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長野県

「自在神社」の桜、「虫倉山」の大パノラマから、イカしたロゴデザインの道の駅「 中条」へ(トイレ◎仮眠○休憩◎景観◎食事◎設備△立地◎)

長野県上田市から千曲市に北上する国道18号線を走っていると、国道18号線を長野に向かって走っていると左側にピラミッドのような形をした山が見えてくる。 それが岩井堂山。地元では麓に自在神社があることで、「自在山」と呼ばれている山である。 町をはさんで流れる千曲川の左岸・村上地区は村上氏発祥の地だが、ここからも自在山はよく見える。 この山は、戦国時代以前には狼煙台として山頂部が使われていた歴史があり、 […]

「まつり街道」こと遠州街道を南下して、道の駅「信州新野千石平」へ(トイレ○仮眠○休憩△景観△食事○設備△立地○) 

2022年11月、阿南町の「和合の念仏踊り」と「新野の盆踊り」が、「風流踊(ふうりゅうおどり)」として「跡部の踊り念仏(佐久市)」とともにユネスコ無形文化遺産に登録された。 新野を縦断する道路は、「遠州街道」と呼ばれていた古来ある道だが、「まつり街道」とも呼ばれるこの街道は、上方文化を反映した独自の祭りが発達した。 祭り文化・伝統芸能の吹き溜まりともいわれるこの新野地区には今でも連綿と続けられてい […]

道の駅「北信州やまのうち」を拠点に、志賀高原での長期滞在候補地「湯田中・渋温泉」「角間温泉」で宿探し(トイレ○仮眠✖️休憩△景観○食事△設備○立地◎) 

15年ぶりにスキー再開を決めてから、以前とは違う楽しみ方として、温泉を楽しみながら長期滞在してスキーを楽しめる場所を探している。 「ゲレンデ以外にオフピステでの山スキーができる」「ゲレンデのそばに露天風呂付きの安い宿があって長く滞在できる」「とにかく空いている」という3条件を全て満たす場所を探しているのだが、なかなか見つからない。昔は今ほど人混みを嫌わなかったので志賀高原には通いまくったが、人気の […]

千本桜の寺「谷厳寺」から「真宝寺」を巡って平和を祈り、道の駅「ふるさと豊田」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地◎) 

信州は中野市にある標高1351mの高社山の麓に、曹洞宗の寺「谷厳寺(こくごんじ)」がある。 谷厳寺は千本桜の寺として有名だ。ソメイヨシノ、コヒガン、しだれ桜など、1000本以上の桜が咲き乱れ、まさに壮観というしかない。 ここを訪れるべき理由もう一つあった。 ここには「憲法9条の碑」が建っているのだ。谷厳寺は戦時中、足立区寺地国民学校の児童43名の疎開を受け入れていた。 食べ物は極端に不足していて、 […]

伊那街道の「飯島陣屋」で代官気分に浸ってから、最寄りの道の駅「田切の里」へ(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○) 

三州街道は特に江戸時代に盛んに利用された信州の伊奈地方を縦断する道で、現在の国道153号線は、ほぼこの道筋をたどっている。 伊奈地方を縦断することから「伊奈街道」の別名があるが、太平洋側の海産物や塩を信州の内陸部まで運んだ事から「塩の道」、あるいは中馬と呼ばれる駄賃馬稼が盛んだったことから「中馬の道」「中馬街道」などと呼ばれてきた。 中馬というのは、農家などの民間の馬を目的地まで形式的に借り上げた […]

かつて何度も来て賑わい過ぎが気に入らなかった「野沢温泉」へ、道の駅「野沢温泉」から(トイレ○仮眠△休憩△景観○食事○設備△立地○) 

2010年シーズン以来15年ぶりにスキー再開を決めた私は、以前とは違う楽しみ方として、毎日温泉を楽しみながらの長期滞在ができる場所を探している。 「ゲレンデ以外にオフピステでの山スキーができる」「ゲレンデのそばに安い露天風呂付きの宿があって長く滞在できる」「空いていること」という条件を全て満たさなければ、私の冬の「居場所」とはなり得ない。 野沢温泉は、最後の「空いている」と言う条件をまったく満たし […]

冬の長期滞在地有力候補「栄村」を発見!道の駅「信越さかえ」にて(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地◎) 

