京都ラーメン第一回「濃口醬油味系」のトップ3は「新福菜館」「第一旭」「大豊ラーメン」

学生時代に4年、単身赴任でおよそ10年、その後の通いも長かったので、京都で食べたラーメンの総数は1500はくだらないと思います。 いわゆる「京都ラーメン」は、私の研究によりますと、次の5つの系統に分かれます。京都=あっさりというイメージがあるかもしれないが、5系統いずれのラーメンも少なくとも「あっさり」ではなく、イメージとは真逆なのが面白いところです。 せっかく記事を書くので、5つの各系統内で、私 […]

国宝級の恩師、吉田亨盛先生を訪ねて鶴林寺へ

写真は、吉田亨盛(こうせい)と仰られ鶴林寺の先代住職をつとめられた方です。彼は、私の高校時代の恩師(日本史を教えていただいた)でもありました(以降吉田先生)。つまり吉田先生は、鶴林寺および真光寺の住職にあって、私の母校である明石高校の社会科教諭として教壇に立ってもおられたのです。18年前に77歳で没されましたが、今からちょうど50年前の1975年、先生が45歳のとき、そのすばらしい声と、教科書には […]

ピッツァにワイン→明石焼とおでんにビール→焼きそばに焼酎→仕上げはきしめん=明石の定番ハシゴ

故郷「明石」に帰ってきて、もうすぐ2年になります。明石の魅力はたくさんありますが、この記事ではまだ明石の街を飲み歩いたことがないという左党の方に、「明石四大グルメ」をめぐる「ハシゴ酒」をご紹介します。ご紹介する店に合うお酒がそれぞれあって、ハシゴすると相当酔いますから、必ず明石駅へは電車で。大阪方面からは新快速電車か、快速電車に乗ってください。舞子駅、朝霧駅を通過するあたり、海側に明石海峡大橋が見 […]

娘に「餃子」と名付けかけた「餃子大王」の最後の晩餐は「赤萬」

『美味しんぼ』の山岡士郎氏は、「餃子はそれだけで完全食になり得る」と言いました。 曰く「皮は小麦粉で炭水化物、中の餡はひき肉と野菜。だから餃子はそれだけで必要な栄養分をほとんど取ることができる完全食なのだ」と。 冷凍餃子でお馴染みの、味の素(株)も「For ATHLETE(フォーアスリート)ギョーザ」というものをスポーツ選手向けに開発。真面目に一流アスリートたちをサポートしているのは、餃子がスーパ […]

人間はなんで働くの?-29  高齢者のカモがおいしいから

1984年の初夏、兵庫県の農業振興を担う県の委員会組織の中で、兵庫県立明石農業センター(試験場)において自らの「米の品種改良」という役割を全うすべく、私の父は、空梅雨で水が足らない中、汗だくで自分が担当する品種改良田の稲に黙々と水と薬剤を撒いていました。そこに、農作業にはおよそ似つかわしくない、背広姿の一人の男が現れます。 何の用か?と父が水を止めると、男は近づいてきて、「太陽ゼネラル株式会社」と […]

人間はなんで働くの?-28  女は喰い物、金になる

「娘をホストから救ってほしい」。 連載第14回目に詳しく紹介した「玄さん」の「新宿駆け込み寺」には、ここ数年、親からの相談が急増しているそうです。 若い女性が被り続けるあまりに非道なホスト被害をなんとかしようと、「青少年を守る父母の連絡協議会」(略称:青母連/せいぼれん)という名の専門対策組織が、東京・歌舞伎町に事務所を構える公益社団法人「日本駆け込み寺」内に立ち上がっています。 提供していただい […]

人間はなんで働くの?-27  異性の「肉欲」そそると金になる

詐欺のニュースを耳にしない日がなくなってきました。 巧妙な手口が紹介され、どれだけ「気をつけましょう」と連呼されていても、また今日もどこかで誰かが誰かを騙し、誰かが誰かに騙されているのです。 お年寄りばかりとは限りません。若い人だってたくさん騙されています。騙す方が悪いのは当然として、一方で「騙される方がばかだ」という言い方があります。 私の2,000人のサンプルの中に、詐欺被害者は、私の両親も含 […]

人間はなんで働くの?-26  働けない人と働かない人がいる

こんな私でも、現役時代はおそらく自分のことで精一杯だったのでしょう、あまり世の中について世知辛いとかギスギスしてきたとか感じませんでした。しかし、仕事の量を半分以下に減らしてみると、斜め読みしかしていなかった新聞を隅々まで読んだり、つまらないテレビも観たり。ぼんやりしていると、今まで感じなかったようなことも、感じ出すものです。まず感じることは、随分、世の中や人間関係がギスギスしていること。とりわけ […]

人間はなんで働くの?-25  働いても足らないお金をどうする

皆さんはアメフト=アメリカン・フットボールというスポーツをご存知でしょうか。 大男がぶつかり合う様は格闘技に近い印象もある一方、もっとも「知力」を結集して戦うとも評されます。オフェンス、ディフェンスや各ポジションはもちろん、スタッフ、場合によっては観客を含めた、「組織的」と「総合力」が勝負を決するからです。 日本最強の関西学院大学アメリカンフットボール部で、自ら日本一を目指す中で「最強であるために […]

人間はなんで働くの?-24  お金を増やさないと老後貧乏になる

世界の民族は、たどってきた歴史から「狩猟民族」と「農耕民族」に大きく分かれるそうです。 狩りによって食べ物を得ていた人々は獲物がたくさん獲れれば満腹になるが、捕れない日々が続けば途端に飢えてしまう。なので狩猟民族は常に獲物を仕留める武器をつくって進化させ、獲物を求めて移動を繰り返してきました。アングロサクソンやロシア、東欧諸国、アフリカなどに住む人たちのルーツは狩猟民族だったといわれているが、ロシ […]

