町内4つの道の駅に飽き足らず、また道の駅「瑞穂の里さらびき」を大改造?(トイレ○仮眠○休憩◎景観○食事○設備○立地○) 

「道の駅瑞穂の里さらびきにつきまして、地域振興やスポーツ振興などを目的とする複合施設である、グリーンランドみずほ(写真はバブリーな本棟)において中核的な集客施設となっていますが、供用開始から23年余りが経過していることから、大規模リニューアルすることとして、昨年には再整備基本計画を策定し、現在、基本設計及び実施設計を行っているところです。令和7年度中の改修を予定しており、交通の要衝である我が町のランドマークとして一新することで、地域の皆様と都市部からのお客様との交流拠点として事業効果を上げてまいりたいと考えています。」(原文ママ)

これは、京丹波町議会の施政方針資料で、また道の駅に金をかけることに触れている部分です。京丹波町は、これまでに一つの町の中に4つの道の駅をつくってきました。日本の市町村の数は、市が792、特別区(東京都区部)が23、町が743、村が183で、合計1,741です。一つひとつが同じことをしたら、日本には7,000箇所の道の駅ができてしまいます。でも、実際には1,200箇所ほど。この町の為政者がバカなのか、あるいは誰かが甘い汁を吸い続けているのか。私はその合わせ技だと思っています。

この記事は、この前の記事とその前の記事、そして道の駅「和」と検索していただいて、4つの記事を併せ読んでいただくと、この町の闇の深さがわかると思います。

なんらの検証なく暴走する京丹波町政の闇

道の駅が成功しているなら、町民でもない私など「不正」以外は異論を唱えない。町民だって文句ないだろう。

しかし4つの道の駅で採算が合っているのは1つだけだ。負の遺産の代表格「丹波マーケス」という道の駅では、町長一族が道の駅のテナントを含めて私物化し、一族で大儲けした挙句3セク会社に6億もの負債だけを押し付けて、町長が最低限の補償責任を負うべき6億円にもきっちり町民の税金を追加投入したため事件となり、裁判沙汰になった。

そして、町長一族による町政私物化は今もまだ続いている。町長失脚までにしたたかに利権構造を確定させていたからだ。町長一族の度過ぎた公私混同の反省もなく、なんらの禊もなく、その時の収支公開もせずに、依然としてこの町は新町長になってもまだアホの一つ覚えで「道の駅」なのだ。

情報公開のない地方自治なんてあり得るのか

最大の問題は、京丹波町が、町民への「情報開示をしない」という悪しき体質だ。

結局、「丹波マーケス」事件でも、事件発生から今年で10年目を迎えるが、町は頑なに公表を拒み、いまだに不透明な金の流れは公表されていない。

京丹波町の地方自治は、どれだけ深い闇の中にあったのだろうか。それを頑なに闇から闇へと葬り去ろうとするのは、なぜなのだろうか。公開したら困るという以外に、どんな理由があるだろう。そして、今もまだ同じことを続けようとするのは、そこによほどおいしい、手放したくない「裏金の金脈?」でもあるのだろうか。

町民に公表しない、できない。それはなぜか?

公的事業が数字で定期的に報告するのは、行政のイロハのイ、当たり前田のクラッカーの時代からそんなことは決まっている。でも、この京丹波町はいまだにそれをしない。できないのか、しないのか。大きな違いだが、ここまで酷いのは、そのどちらもだからだと思う。この町は、日本の地方自治の面汚し。よって、ここでだけではなく、この「闇の町政」が続く限り、私は命ある限り問題提起を続けていく。

「数字」を直視できない無能、しない無責任、しようとしない不誠実、されては困る不正

KPI(Key Performance Indicator)とは、目標達成に向けたプロセスの進捗状況を定量的に評価・分析するための指標として、経営上不可欠なものだ。KPIの活用なんて、民間企業では大したことのない会社でももはや常識。目標までの進捗を把握できるし、達成率を数値で可視化できると組織全体のモチベーションが上がるし、生産性向上につながるし。目標達成のプロセスにおいて課題が発生した場合も、すぐに共有でき、関係者全員で課題に立ち向かえるのだ。

多分、京丹後町の町長も議員も無能揃いでこのことを知らないか、これを導入したら大変だという無責任か、導入しようとさえしない不誠実か、導入して不正や誤魔化し経理処理などが発覚してまずいのか。そのどれかだが、おそらくそのすべてが町長、議員の誰かに当てはまっているのだ。

道の駅の他にもある、無駄で無理な税金タレ流し

道の駅「瑞穂の里・さらびき」は、スポーツリゾートゾーン「グリーンランドみずほ」の玄関口、国道173号沿いにある。

このグリーンランドみずほには、人工芝ホッケー場、多目的グラウンド、グラウンドゴルフ場、テニスコート、プール、体育館など、まさかオリンピックでも誘致する気か?と言いたくなるほどのスポーツ施設を完備。さらには立派な本部棟、コテージ、宿泊研修施設、レストランなど休憩施設を贅沢に備え、ほかの地域からよほど多くの来園者がない限り、とても維持不能な規模と設備内容である。

京丹波町として力を入れているのは、なかでもホッケーだという。

ホッケー競技場

ホッケー専用の競技場は日本では珍しいので、ホッケーチームの合宿にはもってこいだ。しかしホッケーは、専用競技場が珍しいのは当たり前で、日本有数のマイナー競技だ。需要がないから、合宿時期のGWと夏休みにはニーズがあっても、年間に2か月ほど賑わうだけでいいのかっちゅー話だ。

実際、駐車場には多分管理者の車しか停まっていない。誰も来ていないから、ガラガラである。申し訳ないが、こんな状態の10か月、施設周辺の人口密度は1平方kmあたり40人、地域全体でも4,000人、そしてそのほとんどが老人の、いったい誰にホッケーさせようというのだ。

十分使える施設を無駄に作り変える道の駅「瑞穂の里・さらびき」

本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る、道の駅としては標準的な施設構成で、人は少ないが施設はまだ綺麗だ。老朽化を感じる部分は、粗探しをしてもほんの一部しかない。駐車場、トイレ、休憩場所、物産館、レストランなど、以下私が撮った最新の写真を掲載するが、これを「老朽化」と言うのだろうか。ちなみに私の家が住んでいる家は築50年。この道の駅の築年数はその半分にも満たないたった23年である。これでボロが出ているのなら、新築工事によほどの手抜きがあったとしか考えられないではないか。

ベンチの塗装は、ペンキの上塗りをするだけでたちまち綺麗になる。

物産館では特産品の丹波栗、黒豆、蕎麦を使った商品が目に付く。

商品の数でいえば、蕎麦が多いだろうか。「出石そば」「田舎そば」「自然薯そば」等が販売されている。 種類は、よその町の「美山」のものとか、全国販売しているものばかりで、魅力ない。

レストランでは蕎麦、麦とろ飯、きのこ丼

物産館の奥の方にレストランがある。 このレストランでは、瑞穂町産そば粉を用いたつなぎを使わない「十割そば」、地産のキノコをふんだんに用いた「きのこ丼」が名物となっている。

農作物直売所もある。 農作物直売所では、豆類と葉物野菜が目立つ存在。特産の黒丹波枝豆、えんどう豆、そら豆、インゲン豆、ほうれん草、チンゲン菜などが販売されている。