「丹波マーケス」はやり逃げ、次の道の駅「京丹波 味夢の里」で二匹目のドジョウ狙いってか(トイレ○仮眠✖️休憩✖️景観✖️食事✖️設備△立地✖️) 

最初に。これは道の駅「京丹波 味夢の里」の中に設置されている路線バスの停留所。町民をわざわざバスに乗せて引っ張り込んで買い物をさせても、その分、町中のこれまでの商店の売り上げは減るだけのことですよ。一つの町内に道の駅が4つもあるのは日本でこの町だけ。しかも喜んでいるのは寺尾豊爾町長一族と、そのおこぼれをちょうだいしている一部の人たち。いい加減、恥を知れと言いたいです。

そして、これからここに書くことは、ブログ内で「丹波マーケス」と検索して出てくる記事、いや検索せずともこの記事の一つ前の記事ですから、その記事の続きとして、ぜひとも併せ読んでください。

話の切り出しとして、寺尾豊爾町長一族による公私混同町政によって、町長が責任を負う金額と同額の税金投入が問題となり、町民から裁判まで起こされて、2017年の町長選での再選はさすがに無理という状況下、寺尾豊爾町長の興味関心は己の事業の負債分を税金で帳消しにした上で、次なる金ヅルを新しい道の駅「味夢の里」に移っていました。そして、次なる悪だくみに着手していたのです。

そのことの指摘から話を始めましょう。

悪だくみの一つ目は、一族を肥やす利権構造の再構築です。具体的には、京丹波町を通る縦貫道開通を機に2015年7月にオープンした新しい道の駅「京丹波 味夢の里」の業者選定。道の駅の指定管理者をROOFGATE株式会社としましたが、この会社の代表取締役は、寺尾一族の寺尾純氏です。そしてもう一つ、一族に金を吸い上げてくるもうひとつのルートとしての役割を担って、「丹波マーケス」でも大半の利益を誘導してきた「サンダイコー」の代表取締役もまた寺尾純氏なのですが、この会社を今度も道の駅「京丹波 味夢の里」の運営会社としたのです。

京丹波町民は、まさか忘れてはいないでしょう。税金を負債補填に充てるほど、損失を出している3セク運営会社の代表者と、テナント会社として利益をあげてきた会社の代表者が同じ、もしくは同族であり、長きにわたって負債の最たる要因をつくってきた無能経営者が、その責任もとらずに、また同じ町の同様の事業に「再任」されることなど、世の中にはあり得ません。京丹波町で起こっていることはもはや「異常」を通り越して、喜劇です。

悪だくみの二つ目は、私腹を肥やすための財源確保、予算どりです。自らの町長任期中に上記の利権構造をがっちり固め、2015年7月に京都縦貫自動車道全線開通に伴って「京丹波 味夢の里」オープンさせると、たった2ヶ月後の京丹波町議会の9月定例会(2015年)の議案(一般会計補正予算案9億5400万円)に、早くも「京丹波 味夢の里」の駐車場整備などの1億6400万円の追加提案をしっかり含ませてきたのです。運営開始からたった2ヶ月で、どうして追加予算という話になるのか、もはや喜劇さえも通り越した「狂気」です。

町長が個人保証した分だけ税金投入、後は野となれ山となれ

京丹波町議会の9月定例会(2015年)において、第三セクター「丹波地域開発」の負債を補填する議案が可決承認されてしまった件は、今回の記事に大いに関係するので再度振り返っておく。

丹波地域開発株式会社は、裁判沙汰になった「丹波マーケス」を運営する三セクの会社である。議案に出された税金による穴埋め額は6億700万円。無能経営の丹波開発地域株式会社の代表取締役社長は寺尾一族の寺尾純氏であり、この人は、「丹波マーケス」最大のテナント「サンダイコー株式会社」の代表取締役でもある。サンダイコー株式会社の初代創業者は、2015年時点の現職町長・寺尾豊爾氏であり、「丹波マークス」のテナントのほとんどは寺尾一族がらみでスタートし、その枠組みは長年変えてこなかった。

そして、町長一族で私服を肥やし、負債は全て三セク会社に集中。そこに補填される借入金の保証人は町長だが、この補填案が通れば、税金の投入で町長は個人の負債(6億700万)からまるまる解放されるという関係にあった。当該年度末の3セク丹波地域開発株式会社の負債総額は7億8282万円だが、補填するのは、この内町長が個人保証している高度化資金、きっかり6億700万円についてであり、こうなるともう、喜劇にしても、滑稽すぎないか。

言い訳にもならない、意味不明で稚拙なこじつけの自己弁護

9月定例部会に補填をおねだりした説明資料によると、「丹波マーケス」は、町民の日常普段の暮らしを支え、京丹波町を訪れた人々にまちの玄関口と呼ぶにふさわしい「おもてなし」で憩いの場を提供してきた、とされている。しかし、私は実際に行ったが、「おもてなし」はかつて行った何百もの道の駅で最低最悪。単に地元客に買い物させて寺尾町長一族の会社「サンダイコー」が儲けてきただけではないか。

また、「地域経済の活性化を牽引」ともあるが、説明の中身は「多くの人が買い物などをしてレジを通った」ことと、テナントの大半が町内の事業者であるとするが、テナントの売り上げでいえば町長創設のサンダイコーの売り上げは他のテナントと2桁違って、マーケス全体の約60%を占めており、テナントも身内が多く、それ以外のテナントの売上などほんの微々たるものだ。

