道の駅「尾瀬かたしな」から「尾瀬ヶ原湿原」「武尊神社」「武尊山」へ(トイレ◎仮眠△休憩◎景観◎食事○設備◎立地○)

「日本百名山」にも数えられる川場村のシンボル武尊山(ほたかやま)。 昔から山岳信仰の霊山として知られ、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像が山頂付近に奉られている。 地図を見ると、武尊山は道の駅「尾瀬かたしな」の西北にあってすぐ近くに見えたのであまり何も考えずに道の駅に来たのだが、ここが予想以上に楽しい場所だったので時間を費やしてしまい、また、地図を真剣に見ると、武尊山の頂上の向こう側に以前からど […]

華厳の滝に打たれたらたぶん死ぬので中禅寺湖から竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝を回って湯の湖ほとりの奥日光湯元温泉に浸かる

日光市は栃木県の西北端、県庁所在地の宇都宮市から西に約30km、日光国立公園の中心として、国内外から多くの観光客を集めている。市域にはもちろん1999年12月に世界遺産に登録された東照宮をはじめとする「日光の社寺」があるが、もう何度も行っているし、混雑しているのはわかっているので、今回はパス。標高約1269mにある中禅寺湖、そこに影を落とす2484mの男体山、日本三名瀑の一つ華厳の滝をはじめとする […]

「軍人将棋」でしか勝てなかった男が、「将棋」の聖地・道の駅「天童温泉」へ(トイレ◎仮眠△休憩◎景観○食事◎設備○立地○)

天童市は、将棋駒の生産量が日本一である。 天童温泉では毎年のように竜王戦などのプロ棋士のタイトル戦が開催され、将棋ファンが訪れる聖地のひとつとなっている。 そのため、将棋駒のモチーフにしたデザインが歩道・足湯・マンホール・橋など市街のあちらこちらに見られるので、将棋駒を探しながらユニークな温泉街散策が楽しめる。 駒工人の技が光る将棋駒がずらっと並ぶ天童市将棋史料館も必見だ。 なんて言ってるけど、私 […]

月山・羽黒山・湯殿山の「出羽三山」をチラ見。迷走する道の駅「月山」へ(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事✖️設備△立地○)

出羽三山とは、山形県の中央にそびえる月山(1984m)・羽黒山(414m)・湯殿山(1500m)の総称で、1400年以上前に蜂子皇子によって開かれ、祖先の霊魂、山の神・海の神が鎮まる山として古くから信仰を集めてきた。 西の伊勢神宮に対し、出羽三山に詣でることを「東の奥参り」として人生儀礼の一つとする風習があるほどの、日本屈指の修験道の霊山だ。 「三山」といっても独立した三つの山があるわけでなく、月 […]

R先輩プロデュースの道の駅「うご」で冷がけそば、ジェラート、おかわり自由のコーヒーで腹ごしらえのち「鳥海山」へ!

ユネスコ無形文化遺産「西馬音内の盆踊」の藍染め衣装をイメージしているという外観。そして、オンリーワンにこだわった個性あふれる「食」のラインナップ。 「秋田県の道の駅人気投票」では、ここ道の駅「うご」が1位を続けていると聞いた。推しの理由として圧倒的に多いのが名物の冷がけそばとジェラートなど、食のコンテンツ。 「SNS発信力」「丁寧な対応」などについても非常に評価が高いという。 さすがリクルートの先 […]

父が生涯その背中を追い続けた石川理紀之助翁を訪ねて。道の駅「しょうわ」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事△設備△立地○)

「寝て居て人を起こす事勿れ」 この言葉を聞いたこと、おありだろうか。 私ごとで言うと、父と私と衝突するたび、父が私に説教するたびに耳にタコができるほど聞かされた言葉だが、秋田地方の農業の礎をなした石川理紀之助が残したものである。 意味は、自分は寝たままで人を起こすような横着なことはするな、人を働かせようと思ったら、口先で命令するだけではなく自分が先頭に立って働けということ。 毎朝早くから夜遅くまで […]

エネルギー問題を深く考えながら、おいでやす小田もとい道の駅「おが」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事△設備△立地○)

「悪い政府はいねえが〜!」小泉脳薄い大臣、もとい小泉農水大臣が「備蓄米放出」をしようがしまいが「悪い政府」呼ばわりされ、支持率がナマハゲ状態の石破政権。「備蓄」「放出」と言えば、あれは原油価格が急騰し、ガソリン価格も高騰した2021年の秋のことだった。 価格の高騰を抑えるために、政府が初めて国家備蓄石油の放出に踏み切り、国内消費量2日分程度に相当する約420万バレルの放出が実施されたことを思い出す […]

