雌阿寒岳登山口には警察や気象庁の人がいて、「雌阿寒岳山頂には行くな、六合目で規制がかかってそこからは行けないぞ」と。 今回北海道入りした直後の9月15日に噴火レベルが7年ぶりに引き上げられた活火山「雌阿寒岳」に、六合目からポンマチネシリ火口までの範囲に立ち入り規制がかかっている。 雌阿寒岳は、阿寒摩周国立公園にある8つの火山で構成される成層火山群の総称で、標高1, […]

お先真っ暗?1000年先は生態系が破壊されているだろう「十勝千年の森」へ。道の駅「しむかっぷ」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)  

「十勝千年の森」は、東に帯広があって西には占冠村がある、ちょうどその間の、清水町にある。 紙を大量に消費する十勝毎日新聞社が、その贖罪のつもりなのだろうか、植林で二酸化炭素を自然に還元しようと「1000年後の未来へ自然が残るように」という願いが込めて森づくりを始めたことが、この「十勝千年の森」の始まりである。 私もすっかり騙された?が、多くの人に「1000年間手付かずで続いてきた森」という誤解を招 […]

ピップエレキバンの「比布駅」から「剣淵温泉」へ。そして道の駅「絵本の里けんぶち」で仮眠(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備○立地○)   

北海道第二の都市、旭川市から国道40号線をのどかな田園風景を延々北上していくと、比布(ぴっぷ)町があり、さらに北上していくと、剣淵(けんぶち)町がある。 私は、北海道の中でもこのあたりの田園風景がとても好きで、北海道に来るとやはりこの辺りには来てしまう。 さて まずは比布町へ。 かつて「ピップエレキバン」のCMが撮影された比布駅のある“比布町(ぴっぷちょう)”は、旭川市の北に隣接する人口3,500 […]

昼に「ウマ」を見に「ばんえい競馬」へ。朝に「クマ」が出た道の駅「ガーデンスパ十勝川」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)  

一度は見てみたかった「ばんえい競馬」を見に来た。この日の朝、仮眠していた道の駅「ガーデンスパ十勝川温泉」にクマが現れて大騒ぎになった後、私は道の駅から「ウマ」を見に「ばんえい競馬」に向かったわけである。本日のレースと出走馬を確かめると、「百姓貴族3rdシーズン記念」というレースに「スゴイ」という馬が出走するとわかった。 私はこの馬の名前にすっかりハマった。 調べてみたらこの馬は、2022年5月8日 […]

おい、小樽。お前、ミーハーやインバウンドがウジのように湧いてくるからいうて、ちょっと調子に乗りすぎてるんちゃう?

♪逢いたい気持ちが ままならぬ 北国の町は つめたく遠い 粉雪まいちる 小樽の駅に ああ ひとり残して 来たけれど 忘れはしない 愛する人よ♪ 「小樽のひとよ」は、鶴岡雅義と東京ロマンチカのデビューシングル。 私が9歳の1967年にヒットし、累計売上は150万枚超。小樽運河沿い歩道脇に、いつからだろうか、歌詞が貼り付けられている。 私も大人になって寿司が好物になり、本場である小樽の街を散策するよう […]

「コスモス」咲き乱れる道を走って「太陽の丘えんがる公園」へ。道の駅「遠軽 森のオホーツク」から(トイレ◎仮眠○休憩◎景観○食事◎設備◎立地◎) 

ひまわりが最後の輝きを見せていれば別れを惜しみ、コスモスの花が咲いていれば、それを心置きなく愛でる。 それが何か? ミーハー上等、ジジイが乙女チックでどこが悪い? 67歳までミーハーをあれほど嫌っていた私が、ついにミーハーの一線を超えてしまった、今回の北海道旅。いったん超えてしまったら、怖いものは何もない。こうなったら人生、もう、ミーハーも乙女チックも、なんでもあり。私は、自分自身に囚われていた価 […]

北海道観光の定番中の定番「函館の夜景」。これまでの人生どこかでミーハーをバカにしていたのに、まさか自分がミーハーの中のミーハーになってしまうとはw

はるばるきたぜ 函館へ さかまく波を のりこえて あとは追うなと 云いながらうしろ姿で 泣いてた君を おもいだすたび 逢いたくて とてもがまんが できなかったよ 北島三郎はがまんができなかったようだが、私はずっとがまんしてきた、というか、がまんすらすることなくスルーしてきたのが箱館の夜景。「函館の夜景なんて、そんなミーハーな。ネオンの団体を見て何がおもろいの?」と鼻で笑って興味も足も向け […]

ミーハージジイ場違いの、秋の富良野路。上富良野→中富良野→南富良野、そしてミーハーの殿堂トマム「雲海テラス」へ。

今日も引き続きミーハー気分で。 秋の富良野を満喫すべく、上富良野を出発して、中富良野、南富良野へ。まずは上富良野八景からめぐりつつ、北海道の真ん中を北から南へと縦断。 ここでいつもなら「北の国から」の麓郷の森なのだが、今回はパス。なんとミーハーの殿堂、あの星野リゾートが意のままにミーハーを操るトマムへ。ところがというかやはりというか。「お前には似合わない、来るな!」 とばかりに、星野リゾートも、雲 […]

「四季彩の丘」「ぜるぶの丘」「新栄の丘」「北西の丘」「三愛の丘」等々、すっかりミーハーになって美瑛の丘めぐり!