さらには「雇用創出、納税等により町財政に貢献」とあるが、開業以来6〜7億の納税をして貢献とある。しそのほとんどの4億5900万円は消費税ではないか。そしてこの数字は法人税の約20倍の数字であるというが、数字は買い物をした町民等が支払ったものだし、法人税がそれほど少ないならば、ではサンダイコーは節税か脱税でもしているのだろうか。

雇用の場であったこと自体は間違いないだろうが、そんなものはイオンでもどこでも、大型店を営めば同じこと。いや、彼らはもっと経営が上手いから、より大きな雇用が実現できるだろう。

そして結局、どんな言い回しをしようと、この補填の必要性を言うのに強調されているのは、長期借入金返済による資金繰りの困難さ。つまり自分自身の経営無能を、他の何かのせいに言い換えているに過ぎないのである。

至近距離に新しい道の駅を金ヅルにしようとするたくらみは最初から

どうして道の駅がこんなに密集しているのか?その答えは実に簡単だ。寺尾一族が、親玉の町長が任期内に、町長の力が及ぶ町内で、一族の会社の金ヅルを確保したいからに他ならない。

丹波地域全体でも道の駅は密集遅滞だが、中でも京丹波町は、一つの町内に道の駅が4つ。こんな滑稽な町はこの町以外、日本のどこを探してもない。とりわけ「丹波マーケス」と「京丹波 味夢の里」、寺尾豊爾一族にとって美味しい2つの道の駅は、なんと役場を挟んでもう目と鼻の先だ。とうの昔に丹波ICができるのはわかっていて、先に「丹波マーケス」を私物化。その賞味期限が切れたら3セクと町のせいにして、今度は次の道の駅でさらに大きな利益誘導を図るとは、ハゲタカも特殊詐欺も詐欺師も真っ青ではないか。

そして、そこには、マーケティングもへったくれもない。失敗慣れし過ぎて、地域開発の成功なんてどうでも良いのだ。破綻するまで、力の及ぶ町内で税金投入させて自分たちの会社に金を引き込もうとしている。そのようにしか見えない。

はっきり言おう。町長一族は、京都縦貫道の貫通によりこのままでは「京丹波マーケス」は上(縦貫道)を素通りされて売り上げがジリ貧なのは目に見えているからそっちの負債は早く町になすりつけて、今度は縦貫道のサービスエリアも兼ねた道の駅「味夢の里」で稼ごうと。

その際、大きな負担となる「京丹波マーケス」に関わる現在の負債は、マーケスの収益だけでは支払えないから町民の税金で帳消しにして、というか寺尾豊爾町長個人の負債さえ消せればラッキー、坊主丸儲けと考えた。そして、京丹波町議会の9月定例会(2015年)において、寺尾豊爾町長の、腐ったハラワタから強烈な「最後っ屁」が放たれたのだった。

疑惑の丹波町議会

京丹波町議会の9月定例会(2015年)において、一部議員は会期延長の動議を出したり修正案を提案したりしたが、結局、先送りを恐れたのか慌てたように賛成8反対7で負債補填は可決された。というより、賛成8票は裏から手を回しておくぐらいのことはしないと、こんな理屈に合わない議案が通過するわけはないのだ。

議会は町民がほとんど目にすることもない上、議事録もつくられていない、まさにブラックボックスだ。まさに町民不在のうちに、6億という町の財政規模からすれば相当高額な税金が、町長一族中心の三セクへとつぎ込まれ、過去に得た莫大な利益も何もが、闇から闇へ、うやむやになってしまった。

自民党の裏金づくりよりはるかに悪質

丹波マーケスを寺尾豊爾町長一族がスタートさせた際に高度化資金を借入れているが、当初5年間は据え置き(利息もかからない)であり、その5年間が最も売り上げも上がっていた頃なのだ。ところが、この時期の財務状況は全く明らかにされていない。マーケス開業3年目である平成11年の売り上げが34億1700万円(この数字がピークとされる)と記載されているだけで、資料すら提出されていない。三セク(半官半民)であるにもかかわらず、経営状況は議会にさえ報告されてこなかった。最大の謎は、この間得ていたはずの莫大な利益はどこに消えたのかということである。

寺尾豊爾一族の逃げ切り、許すまじ

再度確認しておく。「京丹波 味夢の里」の指定管理者ROOFGATE株式会社の代表取締役は、寺尾一族の寺尾純氏。そしてもう一つ、ダメダメな道の駅「丹波マーケス」でも3セクに負債を押し付けて利益の大半を我が物にしてきた「サンダイコー」の代表取締役もまた寺尾純氏、同じ人なのだ。そしてまたそんな一族の会社2つを、京丹波町は、寺尾豊爾町長の在任中に、新しい道の駅「京丹波 味夢の里」の運営会社としていたのだ。

2017年の町長選では、あまりの公私混同が町民の怒りを買って寺尾豊爾は落選したが、後の祭り。次の「カネ」の問題が出るまで、一族の陰謀に手出しは難しいだろう。

兎にも角にも、「丹波マーケス」事件を通じて、寺尾豊爾一族は、いったん金を懐に入れてしまい、資料提出を拒んでしらばっくれていれば、遡って返金しなくていいという味をしめてしまった。2015年7月から、同じやり方で、事業が破綻しようが私服を肥やし続ける寺尾豊爾一族が次に綻びを見せる時、町民はまた騙されるという愚か者であってはいけないだろう。

意味なくでかい、意味なくバブリー、破綻は既定路線。怒れ町民!

船出して7年になる道の駅「京丹波 味夢の里」を、この目で確かめに行ってきた。

これは、街ぐるみの疑獄である。それ以外のコメントはない。以下、現地の様子の写真のみ。