2010年シーズン以来15年ぶりにスキー再開を決めたが、以前とは違う楽しみ方として、毎日温泉を楽しみながらの長期滞在ができる場所を探している。 求めているものは4つ。一つ目は、ゲレンデ意外にオフピステでの山スキーができること。 2つ目はゲレンデのそばに安い宿があって長く滞在できること。 そして3つ目が、露天の天然温泉が近いこと。 最後に4つ目、空いていること。インバウンドなどで人気沸騰のスキー場は […]

人間の切実な苦悩を俳句にして詠んだ小林一茶の故郷を訪ね、道の駅「しなの」へ(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○) 

小林一茶は江戸時代後期の俳人。 松尾芭蕉、与謝蕪村と並んで、江戸時代を代表する三大俳人の一人とされている。一茶が生涯に詠んだ俳句は、現存する数で一茶は2万句以上ある。ちなみに松尾芭蕉は約1千句、与謝蕪村は約3千句だから、圧倒的に多い。一茶の有名な俳句には「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」「名月をとつてくれろと泣子(なくこ)哉(かな)」「雪とけて村一ぱいの子ども哉(かな)」などがある。 小林一茶は […]

春の「白馬」もそれなりだったが、やはり雪が魅力。道の駅「白馬」にてスキーカムバックを決意。(トイレ○仮眠△休憩△景観○食事△設備△立地○) 

二人の子どもがそれぞれそれなりに健全に成長し、つまり家族でのスキー旅行よりも友達との時間を優先するようになった2010年に、私はスキーをやめた。 もうスキーはしないだろうと思っていたので、軽い気持ちで春の「白馬」に出かけた。今この一帯は、“HAKUBA VALLEY”と呼ばれているらしい。 “HAKUBA VALLEY”とは長野県北部の北アルプス山麓に位置する白馬村/ 小谷村/ 大町市の総称で、雄 […]

「春日街道」直線快適ドライブのち「みはらしの湯」からの、最強の道の駅「大芝高原」(トイレ◎仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎) 

伊那市は長野県の南部に位置し、東に3000メートル級の甲斐駒ケ岳、北岳等が連なる南アルプスを、西に木曽駒ケ岳等の中央アルプスに抱かれて肥沃な高原が広がり、市の中央部に天竜川が流れている。 これらの河川に沿って美しい河岸段丘が形成されており、スピード出せるが通行料も取られる中央自動車道から外れて、表情豊かな美しい光景を見ながら一般道を、あくまで安全運転で疾走するのはなかなか楽しいものだ。 とりわけ「 […]

飯田城址で「桜丸の夫婦桜」が植えられた頃の動乱を思いつつ、道の駅「南信州とよおかマルシェ」へ(トイレ◎仮眠△休憩○景観○食事○設備○立地○) 

飯田城は、室町時代この地方の豪族であった坂西(ばんざい)氏が築いたといわれており、その後武田氏や徳川氏などが下伊那支配の拠点として整備し、毛利氏など織豊系の大名が三ノ丸まで広げて城下町を造った。 戦国時代末期には伊那谷南部支配の拠点として覇権争奪の舞台となったが、下伊那地域では江戸時代まで残ったただ一つの城である。 飯田城址に咲く「桜丸の夫婦桜」だが、この木が植えられたと思われる400年余り前。 […]

道の駅「安曇野松川」」からひたすら北上。「若一王子神社」と「仁科三湖」の桜へ(トイレ○仮眠○休憩△景観○食事○設備○立地◎) 

長野自動車道の安曇野ICから国道147号線を北に12キロ、その後、県道306号線を北に約1キロ、 長野県北部の松川村に道の駅「安曇野松川」がある。 松川村は手厚い移住政策によって、人口を増やしている自治体の一つだ。 一応「村」を名乗っているが人口は1万人を超え、人口要件的には「町」を名乗る資格を持っているようだ。 北西の方向には美しい北アルプスの山々を見ることができ、長寿、鈴虫でも有名。 道の駅の […]

ゆっくりするならここ。「うるぎ温泉 こまどりの湯」と、道の駅「南信州 うるぎ」(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備△立地△) 

