道の駅「蓮如の里あわら」から、私的に「あわわ」な山代、片山津はパスして「山中温泉」へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備△立地○)   

「山代」「片山津」「山中」の3つの温泉地と城下町、漁港、宿場町など6つの地域からなる「加賀温泉郷」は、それぞれにしっかりした個性がある。 四季折々の里山や海の幸に恵まれたこの地域は、これから何度訪れても飽きることはないだろう。と偉そうなことを言いつつ、恥ずかしながら、そして不覚にも。 私的に「あわわ」な(笑)山代には2度、片山津には3度行っているのに今までに行ったことがなかったのが山中温泉だった。 […]

大学卒業前に走った冬の越前海岸。43年半経った夏、再び。道の駅「越前」から(トイレ○仮眠△休憩△景観◎食事◎設備○立地○)   

大学卒業を控えた冬、車で越前海岸を走った。 これからの社会人生活の、何がバカヤローなのかもわからず、友人と荒れ狂う海に向かって大声で「バカヤロー」と叫んで、学生生活に別れを告げた。以来、北陸や東北各地への旅行で何度か越前海岸はカスっていたが、越前海岸をがっつり走ったのはあの冬しかなかった。 越前海岸は、北は東尋坊、南は敦賀の杉津にかけての海岸線で、真ん中の越前岬を西端に、緩い「く」の字形で日本海へ […]

「北前船」で大儲けした右近家と中村家を訪ねて。道の駅「河野」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備△立地○)  

旅は越前方面へ。 まずは、越前一の宮・総社である武生にある総社大神宮に参拝。 駐車場についてあまりわからなかったのでナビに最寄りのJR「武生」駅を入力。駅前から西へ真っすぐ進むと、地元では「おそんじゃさん」とよばれ親しまれている総社大神宮に到着した。 ご存知「総社」とは、旧国内の神を勧請して合祀し、国府近辺に建立したもの。国府の長である国司は赴任した国内各地の神社に巡拝することを求められていたが、 […]

日本唯一の砂上ドライブウエイを駆け抜けて道の駅「のと千里浜」へ。夕日に涙(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)  

能登半島を南北に縦断する無料の高規格道路「のと里山海道」。 この大動脈の復旧は何より急がれているが、まだ片側1車線の区間も多く残り完全には復旧していないことが、能登半島の復興スピードが遅い要因の一つとなっている。この道の南部を、並行して走るのが「千里浜なぎさドライブウェイ」だ。2024年3月3日までこの道も全車両が通行止めとなっていたが、2024年3月4日からは天候が悪い日を除き、通行止めは解除と […]

復興の道筋で最優先された「のと里山空港(能登空港)」へ。道の駅「桜峠」から(トイレ△仮眠○休憩◎景観○食事△設備△立地○)  

2024年1月1日、16時06分。能登半島で、本震の前に震度4の地震が発生していた。 この時、能登空港(愛称:のと里山空港)ランウェイ25にはANA749便「ボーイング737-800」が能登情報圏を最終進入中だった。 管制はただちにランウェイチェックが必要と判断し、航空管制運航情報官は上空でのホールディングを指示した。その時だった。能登半島を今度は最大震度7の大地震が襲った。 16時10分、能登半 […]

震災後復旧した千枚田はたった4分の1、未だ再開しない道の駅「千枚田ポケットパーク」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事✖️設備△立地△)   

輪島市中心部から海岸沿いを東に10キロ、日本海を望む斜面に1004枚の棚田が連なる国の名勝、白米千枚田(しろよねせんまいだ)がある。 出口弥祐(やすけ)さん(77)は、この千枚田の維持管理を行う地元有志団体「白米千枚田愛耕会」の発足時からのメンバー。彼らの地道な活動は18年を迎えようとしていた。料理が得意だった奥さん(当時74)は作業を終えた人たちにおにぎりやみそ汁を振る舞う優しい人だった。202 […]

人生いろいろ、人それぞれ。義経が雨宿りしただけで名勝となった道の駅「雨晴」へ(トイレ○仮眠✖︎休憩△景観◎食事○設備△立地○)  

名勝「義経岩」のある、能登半島東岸にあって富山湾を望む「雨晴(あまはらし)」に行った。 「義経石」「義経岩」というのは、源義経にまつわる伝説や史跡に関連する石や岩のこと。 私の地元・兵庫県には小野市には、源義経が三草の合戦後に立ち寄りこの石に腰かけて休憩したと伝えられる「義経の腰掛石」があり、山口県山口市には、義経が平家追討の祈願をした際に船を寄せたという「汐待ちの石」が、京都府京都市山科区には、 […]