北海道のほぼ中央に位置し、十勝岳連峰の裾野からなだらかな丘が続く美瑛町は「丘のまち」と呼ばれ、富良野市や旭川市など人気観光エリアと隣接する人口約1万人ほどの小さな町である。 丘には区画ごとに様々な農作物が植えられ、まるでパッチワークのような美しい風景が広がる。 美瑛は内陸性気候で、特に夏~秋の間は1日の寒暖差が大きいのが特徴だ。 7月・8月の平均最高気温26~27℃前後で、今年は30℃を超える日も […]

おそるおそる活火山「樽前山」の外輪山まで。道内屈指の道の駅「あびらD51ステーション」から(トイレ◎仮眠△休憩◎景観○食事◎設備◎立地○) 

樽前山は、明治42年(1909)の噴火によって、その頂上火口内に典型的な溶岩円頂丘(ドーム)が生成されたことで世界的に有名になった「三重式火山」。溶岩円頂丘のできる現象は、溶岩の粘性が大きい場合にのみ起きるもので、溶岩が上昇してきても火口の外側にあふれることなく、円頂丘状に盛り上がる。この円頂丘は、当時はまんじゅうのような形をしていたようだが、その後、頂上部がやや低下して平坦になり、そのまわりに崩 […]

東京ディズニーランド30個が入る日本最古にして最大の人造湖朱鞠内湖へ。道の駅「もち米の里☆なよろ」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事○設備○立地○) 

朱鞠内湖を擁する幌加内町は、マイナス41.2℃という日本最低気温を観測したことで有名だ。 そんな幌加内町に位置する朱鞠内湖は、奥深い森の中に2,373haもの表面積を持つ、日本最古にして最大の人造湖である。 これがどれほどの広さかというと、東京ディズニーランド約30個分。 そこは鬱蒼とした原生林に囲まれたフィヨルドのように切り込んだ地形となっていて、湖面には大小13の島々が浮かぶ。 「どうせ人造湖 […]

流れ込む川もなければ流れ出る川もない、奇跡の「知床五湖」へ。道の駅「うとろシリエトク」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎) 

オホーツク海に突き出たように伸びる知床半島には羅臼岳や知床岳などの火山が連なり、まるで火山と海とがせめぎあっているかのような、海から切り立った急峻な地形となっている。 高さ100メートル以上の海岸断崖が続き、原生林に吹きつける強風や、海水を覆う流氷など、過酷な自然環境が陸からも海からも人の侵入を拒み、原始性の高い自然を長く守ってきた。 「知床五湖」の誕生にも、これらの火山活動が深く関係している。 […]

「オシンコシンの滝」→「フレペの滝」→「カムイワッカ湯の滝」へ。道の駅「しゃり」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地◎) 

名瀑ひしめく知床半島。しばし仮眠をとらせていただいた知床半島の付け根にある道の駅「しゃり」を出て、「オシンコシンの滝」→「フレペの滝」→「カムイワッカ湯の滝」の順に、3つの名瀑を巡った。 これら3つの滝は、「知床」「滝」で検索するとトップスリーでヒットする人気の滝だが、それぞれ全く異なる景観と性質を持っている。なので連続して訪れても「ただ水が落ちているだけじゃないか〜」と冷めた気持ちにはならないだ […]

羅臼町と斜里町ウトロとを結ぶ国道334号の「知床峠」越えの前後だけで、熊の親子、キタキツネ、そして鹿の群れ。相次いで未知との遭遇、もとい、道での遭遇!

北海道を車で旅していると、いろいろな野生動物が道路に飛び出してくる。 国交省によると、2022年度に直轄国道で発生したロードキルは約7万件。 道路脇のフェンスや動物の移動用足場などを設置してきたが、事故件数は横ばいが続いている。ロードキルとは道路上における野生動物の交通事故のことだが、自然豊かな北海道では、道東、道北、日高地方を中心に多発し、問題になっている。私もこれまで何度ヒヤリとしたことか。 […]

知床岬からは手が届きそうなところに、その北の果てには白夜すらありそうな、あまりにも大きなクナシリがあった。

知床の岬に はまなすの咲くころ思い出しておくれ 俺たちの事を飲んで騒いで 丘にのぼればはるかクナシリに 白夜は明ける この歌の舞台「知床岬」には、ご存知の通り余程の探検上手でない限りは海からアプローチするしかない。 私は過去2度にわたって、天候不良で観光船が欠航。その度に知床岬を諦めて旅を終え、泣く泣く自宅に帰っていた。 断崖の木々も少しずつ渋みを帯び、秋の気配が感じられるようになってくると波が立 […]

活火山「十勝岳」のど迫力と周囲の絶景が楽しめる「望岳台」からの「十勝岳温泉」へ。道の駅「ひがしかわ 道草館」から(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事○設備○立地◎) 

「望岳台」は、大雪山国立公園「十勝岳」本峰の「真下」。月並みな言い方をすれば「中腹」にある。 十勝岳は2077メートルの標高がある日本百名山のひとつで、十勝岳連峰の主峰である。 望岳台はその中腹・標高930メートルのところから十勝岳頂上を真正面に見上げる位置にある。 噴煙を上げる山頂を望むのは天気次第だが、ごつごつとした岩肌は溶岩流が流れたそのままであり、それが目の前に広がっていて、まさに大自然を […]

日本でもっとも早く秋がやってきた「旭岳」からの「旭岳温泉」へ。最高に便利な道の駅「あさひかわ」から(トイレ○仮眠○休憩○景観△食事◎設備○立地◎◎) 

早い年ではなんと8 月下旬から色づき始め、9月中旬頃には日本で一番早い最初の紅葉が見られることで知られる旭岳に登った。 登ったと言っても、ロープウエイで「姿見駅」まで行って、そこから一応登山届は出したがハナから登頂する気持ちはなく(私には無理なので)、行けるところまで行って引き返しただけだが(笑)。旭岳(2291m)は、日本で一番広く(226,764ha)、そして日本で最初に指定された国立公園(1 […]