人間はなんで働くの?-23  いやいや、お金に働いてもらうんです私は

働かなくてもお金がもらえるという夢のような話は、実際のところは夢でもなんでもありません。 バブルの時代を思い出せば、そんなことが実際にあったなあと懐かしいでしょう。あの頃、定期預金にお金を預けていると、そのお金が12年間せっせと働いてくれた結果、なんと預けた額と同じ金額を稼ぎ出してくれて、定期預金額は「倍」になりましたよね。 そう、あの頃は金利が6%もあったのです。もちろん、今は金利も何もかもが全 […]

人間はなんで働くの?-22  死ぬまでお金に困らないで長生きしたいから

企業に早期希望退職を募集する動きが広がって久しいですが、東京商工リサーチによると2021年には上場企業80社が計18635人の早期希望退職を募集(この他に募集人数が判明していない企業が13社)。 直近の2024年は57社の上場企業が1万9人を募集し、2021年以来、3年ぶりに1万人を超えました。 2021年はもちろん、新型コロナの影響で業績・財務体質が悪化したことに対応した措置だったわけですが、2 […]

人間はなんで働くの(生きるの)?-21  ああ、生まれてきてよかったなって思うことが何べんかあるじゃない、ね。そのために人間生きてんじゃねえのか

こんな私でも、人様から人生相談を受けたことが何度かあるわけで。でも私はどんな相談であれ、その人の悩みを解決する自信がなかったので、決まって「映画・男はつらいよの寅さんでも観てみたら?」とだけ言うしかなかったわけで。 私自身が『男はつらいよ』を観た最初は、彼女にフラれた夏休みです。その後仕事を失った時やうまくいかなかった時に、失敗しながらも明るく前を向く寅さんや、それを支える周りの人の姿に、自分の今 […]

人間はなんで働くの?-20  「これ」をするために生きている

Life Work(ライフワーク)という言葉の定義を調べてみると、以下のようなものが見つかります。 「生涯にわたって続ける仕事、一生かけて行う取り組み、人生を捧げる事業」(wblio辞書より) 「ライフワークとは、自分のなかにある《幸せの源泉》から湧き出る情熱を使って自分らしさを表現し、まわりと分かち合う生き方」(本田健さんの書籍中の表現※Wikipedia「ライフワーク」より) 他にも色々な言葉 […]

人間はなんで働くの?-19 世の中を、日本を、よりよくしたいから②

ファイナルステージのたった二人。 その二人目は、江副浩正(えぞえ・ひろまさ)氏です(私にとっては、私を社会人として育ててくださった恩人でもあるので、以下「江副さん」と表記させていただきます)。 Amazon.comの共同創設者、取締役会長のジェフ・ベゾス氏はAmazonの成功で世界最大級の資産家となった人ですが、かつて彼をも「部下」にもち、アマゾンの「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」やグーグ […]

人間はなんで働くの?-18 世の中を、日本を、よりよくしたいから①

ファイナルステージのたった二人。そのうちのお一人が、中西宏明氏です。 前経団連会長で、日立製作所の社長、会長を務めた中西宏明(なかにし・ひろあき)氏がこの世を去ったのは2021年6月27日、75歳でした。 日立製作所トップの重積を担い、2018年5月には経団連会長に就任、実力派会長として就職活動ルールの廃止を主導するなど、周りに流されない「改革路線」で「財界総理」の異名をとって存在感を示した人で、 […]

人間はなんで働くの?-17 「五方よし」を実現したいから?

「五方よし」というのが「三方よし」を「現代の企業経営」に当てはめて発展させた考えであり、具体的にはステークホルダーを顧客、従業員、取引先、地域社会、株主・投資家の5者とした上で、この5者に対して「等しく分配すべき」とすることを目指す経営であると言うことを確認しました。そして、関西経済連合会が、この「五方よし」すなわちマルチステークホルダー資本主義を唱えていると言うことで、その加盟企業を列挙しておき […]

人間はなんで働くの?-16 社会がどうであれ、ナイスな存在でいたい

前回の記事では、「売り手」「買い手」「世間への貢献」ができていること、という三方よしの選考基準と、それができている方の典型例を示しました。 「五方よし」というのは「三方よし」を「現代の企業経営」に当てはめて発展させた考え。ステークホルダーを顧客、従業員、取引先、地域社会、株主・投資家の5者とした上で、この5者に対して「等しく分配すべき」とする考え方です。 ビッグモーターが自店舗前の公道の樹木を除草 […]

人間はなんで働くの?-15 社会に貢献したい、ナイスな存在でありたい

自分の仕事も、事業を成し遂げた結果も、世の中にとって「ナイス」でありたい。そして、次世代にも貢献したいという目的で仕事に邁進する人がいらっしゃいます。 そんな人たちを私は「Nice worker(ナイスワーカー)と呼び、彼らの働く目的を「Nice work(ナイスワーク)」と名付け、ビジネスマンの最高ステージと位置付けています。 ただ、サンプルを見直していると、この最高ステージを一括りにするには、 […]

人間はなんで働くの?-14 崖っぷちの人がおるからな

私が玄秀盛氏(以下・玄さん)に会ったのは、彼が当時「」(後の新宿駆け込み寺、現・公益社団法人日本駆け込み寺)という小さな事務所を新宿歌舞伎町の雑居ビルの一室に構えたばかりの頃です。 コーチングの勉強でご縁をいただいた浮世麻里子さんにご紹介いただき、Light Workの実例を研究するために、2002年の秋、直接お話を聞きに開いたばかりの事務所を訪ねたのでした。 雑居ビルの階段を上がってドアをノック […]