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名所絶景、いい湯、いい食、いい人、道の駅から。

「白山白川郷ホワイトロード」を走って秋の絶景群を楽しむ。道の駅「一向一揆の里」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備△立地○) 

「白山白川郷ホワイトロード」は、白山国立公園内を走っており、石川県白山市尾添から岐阜県大野郡白川村鳩谷へと続く、延長33kmの有料山岳道路である。 たった33kmというと普通なら30分もあれば走りきれてしまうが、何せ大きく曲がりくねって上り下りが繰り返され、故に最高速度ほぼ20キロに規制されていて2時間ほどのドライブをゆっくり楽しむことができる(笑)。 昭和52年(1977)、当時の森林開発公団が […]

道の駅から11kmほど続く「笹川流れ」。「透明感」と「荒波」のメリハリにびっくり(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事△設備△立地○) 

「笹川流れ」って、これまでは船舶振興会競艇のレースが無効やり直しになったのかと思っていたらさにあらず。「笹川流れ」とは、新潟県北部の村上市にある美しい海岸線の名称だった。透明度の高い澄み切った海は非常に美しく、11kmほど続く海岸沿いには、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩、岩礁や洞窟など、変化に富んだ風景が広がっていて、その豪壮な景観は国指定の名勝および天然記念物となっている。 日本には、奇岩、 […]

第104代内閣総理大臣が決まった日、第64代の元総理に会いに。道の駅「西山ふるさと公苑」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備◎立地○) 

今日、日本国第104代の内閣総理大臣が決まった。高市早苗氏。 女性初の総理が、憲政史上104代目にしてようやく誕生した。神戸大学の女子学生のグループがたいそう感激して大はしゃぎしていたが、私の少年時代は総理大臣といえば田中角榮氏であった。 思えば田中氏が日本の第64代内閣総理大臣だったということだから、彼が総理の座を降りた1974年12月から今日まで、ほぼ50年の間に実に40回、総理が変わってきた […]

信長を2度にわたって逃した朝倉義景の運が尽きた「一乗谷の戦い」へ。道の駅「一乗谷あさくら水の駅」から(トイレ△仮眠△休憩◎景観○食事○設備○立地○) 

越前朝倉氏は、5代約103年間に渡り「一乗谷」を治めた。 当時の一乗谷には、応仁の乱で荒廃していた京から文化人が多数来訪。 人口は1万人を超え、城下町は越前の中心地に。そこで華やかな「一乗谷文化」が開花した。 しかし戦国の世はその永続を許さなかった。5代義景は織田信長を討つチャンスを2度にわたって逃したあと結局彼に敗れ、火を放たれて町は消滅する(冒頭の写真は現在復元されている街並み)。 主を失った […]

群れないと何もできない弱虫のおっさんどもに道を塞がれて。道の駅「南えちぜん山海里」から(トイレ◎仮眠△休憩○景観△食事○設備◎立地○) 

私は、暴走族が大嫌いである。 というか、猛烈な恨みがある。学生時代、2度にわたって彼らに集団暴行を受けたからだ。その嫌な思い出が、集団で爆音をたてて走行するバイクの集団を見ると、どうしても蘇ってしまう。今、目の前にいる20台弱のバイクに乗っているのは、体型から察するにもういい歳こいたオヤジどもだ。ルールを守って走っているならまだ我慢できるが、走行2車線いっぱいに広がり、時には右折斜線や対向車線にも […]

阪神セ・リーグ優勝の瞬間を見届けるためにスキップしていた「新月亭」へ。道の駅「パークイン丹生ヶ丘」から(トイレ○仮眠○休憩△景観△食事○設備△立地○) 

もう1ヶ月半ほど前になる。9月7日に我らが阪神タイガースがセ・リーグ優勝を決めた日、私は福井県にいたが、いったん旅を中断して優勝の瞬間を地元で見届けた。そして、その直後から1ヶ月ほど北海道に旅に出たため、福井旅が中途半端になったままだった。ということで、今日はすっかり福井のソウルフード「越前そば」の口になった勢いで、福井県に車を走らせた。 まず道の駅「パークイン丹生ヶ丘」で少し休憩を入れた後、さら […]

「十津川」→「浦臼」→「月形」→「美唄」→「三笠」→「中小屋」→「ふくろう乃湯」→「うたしないチロルの湯」→「ふとみ銘泉」→「森林公園温泉きよら」等々。旧札沼線沿いの温泉巡り。

