エネルギー問題を深く考えながら、おいでやす小田もとい道の駅「おが」へ(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事△設備△立地○)

「悪い政府はいねえが〜!」小泉脳薄い大臣、もとい小泉農水大臣が「備蓄米放出」をしようがしまいが「悪い政府」呼ばわりされ、支持率がナマハゲ状態の石破政権。「備蓄」「放出」と言えば、あれは原油価格が急騰し、ガソリン価格も高騰した2021年の秋のことだった。 価格の高騰を抑えるために、政府が初めて国家備蓄石油の放出に踏み切り、国内消費量2日分程度に相当する約420万バレルの放出が実施されたことを思い出す […]

琵琶湖の次に広かった「八郎潟」を干拓して生まれた「大潟村」へ。道の駅「おおがた」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備○立地○)  

北緯40度、東経140度の地点に大きく広がっていた八郎潟は、東西12km・南北27km・周囲82km・総面積2万2,024ha、琵琶湖につぐ日本第2の広さを誇る湖であり、約70種を超える魚介類の宝庫だった。 その「八郎潟」を干拓してできた村が「大潟村」だ。 湖底だった場所が新生の大地に。そこに村がつくられることとなり、村名と入植者が公募された。 採用された村名は「大潟村」。 排水機場を管理する家族 […]

12kmほども続く「千畳敷海岸」を端から端まで。時折停車しつつ道の駅「ふかうら」へ(トイレ△仮眠○休憩○景観○食事○設備△立地○)  

みみず千匹、一騎当千、千の風になって、千載一遇、千差万別、千客万来、千紫万紅etc.「千」は、単に1000という数だけでなく、数が非常に多いことを示す場合に使われるが、大袈裟な誇張となることが多い。「千畳敷海岸」は、1792(寛政4)年の地震によって地盤が隆起してできた岩浜だが、物珍しがった当時の津軽藩の殿様が「千畳の畳」を敷いて宴会を開いたことからこの名が付いたとされている。って、そんなん嘘に決 […]

宿泊しないと「落陽」をみることができない「黄金崎不老ふ死温泉」で仕方なく一泊。2時間の長風呂と号泣で元をとった

「黄金崎不老ふ死温泉」は、青森県の深浦町にある温泉宿。 世界自然遺産である白神山地の麓にあり、十二湖から白神ラインを走り、どんつきを右折して、101号線を日本海を眺めながら走れば、30分程度で着いてしまう。 この黄金崎不老ふ死温泉に「不老ふ死」という名が付けられたのは、「この温泉に入れば不老不死に近づくことができる」と思われたくてつけたに違いないのだが、「この温泉に浸かって養生すると老いることなく […]

「白神山地ビジターセンター」でブナの一生や核心地域を手付かずにする意味をしっかり学んでから、世界最大級のブナの原生林「白神山地」へ

白神山地は、青森県と秋田県にまたがる広大な山地帯で、世界最大級のブナの原生林が分布していることで知られている。1993年に、屋久島とともに日本で初めて世界自然遺産に登録されており、私たちにとって特別に大切な場所となっている。 そういう意味で、白神山地ビジターセンターは、白神山地観光をする前に訪れたい施設。映像体験ホールの巨大スクリーンで白神山地の四季を鑑賞し、展示ホールでブナの一生、白神山地の生態 […]

「雪形の棲む山」「津軽富士」と称される「岩木山」から、道の駅「津軽白神」へ(トイレ◎仮眠△休憩○景観○食事◎設備○立地○)  

津軽平野にそびえる岩木山。青森県の最高峰だ。 標高1,625mの二重式火山・岩木山は、別名「津軽富士」とも称される。 広い津軽平野からまるで湧き出したように美しい円錐形をしており、山頂部は岩木山、鳥海山、厳鬼山(岩鬼山)の3つの峰に分かれている。 巌鬼山方面の麓から見た岩木山は、中央の岩木山がしっかり見え、鳥海山、厳鬼山もその左右にしっかり見えて、まるで「山」の漢字をそのままにした形だ。 冒頭の写 […]

「梅雨景色」明けた道の駅「みんまや龍飛岬」へ。「青函トンネル工事殉職者慰霊碑」、2番から始まる「津軽海峡冬景色」の歌碑前ではいろんな思いが‥‥

竜飛岬(龍飛岬)に着いた私は真っ先に、ずっと十八番にさせていただいている「津軽海峡冬景色」の歌碑へと向かった。 歌謡碑にはスイッチがあって、押すと津軽海峡冬景色が流れるということなので、早速押してみた。 あれ? ♪ごらんあれが 竜飛岬 北のはずれと♪と、2番から始まったではないか。 あらあら、歌謡碑も2番が手前で、1番が奥に押しやられている。 まあここは竜飛岬だからな~と一瞬思ったが、クリエイター […]

