道の駅「FARMUS木島平」から御魂山の神代桜、上杉謙信ゆかりの飯山城址の桜を(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)

上信越自動車道の豊田飯山ICから国道117号線、国道403号線を利用して北東に約10キロ、 長野県北部のスキー名所・木島平村の中に「FARMUS木島平」という道の駅がある。 この道の駅の建物は、使われなくなったデルモンテの工場を改装したもの。 とても洗練されたデザインに仕上がっており、2015年度のGOOD DESIGN AWARD金賞に輝いている。

駅施設

あまり天気が良くない日だったので長距離を下道で走って夕方に到着したので、ここでゆっくり車中泊させていただいた後、明日に信州花見ツアーをさせていただくことにした。夕陽が見えるので、明日は天気が良さそうだ。

仮眠させていただくお礼に色々お買い物を

駐車場は、平日の夕方とはいえガラガラだった。でも、仮眠する環境としては理想的で、嬉しい。

トイレは、清掃が行き届いて、とても気持ちよく使わせていただいた。

休憩環境も素晴らしい。

館内で、まず目についたのはトマトジュース。デルモンテといえばトマトジュースである。

「太陽の子ども達」というトマトジュースをいただいたが、これは木島平産の完熟トマトを使用したトマトジュースということで、とても濃厚な味。非常に美味しい。

「木島平ジャージープリン」「スノーキャロットジュース」「モッツァレラチーズ」「龍国寺サイダー」などが特産品として販売されていて、私は明日のおやつ用にジャージープリンとモッツァレラチーズを購入した。

特産といえば、木島平は米どころ、木島平産のコシヒカリは看板商品だ。

本駅の食に関する施設はレストラン「FARMUS TABLE」と喫茶店「FARMUS CAFE」の2つ。

仮眠でお世話になるので、レストランでは「キーマカレー」をいただいた。

とてもお洒落な喫茶店のメニューは、牧場の生乳を使用したジェラード、ジャージープリン、米粉サンドパン、米粉スコーンなど。

浅煎りコーヒー一杯をいただいて、駐車場に戻った。

御魂山の神代桜へ

今回の旅の目的は、この道の駅周辺の桜名所をめぐることだ。

まず、馬曲温泉へと向かう県道354号線から少し入ったところにある福寿草の群生地で車を停めて地図でその場所を確認する。
ここからは歩いて、少し奥へ入ったところ、道より一段高いところにお目当ての「御魂山の神代桜」が枝を広げていた。

太さ約4.5m。高さは25メートル以上ある堂々とした桜の老木だ。樹齢は約400年(推定)、幹はごつごつとコブだらけだ。

説明板には、この一帯は官林(かんりん:国有林の旧称)で、明治末期に村に払い下げられ、御魂山公園として管理してきたとあった。

大きさ等立派なことから誰言うことなく「神代桜」と称し、往郷に伝わる民謡には「桜まだかや 御魂の山 平菜種の花盛」と謡われて、終戦前の忠魂祭当日などには、樹下で盛大な酒宴が催されたという。

次に目指したのは飯山城(址)

上杉謙信が築城した飯山城(址)は、北信濃随一の桜の名所だ。約400本のソメイヨシノが城山全体を淡桃色に覆い尽くす。

それらソメイヨシノの桜の花びらが風に舞う様と、近くを静かに流れる千曲川との対比がなんとも魅力的だ。