氷見漁港で獲れる魚は日本一の156種。道の駅「氷見」の番屋街で海鮮グルメを堪能(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事◎設備◎立地○)  

氷見は、富山湾を抱く漁業の町。 富山県最大、日本海側でも有数の漁港である氷見港からは、海の向こう南東方面に3,000m級の北アルプスを望む。 全長1kmを超える長さを誇る比美乃江公園が隣接しているが、ここの展望台からは氷見を代表する景色である「海越しの立山連峰」が美しく見える。特に立山から登る朝日、まちをオレンジに染める夕日は実に素晴らしい! 富山湾は立山連峰から急激に深くなる海底地形が特徴で、海 […]

なぜ「ブリ街道」?なぜ「籠の渡し」?なぜ「ケロリン」? 道の駅「細入」で蘊蓄(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)  

「飛騨街道」は、越中富山から神通川沿いをさかのぼって、飛騨高山に通じていた。 街道は3つのルートがあって、その一つは恐怖の空中ブランコ「籠の渡し」で渓谷を渡っていたという。 怖いもの見たさでそこに行ってみたが、高所恐怖症の私のことである。その場から峡谷を眺め、そこを渡っているところを想像するだけで、ただでさえ可愛らしいキ●タマがみるみるビー玉ぐらいに縮み上がった。ところでこの飛騨街道、毎日通っても […]

「カミオカンデ」と「スーパーカミオカンデ」がある「神岡鉱山」へ。道の駅「宙ドーム神岡」から(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備◎立地△)  

「素粒子物理学」における「大統一理論」の検証。 これが「神岡鉱山」で行われている研究の究極の目的である。 「大統一理論」とは、自然界に存在する基本的な力を一つの理論で統一的に説明しようとする理論で、物質の基本的な構成要素の一つ陽子が最も軽い粒子に崩壊してしまうという陽子崩壊もこの理論で予言されている。 また、この理論は宇宙初期が超高温、超高密度であったとする説とも密接に結びついており、その検証は、 […]

理不尽と言えばあまりの理不尽、「あゝ野麦峠」。道の駅「風穴の里」で涙に暮れて(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備△立地○)  

明治の初めから大正・昭和初期にかけて。「殖産興業」の国策のもと、当時の主力輸出産業であった生糸工業で大きく発展していた諏訪地方・岡谷へ、現金収入の乏しい飛騨の村々から大勢の女性たちが、工女として出稼ぎのために野麦峠を越えていた。その多くは13歳くらいの少女であった。 少女たちは一年間稼いだ賃金を持って故郷へと帰るために、年の暮れに雪深い野麦峠を越えて飛騨で正月を迎えようとしたが、遭難して命を落とし […]

雲海覆う「美ヶ原高原」へ。ビーナスラインを駆け上がり、道の駅「美ヶ原高原」で夜明けを待った(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)

『ビーナスライン』は、長野県茅野市街から松本市の美ヶ原高原までを結ぶ、全長75.2kmの山岳ドライブルートだ。森林や高原地帯を走る開放的な、まさに日本屈指のロング&ワインディングロードは、たびたび車のCMに登場する。 道路は綺麗に舗装されており、無料で通行が可能である。 天空にのぼるビーナスのように美しい曲線を描きながら標高を上げていくドライブコースということでこの名がつけられというが、ビーナスを […]

原発マネーの産物・巨大な道の駅「うみんぴあ大飯」。そこには、原発立地自治体のいびつな姿があった(トイレ○仮眠✖️休憩△景観△食事△設備○立地✖️)  

福井県大飯(おおい)町にある関西電力・大飯原子力発電所に行った。 地図を見て分かる通り、福井県には南西側に張り出す盲腸のような部分がある。これが「嶺南(れいなん)」または「若狭(わかさ)」と呼ばれる地域である。県都である福井市とは遠く離れ、むしろ京都府や滋賀県の方がずっと近い。 文化的にも関西圏の影響が強く、言葉も関西弁に近い。原発をめぐっては、消費地である都市と供給地である地方の格差の問題がよく […]

福井県小浜市府中の「総社」へ。オバマでちゃっかり儲けた道の駅「若狭おばま」で休憩(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎) 