琵琶湖の次に広かった「八郎潟」を干拓して生まれた「大潟村」へ。道の駅「おおがた」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)  

北緯40度、東経140度の地点に大きく広がっていた八郎潟は、東西12km・南北27km・周囲82km・総面積2万2,024ha、琵琶湖につぐ日本第2の広さを誇る湖であり、約70種を超える魚介類の宝庫だった。 その「八郎潟」を干拓してできた村が「大潟村」だ。 湖底だった場所が新生の大地に。そこに村がつくられることとなり、村名と入植者が公募された。 採用された村名は「大潟村」。 排水機場を管理する家族 […]

12kmほども続く「千畳敷海岸」を端から端まで。時折停車しつつ道の駅「ふかうら」へ(トイレ△仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○)  

みみず千匹、一騎当千、千の風になって、千載一遇、千差万別、千客万来、千紫万紅etc.「千」は、単に1000という数だけでなく、数が非常に多いことを示す場合に使われるが、大袈裟な誇張となることが多い。「千畳敷海岸」は、1792(寛政4)年の地震によって地盤が隆起してできた岩浜だが、物珍しがった当時の津軽藩の殿様が「千畳の畳」を敷いて宴会を開いたことからこの名が付いたとされている。って、そんなん嘘に決 […]

宿泊しないと「落陽」をみることができない「黄金崎不老ふ死温泉」で仕方なく一泊。2時間の長風呂と号泣で元をとった

「黄金崎不老ふ死温泉」は、青森県の深浦町にある温泉宿。 世界自然遺産である白神山地の麓にあり、十二湖から白神ラインを走り、どんつきを右折して、101号線を日本海を眺めながら走れば、30分程度で着いてしまう。 この黄金崎不老ふ死温泉に「不老ふ死」という名が付けられたのは、「この温泉に入れば不老不死に近づくことができる」と思われたくてつけたに違いないのだが、「この温泉に浸かって養生すると老いることなく […]

「白神山地ビジターセンター」でブナの一生や核心地域を手付かずにする意味をしっかり学んでから、世界最大級のブナの原生林「白神山地」へ

白神山地は、青森県と秋田県にまたがる広大な山地帯で、世界最大級のブナの原生林が分布していることで知られている。1993年に、屋久島とともに日本で初めて世界自然遺産に登録されており、私たちにとって特別に大切な場所となっている。 そういう意味で、白神山地ビジターセンターは、白神山地観光をする前に訪れたい施設。映像体験ホールの巨大スクリーンで白神山地の四季を鑑賞し、展示ホールでブナの一生、白神山地の生態 […]

「雪形の棲む山」「津軽富士」と称される「岩木山」から、道の駅「津軽白神」へ(トイレ◎仮眠△休憩○景観○食事◎設備○立地○)  

津軽平野にそびえる岩木山。青森県の最高峰だ。 標高1,625mの二重式火山・岩木山は、別名「津軽富士」とも称される。 広い津軽平野からまるで湧き出したように美しい円錐形をしており、山頂部は岩木山、鳥海山、厳鬼山(岩鬼山)の3つの峰に分かれている。 巌鬼山方面の麓から見た岩木山は、中央の岩木山がしっかり見え、鳥海山、厳鬼山もその左右にしっかり見えて、まるで「山」の漢字をそのままにした形だ。 冒頭の写 […]

「梅雨景色」明けた道の駅「みんまや龍飛岬」へ。「青函トンネル工事殉職者慰霊碑」、2番から始まる「津軽海峡冬景色」の歌碑前ではいろんな思いが‥‥

竜飛岬(龍飛岬)に着いた私は真っ先に、ずっと十八番にさせていただいている「津軽海峡冬景色」の歌碑へと向かった。 歌謡碑にはスイッチがあって、押すと津軽海峡冬景色が流れるということなので、早速押してみた。 あれ? ♪ごらんあれが 竜飛岬 北のはずれと♪と、2番から始まったではないか。 あらあら、歌謡碑も2番が手前で、1番が奥に押しやられている。 まあここは竜飛岬だからな~と一瞬思ったが、クリエイター […]