昭和の味「うどんの自販機」。いつもの新日本海フェリーで「あきた港」へ。(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事◎設備○立地○)  

テレビはすっかり見なくなったが、それでも好きな番組がいくつかある。 一番好きなのがNHK「ドキュメント72時間」。この番組を欠かさず見るようになったのは、秋田港の自販機前での72時間に大変感銘を受けたからだ。 突風が吹き荒れる1月の秋田港。その片隅に古びた1台の自販機がある。お金を入れて待つこと25秒、出てくるのは熱々のうどん・そば。設置はもう半世紀も前。元祖ファストフードとして人気だったが、最近 […]

「小松とまと」と「小松うどん」を食べたくて。道の駅「こまつ木場潟」へ(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)  

旅は石川県小松市へ。石川県小松市といえば、小松製作所(コマツ)の発祥の地、それから小松うどんと小松とまと、え〜っとそれから木場潟からは白山も見えると聞いたことがあるぐらい。小松製作所(コマツ)の本社はずっと前から東京だし、とにかく木場潟を目的地に、道の駅でトマトと小松うどんをいただくことにした。 小松市周辺には、元々「加賀三湖」と言われていた湖があった。 小松市の木場潟と今江潟、小松市の南側に隣接 […]

道の駅「蓮如の里あわら」から、私的に「あわわ」な山代、片山津はパスして「山中温泉」へ(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備△立地○)   

「山代」「片山津」「山中」の3つの温泉地と城下町、漁港、宿場町など6つの地域からなる「加賀温泉郷」は、それぞれにしっかりした個性がある。 四季折々の里山や海の幸に恵まれたこの地域は、これから何度訪れても飽きることはないだろう。と偉そうなことを言いつつ、恥ずかしながら、そして不覚にも。 私的に「あわわ」な(笑)山代には2度、片山津には3度行っているのに今までに行ったことがなかったのが山中温泉だった。 […]

大学卒業前に走った冬の越前海岸。43年半経った夏、再び。道の駅「越前」から(トイレ○仮眠△休憩△景観◎食事◎設備○立地○)   

大学卒業を控えた冬、車で越前海岸を走った。 これからの社会人生活の、何がバカヤローなのかもわからず、友人と荒れ狂う海に向かって大声で「バカヤロー」と叫んで、学生生活に別れを告げた。以来、北陸や東北各地への旅行で何度か越前海岸はカスっていたが、越前海岸をがっつり走ったのはあの冬しかなかった。 越前海岸は、北は東尋坊、南は敦賀の杉津にかけての海岸線で、真ん中の越前岬を西端に、緩い「く」の字形で日本海へ […]

「北前船」で大儲けした右近家と中村家を訪ねて。道の駅「河野」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備△立地○)  

旅は越前方面へ。 まずは、越前一の宮・総社である武生にある総社大神宮に参拝。 駐車場についてあまりわからなかったのでナビに最寄りのJR「武生」駅を入力。駅前から西へ真っすぐ進むと、地元では「おそんじゃさん」とよばれ親しまれている総社大神宮に到着した。 ご存知「総社」とは、旧国内の神を勧請して合祀し、国府近辺に建立したもの。国府の長である国司は赴任した国内各地の神社に巡拝することを求められていたが、 […]

日本唯一の砂上ドライブウエイを駆け抜けて道の駅「のと千里浜」へ。夕日に涙(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)  

能登半島を南北に縦断する無料の高規格道路「のと里山海道」。 この大動脈の復旧は何より急がれているが、まだ片側1車線の区間も多く残り完全には復旧していないことが、能登半島の復興スピードが遅い要因の一つとなっている。この道の南部を、並行して走るのが「千里浜なぎさドライブウェイ」だ。2024年3月3日までこの道も全車両が通行止めとなっていたが、2024年3月4日からは天候が悪い日を除き、通行止めは解除と […]

復興の道筋で最優先された「のと里山空港(能登空港)」へ。道の駅「桜峠」から(トイレ△仮眠○休憩◎景観○食事△設備△立地○)  

