道の駅「福良(ふくら)」は、淡路島の南端近く、海の香りが漂う穏やかな福良湾内にあるとても大きな道の駅です。
レストランやおみやげ屋さんだけでなく、産地直売所の「福良マルシェ」、足湯「うずのゆ」なども併設。
さらに世界最大級の鳴門のうずしおを間近に見ることができる「うずしおクルーズ」、500年の歴史を持つ淡路人形浄瑠璃の劇場「淡路人形座」などを楽しむことができ、年間約40万人が訪れる人気の道の駅となっています。
駐車場はでかい!トイレも綺麗!
年間40万人もの人が訪れるだけあって、駐車場もトイレも大規模(トイレは何ヶ所もあるし、とても綺麗)。しかし駐車場はあまりにでかいしかなり混んでいるので、トイレにかなり遠くに停めざるを得ないことも多く、ココはもはやトイレ休憩のための道の駅ではない気がする。
うずしおドームなないろ館
「うずしおドームなないろ館」は、道の駅「福良」のメイン施設だ。
1階にはおみやげショップ、うずしおクルーズの乗船券売場、観光案内所、2階にはレストラン、そして屋上に展望台がある。
屋上展望台からの景色は非常に素晴らしい!
うずしおドームなないろ館1Fにある「うずしおショップMARINE」にはさまざまなお土産が盛りだくさんに並んでいる。
館内には、クルーズ船の待合ニーズもあって、たくさんの休憩場所が設けられ、椅子が置かれている。
無料の足湯は100%天然温泉
「うずしおドームなないろ館」の横には、無料で利用できる足湯「うずのゆ」があります。
鳴門海峡の渦潮のように水流で渦になった足湯や手湯、たこ壺型の足湯などが楽しめる。
渦潮を模した「うず潮足浴」。足湯「うずのゆ」は、うずしおドームなないろ館に隣接していて、無料で誰でも利用できる。
足湯の種類は、「うず潮足浴」、向かい合わせで利用できる「対面足浴」、向かいに人がいない「片面足浴」、手浴も一緒に楽しめる「手浴」、そして子ども向きで一人ずつ利用する「たこ壺足浴」の5種類。
足湯の手前にある像は、約120年前のたこ漁の様子らしい。
足湯の全体を覆っている屋根の大きさは直径が約20mあり、渦潮最大時の直径と同じらしい。ただ現在は、ドローンで正確に測った結果、渦潮最大の直径は約30mだとか。
福良マルシェ(産直市場)
福良マルシェは、淡路島の美味しい物だけを販売している産直市場だ。
淡路島の農家さんから直接仕入れた野菜や、地元で水揚げされた魚だけにこだわった品揃えなので、淡路島のものを食べたい、淡路島のものを買って帰りたいという方の御用達施設と言っていいだろう。
道の駅福良 には、美味しい食べ物を扱うお店がたくさんあります。なないろ館2Fの「レストランなないろ」では、眼下に広がる福良港を眺めながら食事が楽しめる。
また、写真のなないろ館横に並ぶ5つの店 (山武水産・福栄商店・三澤商店・天羽商店・とりき)では、ご飯に鮮魚、季節の野菜から干物までがずらりと並ぶ。この「海の幸」という小さいながらも5店連なる商店街での食事もオススメだ。
うずしおクルーズ
うずしおクルーズでは、大鳴門橋を真下から見たり、鳴門海峡の景色を眺めたりとほっこり往復の船旅楽しめるのだが、船がうずしおが発生するスポットのすぐ近くを通過する時はテンパること必至。私は子どもの頃にも見たが、当時はこんなに間近には接近しなかった記憶が。うずしおは何度見ても圧倒される大迫力だ!春と秋の大潮のときには、直径30mにもなる世界一の大渦が出現することもあるというが、そんなの怖くて見たくないわ(笑)。
出航船も「日本丸」「咸臨丸」が交互に出航しており、予約しておけば希望の観潮船に乗ることができる。待合もまたたのし。
「咸臨丸」は2021年3月に就航したばかりの新しい船なので、人気らしい。大型船で安定感が高く揺れが少ないというが、揺れる「日本丸」の方が、スリリングに決まっている(笑)
淡路人形座
道の駅のバカでかい駐車場から道路を挟んで建つ一風変わった外観の建物が「淡路人形座」だ。
「淡路人形座」では、500年の歴史を持つ淡路人形芝居(淡路人形浄瑠璃)が楽しめる。
1日4回公演で、公演時間は約45分。席数も179席あるので、団体予約がなければ当日でも入館して観劇できるだろう。
チャレンジモール福良CAP
2019年7月にオープンした、道の駅福良に隣接した商業施設「チャレンジモール福良CAP」。
地元の食材を使った、ホットドッグやハンバーガー、フルーツを使ったサンドイッチ、カレー、丼などを販売していて、テラスでゆっくり食べられる。
淡路島3年とらふぐ
福良港は「淡路島3年とらふぐ」の産地としても有名。
一般的に養殖のフグは2年目で出荷されていますが、さらに1年間長く育てられた『淡路島3年とらふぐ』は、2年目の2倍近くにも成長し、白子も大きい。
特に潮の流れの速い鳴門海峡に近い福良湾で育つ「淡路島3年とらふぐ」は、身がしまり、大きいだけでなく、身も天然トラフグと変わらない美味しさ。お金の余裕のある方はぜひ(笑)