写真は、観音堂の枝垂れ桜。 享保20年(1735)ごろに建立された観音堂の脇にそびえる。 樹齢は約140年と推定され、売木村内に現存する桜ではもっとも古い名木だ。 「うるぎ温泉 こまどりの湯は長野県の南端、下伊那郡売木村にある温泉施設だ。 ここは売木村。標高1000mを越えた小さな山あいの里にある村営の温泉「こまどりの湯」をいただきにきた。 里山の風景を眺めながら入る露天風呂はもう最高だ。というの […]

道の駅「FARMUS木島平」から御魂山の神代桜、上杉謙信ゆかりの飯山城址の桜を(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)

上信越自動車道の豊田飯山ICから国道117号線、国道403号線を利用して北東に約10キロ、 長野県北部のスキー名所・木島平村の中に「FARMUS木島平」という道の駅がある。 この道の駅の建物は、使われなくなったデルモンテの工場を改装したもの。 とても洗練されたデザインに仕上がっており、2015年度のGOOD DESIGN AWARD金賞に輝いている。 あまり天気が良くない日だったので長距離を下道で […]

武田信玄V.S.上杉謙信の5度にわたる川中島の戦いを辿りながら、道の駅「ぽかぽかランド美麻」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事○設備◎立地△)

川中島の戦いは、戦国時代に甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信が北信濃の領有権をめぐって戦った合戦を言う。両者は1553年から1564年にかけて5度にわたって戦い、特に永禄4年(1561年)の第4次合戦は苛烈をきわめた。 なぜ「川中島の戦い」が起きたのかには諸説あるが、もっとも重要な点は、川中島が犀川(さいがわ)と千曲川が合流する地点で、越後と信濃を結ぶ交通の要所だったことだろう。肥沃で豊かな土地であっ […]

武田信玄が小笠原長時に圧勝した塩尻峠の戦いの勝敗の分かれ目を確かめに。道の駅「小坂田公園」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観○食事○設備◎立地△)

塩尻峠と勝弦峠の間からは、諏訪湖と八ヶ岳、蓼科山が見える。また、その場所からは北アルプスの穂高岳、槍ヶ岳、常念岳を眺めることもできる。 塩尻峠、勝弦峠とは、武田信玄が信濃国制覇に大きく歩を進めた戦場である。 天文年間、信濃侵略をめざす武田信玄は、信濃の武将たちと幾度となく合戦をくり返していた。順調に信濃国に勢力を拡大していた甲斐国の戦国大名・武田信玄だったが、天文17年(1548)2月、信濃国の覇 […]

天竜川河岸段丘の西岸にある「西岸寺」のしだれ桜を見に、道の駅「花の里いいじま」から(トイレ◎仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

飯島村は、中央アルプスと南アルプスの間を流れる天竜川を持つ長野県南部の伊那谷にあり、現在は飯島町となっている。 飯島城の近くにある臨済宗の古刹西岸寺は弘長元(1261)年、北條時頼が帰依した中国から来朝の大覚禅師によって開山された。 中世に飯島為光らが、寺領の寄進を行って寺を保護したが、以来飯島城との深い関係が続く。 「尊卑分脈」(内閣文庫所蔵)によれば、飯島氏は、清和天皇を祖とする源経基の弟満快 […]

小諸なる古城のほとり、千曲川旅情の歌へ、道の駅「花の駅 千曲川」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地◎)

小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ  緑なすはこべは萌えず 若草も藉くによしなししろがねの衾の岡辺 日に溶けて淡雪流るあたゝかき光はあれど 野に満つる香も知らず  浅くのみ春は霞みて 麦の色わづかに青し旅人の群はいくつか 畠中の道を急ぎぬ暮行けば浅間も見えず 歌哀し佐久の草笛  千曲川いざよふ波の 岸近き宿にのぼりつ濁り酒濁れる飲みて 草枕しばし慰む  島崎藤村の傑作は、二つを一つに。 島崎藤 […]

国宝「松本城」の桜は、道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」から(トイレ◎仮眠◎休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

天守の築造年代が文禄2~3(1593~4)年と考えられている松本城は、日本に現存する十二天守のうち、5層6階の天守を持つ最古の城であり、姫路城、彦根城、犬山城、松江城とともに国宝に指定されている。ちなみに、現存12天守の中でも、5層の天守を持つ城は、松本城と姫路城しかない。 松本城は、1929年(昭和4年)に制定された「国宝保存法」によって敷地全体が1936年(昭和11年)に国宝指定され、その後、 […]