2024年1月1日、16時06分。能登半島で、本震の前に震度4の地震が発生していた。 この時、能登空港(愛称:のと里山空港)ランウェイ25にはANA749便「ボーイング737-800」が能登情報圏を最終進入中だった。 管制はただちにランウェイチェックが必要と判断し、航空管制運航情報官は上空でのホールディングを指示した。その時だった。能登半島を今度は最大震度7の大地震が襲った。 16時10分、能登半 […]

震災後復旧した千枚田はたった4分の1、未だ再開しない道の駅「千枚田ポケットパーク」へ(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事✖️設備△立地△)   

輪島市中心部から海岸沿いを東に10キロ、日本海を望む斜面に1004枚の棚田が連なる国の名勝、白米千枚田(しろよねせんまいだ)がある。 出口弥祐(やすけ)さん(77)は、この千枚田の維持管理を行う地元有志団体「白米千枚田愛耕会」の発足時からのメンバー。彼らの地道な活動は18年を迎えようとしていた。料理が得意だった奥さん(当時74)は作業を終えた人たちにおにぎりやみそ汁を振る舞う優しい人だった。202 […]

人生いろいろ、人それぞれ。義経が雨宿りしただけで名勝となった道の駅「雨晴」へ(トイレ○仮眠✖︎休憩△景観◎食事○設備△立地○)  

名勝「義経岩」のある、能登半島東岸にあって富山湾を望む「雨晴(あまはらし)」に行った。 「義経石」「義経岩」というのは、源義経にまつわる伝説や史跡に関連する石や岩のこと。 私の地元・兵庫県には小野市には、源義経が三草の合戦後に立ち寄りこの石に腰かけて休憩したと伝えられる「義経の腰掛石」があり、山口県山口市には、義経が平家追討の祈願をした際に船を寄せたという「汐待ちの石」が、京都府京都市山科区には、 […]

氷見漁港で獲れる魚は日本一の156種。道の駅「氷見」の番屋街で海鮮グルメを堪能(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事◎設備◎立地○)  

氷見は、富山湾を抱く漁業の町。 富山県最大、日本海側でも有数の漁港である氷見港からは、海の向こう南東方面に3,000m級の北アルプスを望む。 全長1kmを超える長さを誇る比美乃江公園が隣接しているが、ここの展望台からは氷見を代表する景色である「海越しの立山連峰」が美しく見える。特に立山から登る朝日、まちをオレンジに染める夕日は実に素晴らしい! 富山湾は立山連峰から急激に深くなる海底地形が特徴で、海 […]

なぜ「ブリ街道」?なぜ「籠の渡し」?なぜ「ケロリン」? 道の駅「細入」で蘊蓄(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)  

「飛騨街道」は、越中富山から神通川沿いをさかのぼって、飛騨高山に通じていた。 街道は3つのルートがあって、その一つは恐怖の空中ブランコ「籠の渡し」で渓谷を渡っていたという。 怖いもの見たさでそこに行ってみたが、高所恐怖症の私のことである。その場から峡谷を眺め、そこを渡っているところを想像するだけで、ただでさえ可愛らしいキ●タマがみるみるビー玉ぐらいに縮み上がった。ところでこの飛騨街道、毎日通っても […]

「カミオカンデ」と「スーパーカミオカンデ」がある「神岡鉱山」へ。道の駅「宙ドーム神岡」から(トイレ○仮眠△休憩○景観○食事○設備◎立地△)  

「素粒子物理学」における「大統一理論」の検証。 これが「神岡鉱山」で行われている研究の究極の目的である。 「大統一理論」とは、自然界に存在する基本的な力を一つの理論で統一的に説明しようとする理論で、物質の基本的な構成要素の一つ陽子が最も軽い粒子に崩壊してしまうという陽子崩壊もこの理論で予言されている。 また、この理論は宇宙初期が超高温、超高密度であったとする説とも密接に結びついており、その検証は、 […]

理不尽と言えばあまりの理不尽、「あゝ野麦峠」。道の駅「風穴の里」で涙に暮れて(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備△立地○)  

明治の初めから大正・昭和初期にかけて。「殖産興業」の国策のもと、当時の主力輸出産業であった生糸工業で大きく発展していた諏訪地方・岡谷へ、現金収入の乏しい飛騨の村々から大勢の女性たちが、工女として出稼ぎのために野麦峠を越えていた。その多くは13歳くらいの少女であった。 少女たちは一年間稼いだ賃金を持って故郷へと帰るために、年の暮れに雪深い野麦峠を越えて飛騨で正月を迎えようとしたが、遭難して命を落とし […]