周山街道も、京都と福井の県境付近の名田庄を過ぎると、そこから北はもう周山街道とは呼ばず「堀越街道」と言うらしい。道なりに走ってどんつきは海、小浜に着く。次の目的地は、福井県小浜市府中にある神社、総社(そうじゃ)神社か? そうじゃ。 若狭國の総社で、旧社格は村社。祭神は五十猛神、大山祇命、菅原道真公である。 創建は不詳で、文献上は文永十二年(1265)11月に『若狭國惣田数帳』に「惣社宮」とあるのが […]

明智光秀の「周山城(址)」から、「周山街道」をひたすら北上。「陰陽道」ゆかりの「名田庄」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地◎)

京北周山町の西に位置する黒尾山(標高509.4m)の東峰、城山(標高480m)の山頂付近一帯の杉林の中に、明智光秀が築いた山城・周山城(しゅうざんじょう)の遺構が残されている。 城は桂川と弓削川の合流地点の西、山の頂にある。冒頭写真の「名田庄」を経由して小浜まで抜けていく「周山街道」を一望することができる。 ちなみに周山という名は、光秀の命名。BC1000年代に、周の武王・姫発は悪政が続いていた殷 […]

志賀原発がもし再稼働していたら、そして珠洲に計画された原発がもしできていたら。あまりの「危機一髪」にゾッとするしかない。

2024年1月1日(月)に本震が起こった能登半島地震は、地盤の隆起という滅多にない現象を引き起こした。能登半島の北西部で4メートル以上、能登半島北側の海岸でも複数の地点で2メートルを超える地盤の上昇が確認されている。地震の震源地である石川県能登半島には、再稼働の計画が進んでいたものの発災時には稼働していなかったためかろうじて事なきを得た志賀(しか)原発がある。そして、計画されたが建設されなかった珠 […]

原発が相次いで「還暦」に向かい高齢化する日本一の「原発銀座」。北海道からの帰り道、福井県敦賀市の未来予想図を探しに寄ってみた。

今、北海道から福井県敦賀港に向かうフェリーの中で、このブログを書き始めている。みなさん福井県に原発が集中立地しているのはご存知だろう。 特に若狭湾沿岸部「敦賀」の狭いエリアには、原発が15基も集中している。 原子力発電電力量を県別にみると、この「原発銀座」のおかげ?で福井県が全国ダントツ1位。 日本全体のおよそ4分の1を占めている。 関西の大電力消費のために、なぜ若狭にばかり原発がつくられるのかと […]

羊蹄山頂上から麓の様子をチェックのち「まっかり温泉」へ。道の駅「真狩フラワーセンター」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)

不法開発が問題となっている倶知安町は羊蹄山の北の麓だが、羊蹄山を挟んで反対側(南側)は真狩村だ。 受付/7:50、登山安全祈願祭/8:00、参加費無料、事前申し込みの必要なしということで、私は真狩村に登山口を持つ羊蹄山登山コースの山開きイベントに向かった。真狩コースの山開きは毎年6月第3日曜日となっている。 この日、運よく「羊蹄山南コブ山登山会」のシーズン始めの登山会が実施され、私は思い切ってこれ […]

「羊蹄山」の西側斜面を、開発され尽くした「ニセコ」からチェック。道の駅「ニセコビュープラザ」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)

羊蹄山の西方面の麓は、ニセコ町だ。前回ニセコを訪れたのは1994年の春。「ニセコアンヌプリ」にスキーをしに来て以来のことでもう30年以上が経つ。 ニセコ町のスキーリフト類のルーツは、1962年(昭和37年)にモイワ山に町費で設置されたロープトウ。 その後1966年(昭和41年)に「モイワスキー場」、1972年(昭和47年)に「ニセコアンヌプリスキー場」、1982年(昭和57年)には「ニセコ東山スキ […]

中山峠から「羊蹄山」の東側斜面の荒れ具合をチェックせんと。道の駅「望羊中山」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)

倶知安町で中国人成金に許している、信じられない違法開発を知ってしまった私。北海道庁に、「実態」を確認しに札幌に向かった。同庁で現在行われている羊蹄山での開発、特に外国人の別荘建設の全貌開示を求めたが、予想通りたらい回しにされた挙句、結局、私の質問に答え得る人が対応に出てくることはなかった。まあ、これまでの結構長い人生、「役所」というものの「臨機応変な対応」など一度も経験したことがないし、そのカケラ […]