昭和の味「うどんの自販機」。いつもの新日本海フェリーで「あきた港」へ。(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事◎設備○立地○)  

テレビはすっかり見なくなったが、それでも好きな番組がいくつかある。 一番好きなのがNHK「ドキュメント72時間」。この番組を欠かさず見るようになったのは、秋田港の自販機前での72時間に大変感銘を受けたからだ。 突風が吹き荒れる1月の秋田港。その片隅に古びた1台の自販機がある。お金を入れて待つこと25秒、出てくるのは熱々のうどん・そば。設置はもう半世紀も前。元祖ファストフードとして人気だったが、最近 […]

「小松とまと」と「小松うどん」を食べたくて。道の駅「こまつ木場潟」へ(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)  

旅は石川県小松市へ。石川県小松市といえば、小松製作所(コマツ)の発祥の地、それから小松うどんと小松とまと、え〜っとそれから木場潟からは白山も見えると聞いたことがあるぐらい。小松製作所(コマツ)の本社はずっと前から東京だし、とにかく木場潟を目的地に、道の駅でトマトと小松うどんをいただくことにした。 小松市周辺には、元々「加賀三湖」と言われていた湖があった。 小松市の木場潟と今江潟、小松市の南側に隣接 […]

道の駅「蓮如の里あわら」から、私的に「あわわ」な山代、片山津はパスして「山中温泉」へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備△立地○)   

「山代」「片山津」「山中」の3つの温泉地と城下町、漁港、宿場町など6つの地域からなる「加賀温泉郷」は、それぞれにしっかりした個性がある。 四季折々の里山や海の幸に恵まれたこの地域は、これから何度訪れても飽きることはないだろう。と偉そうなことを言いつつ、恥ずかしながら、そして不覚にも。 私的に「あわわ」な(笑)山代には2度、片山津には3度行っているのに今までに行ったことがなかったのが山中温泉だった。 […]

大学卒業前に走った冬の越前海岸。43年半経った夏、再び。道の駅「越前」から(トイレ○仮眠△休憩△景観◎食事◎設備○立地○)   

大学卒業を控えた冬、車で越前海岸を走った。 これからの社会人生活の、何がバカヤローなのかもわからず、友人と荒れ狂う海に向かって大声で「バカヤロー」と叫んで、学生生活に別れを告げた。以来、北陸や東北各地への旅行で何度か越前海岸はカスっていたが、越前海岸をがっつり走ったのはあの冬しかなかった。 越前海岸は、北は東尋坊、南は敦賀の杉津にかけての海岸線で、真ん中の越前岬を西端に、緩い「く」の字形で日本海へ […]

「北前船」で大儲けした右近家と中村家を訪ねて。道の駅「河野」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備△立地○)  

旅は越前方面へ。 まずは、越前一の宮・総社である武生にある総社大神宮に参拝。 駐車場についてあまりわからなかったのでナビに最寄りのJR「武生」駅を入力。駅前から西へ真っすぐ進むと、地元では「おそんじゃさん」とよばれ親しまれている総社大神宮に到着した。 ご存知「総社」とは、旧国内の神を勧請して合祀し、国府近辺に建立したもの。国府の長である国司は赴任した国内各地の神社に巡拝することを求められていたが、 […]

日本唯一の砂上ドライブウエイを駆け抜けて道の駅「のと千里浜」へ。夕日に涙(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)  

能登半島を南北に縦断する無料の高規格道路「のと里山海道」。 この大動脈の復旧は何より急がれているが、まだ片側1車線の区間も多く残り完全には復旧していないことが、能登半島の復興スピードが遅い要因の一つとなっている。この道の南部を、並行して走るのが「千里浜なぎさドライブウェイ」だ。2024年3月3日までこの道も全車両が通行止めとなっていたが、2024年3月4日からは天候が悪い日を除き、通行止めは解除と […]

復興の道筋で最優先された「のと里山空港(能登空港)」へ。道の駅「桜峠」から(トイレ△仮眠○休憩◎景観○食事△設備△立地○)  

2024年1月1日、16時06分。能登半島で、本震の前に震度4の地震が発生していた。 この時、能登空港(愛称:のと里山空港)ランウェイ25にはANA749便「ボーイング737-800」が能登情報圏を最終進入中だった。 管制はただちにランウェイチェックが必要と判断し、航空管制運航情報官は上空でのホールディングを指示した。その時だった。能登半島を今度は最大震度7の大地震が襲った。 16時10分、能登半 […]