私がピンの「経営コンサルタント」だった期間は20年だったが、その最後の仕事はインバウンド100%の宿泊施設を経営する京都の会社の経営支援だった。コロナ禍を持ち堪えるために、経営者の右腕として倒産を回避するために聖域なくあらゆる手を講じた。 客が来ないということは、宿泊業にとっては死を意味する。 私も仕事なのに、資金繰りが回らなくなると私自身の委託料を辞して(無給=つまりボランティア)会社を延命させ […]

夜の北海道を楽しむなら、帯広、旭川。次が札幌だ。大したことないのは函館、ワーストはもちろん、観光地価格が常軌を逸している小樽。

連日、車中泊の旅である。 当然毎日車の中で寝るわけだし、「人生3分の1は布団の中」だから。昔から寝具にはこだわりがあって。そんじょそこらのホテルもびっくりのいい寝具、例えばセミダブルのマットと枕は浅田真央ちゃんのエアウィーブ、最高級羽毛布団に、防寒対策としてマイナス20度までいけるというコールマンの最上級寝具をセットして、就寝環境は抜群の改造車に仕上げてある。寝るだけならこれ以上の環境は望めず(笑 […]

冬じゃなくてもタンチョウに会える「丹頂の里」へ。道の駅「阿寒丹頂の里」から(トイレ○仮眠✖️休憩○景観○食事○設備○立地◎) 

雄大な大自然が広がる北海道には、毎日のように「被害」が報告され何かと話題となっているヒグマをはじめ、野生動物がたくさん生息している。 鳥類ではオジロワシなどもいるが、もっとも有名なのは折り鶴や昔話で古くから日本人に愛されてきた「タンチョウ」だろう。 タンチョウは北海道の道鳥で、本来1年中北海道に生息している「野鳥」。 体長は140cmもあり、羽を広げると約240cmに達することもあるそうで、日本に […]

道の駅つるはげ、もとい「つるぬま」と一体化した髪薄、もとい「浦臼温泉」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備◎立地○) 

浦臼といえば、ワイン用ブドウ畑の作付面積で全国トップクラスを誇る「鶴沼ワイナリー」だろう。 しかし、浦臼には、ハゲがもっとひどくなるのかマシになる効能があるのかは知らないが、とても気になる温泉がある。 それは、鶴沼公園を一望できる道の駅つるはげ、もとい「つるぬま」を兼ねた、髪薄、もとい「浦臼温泉」だ。 札幌を北に向かって国道275号線が走っている。札幌市内中心部から雁来大橋を渡って、当別町、月形町 […]

紅葉の始まりからピークまで、層雲峡にこだわって良かった。道の駅「とうま」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事◎設備○立地◎) 

今回、新日本海フェリーに愛車を積んでもらって北海道の小樽港に上陸したのは9月13日だった。 目的は、秋の北海道を満喫することである。なので、こまめに紅葉情報をアップデートし、いつでもどこにでも自由に駆けつけられるよう、高速道路の周遊割引利用を最大限に活用。途中9月下旬の3日間だけ仕事で北海道を離れざるを得なかったが再び戻り、かなり長期わたって滞在中である。 もっとも楽しみだったのが、層雲峡と旭岳の […]

10月中旬からは入山できなくなる斜里岳へ。道の駅「パパスランドさっつる」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)  

斜里岳は知床半島の付け根にそびえている古い火山で、東北海道の背骨を形作る千島火山帯に属し、知床連山と雄阿寒と雌阿寒に代表される摩周・屈斜路火山列の中間に位置した成層火山である。 知床連山、阿寒・摩周火山群とともにオホーツク総合振興局管内と根室振興局管内を隔てる分水嶺となっていて、冬型の気圧配置になるとオホーツク総合振興局側は北西の季節風を受け止める形となるため雪雲が発達し降雪量が多く、登山道沿いの […]

道南、渡島半島。そのシンボル的存在「北海道駒ヶ岳」へ。道の駅「つどーる・プラザ・さわら」から(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事◎設備◎立地○)

北海道駒ヶ岳は、北海道森町、鹿部町、七飯町にまたがる標高1,131 mの活火山で、渡島(おしま)半島のシンボル的存在と言えるほど存在感がある。 もちろんその山容もそうだが、やはり寛永の大噴火のトラウマ、そして決して油断のならない活火山の脅威は非常に大きなものなのである。 もともとの駒ケ岳は現在のような形ではなく、富士山のような円錐の形をなし、高さ1,700メートル級の成層火山だった。 しかし5万年 […]

「倶多楽湖」と「登別温泉」を股にかけて生き抜いた「おんな黒板五郎」がいた。道の駅「230ルスツ」から(トイレ◎仮眠△休憩◎景観○食事◎設備◎立地○) 

「黒板五郎」の名も存在も、みなさんおそらくご存知だろう。 私自身、何度繰り返し見たことか、もうその回数も数えられなくなった、我が国テレビドラマの金字塔「北の国から」の主人公である。彼はドラマの主人公で実在の人物ではないが、実は「おんな黒板五郎」ともいうべき実在の人物が、同じ北海道にいたことを知って、私は本当に驚いた。 彼女の名は富芽子(1879-1942)。愛称はトメだったらしい。 富芽子は登別( […]

「噴火湾P.A.」→道の駅「とようら」。元世界チャンプ内藤大助がいじめを受けていた街で亀田家との因縁を回想(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○)  

噴火湾。 別名内浦湾というが、今とても穏やかである。10月に入って朝晩かなり寒くなってきた北海道だが、このあたりはまだ暖かい。 このあたり、つまりその直径が約50キロと長大な海岸線をもつ噴火湾(別名内浦湾)に面した沿岸は、渡島半島に西から抱かれて、巨大な、そして実に綺麗な円を描いている。 この大きくてまるい噴火湾には、冬から春には流氷で冷やされて千島列島から南下する千島海流が反時計まわりに入ってく […]

仙台藩建一門が入植して開いた胆振(いぶり)の要地・伊達の街へ。道の駅「だて歴史の杜」から(トイレ○仮眠○休憩○景観△食事◎設備◎立地○)  

戦国時代の武将にとって、兜や鎧は身を守る武具であり、自分自身を表現するものでもあった。 特に兜。 私が兜のデザインで一番好きなのは、なんといっても独眼竜・伊達政宗の三日月だ。本当にかっこいい。 その政宗の、いとこの子孫が、長かった江戸時代の終わりに戊辰戦争に敗れて奥州から北海道に入植したことをご存知だろうか。「噴火湾」をのぞむ北海道伊達市は彼らによって開かれ、地名の由来が彼ら仙台藩の伊達氏にあると […]

前回湖側からアプローチした有珠山、今度は海側から。そのあと道の駅「あぷた」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事◎設備○立地○)  

有珠山とは、約1~2万年前に洞爺カルデラの南壁上に生じた成層火山と溶岩ドーム群を言う。直径約1.8kmの外輪山を持つ玄武岩-玄武岩質安山岩の成層火山と、その側火山=ドンコロ山スコリア丘および小有珠、大有珠、昭和新山のデイサイト溶岩ドーム3個と西山、金比羅山、西丸山、明治新山、東丸山、オガリ山、有珠新山、2000年隆起域ほか多数の潜在ドームから構成される。 7000~8000年前に山頂部が崩壊して、 […]

道南の活火山、津軽海峡を望む「恵山」は遠目にはとても穏やか。道の駅「なとわ・恵山」から(トイレ△仮眠△休憩○景観◎食事○設備○立地◎)  

恵山(617.6m)は、気象庁による常時観測対象の活火山である。 函館市街地から東へ約40㎞、渡島半島の東南端の太平洋に突き出た位置に、津軽海峡をその眼下に置いて聳え立つ。 二重式火山の火口原「恵山溶岩ドーム」西麓の爆裂火口では現在も盛んに噴気活動が続いているが、標高330mまでの賽の河原駐車場までは車で進入することが可能で、賽の河原と呼ばれる火口原や恵山展望台、岬展望台まで散策はできる。 賽の河 […]

「ディマシオ美術館」から、新婚カップルの記念撮影に遭遇した「かなやま湖」へ。道の駅「樹海ロード日高」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地◎)  

北海道旅の途中、京都の友人・丸山典久くんから電話があった。 「今、北海道にいるんでしょ?もし日高の方を通ることがあったら、ディマシオ美術館に寄ってみてはいかがですか?」と。 もちろん他に要件はあって電話をくれたのだが、彼が勧めてくれるのならと、道の駅「樹海ロード日高」から「かなやま湖」に向かう途中、その「ディマシオ美術館」に立ち寄った。 ちなみに冒頭写真は、かなやま湖畔で結婚記念写真を撮影中のカッ […]

「ヨークシャーファーム」→「狩勝ポッポの道」→「新得そば」からの「狩勝峠」越え。道の駅「しほろ温泉」から(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○)  

北海道空知郡南富良野町と、上川郡新得町の境界にある峠が「狩勝峠」である。 実は、この狩勝峠は、「道央」と「道東」の境界。 峠の西側が石狩川水系、東側が十勝川水系で、この峠が日本海側と太平洋側の中央分水嶺にもなっている。峠の名前「狩勝」だが、「「狩」は石狩川水系の「狩」で、「勝」は十勝川水系の「勝」だとおそらく誰もが思うだろう。ところが実は南富良野側に「狩勝」という地名があって、それが峠名の由来なの […]