
松本空港(信州まつもと空港)は60年も前、1965年7月16日に開港した、長野県が保有・管理する歴史ある地方空港で、日本の空港では最も標高の高い場所(標高657.5m)にあって、「着陸が日本一難しい」ともいわれる。
空港の話などは、極度の高所恐怖症による大の飛行機嫌いの私には無縁なはずだが、私とて現代人の端くれ。
海外に行く時、そしてビジネスでどうしても乗らねばならぬ時は、決死の思いで飛行機に乗ってきた。
松本空港は国内線5路線の直行便が運航されているが、そのうちなんと2つが神戸、伊丹(期間限定の季節便)ということで、両空港と松本空港間はたった1時間のフライト。
もし私が飛行機嫌いでなければ便利この上ないのだが。
桜咲く松本空港を見に行ったが、移動手段は迷うことなく「車」だった(笑)。




美しい田園地帯にある道の駅
長野自動車道の塩尻北ICから県道27号線を西に6キロ。信州まつもと空港がある。
道の駅「今井 恵みの里」は、そこから南に走ってすぐだ。空港から道の駅へと向かう途中の田園風景、冠雪した山々と織りなす景色は、とても美しかった。







ここは農作物直売がメインとなる道の駅。 1つの大きな建物の中に農作物直売所、物産館、レストランが入っているが、 農作物直売所が半分以上のスペースを占めているのではないだろうか。
綺麗な花を含め、たくさんの農作物が販売されて、賑わっていた。

駐車場、トイレ、休憩環境は?
この道の駅を訪れる客はかなり多そう。
駐車可能台数70台の駐車場は、平日でも満杯に近い日があるようだ。
私は到着後少し仮眠させていただいて、目が覚めると夕方。そこそこ停まっていた車は、気がつくと数がずいぶん減っていた。




トイレは、とても綺麗に清掃していただいていて、気持ちよく使わせていただいた。
仮眠後の洗顔が気持ちいい。



休憩環境も素晴らしい。なんと言っても、澄んだ空気。
これさえあれば、少々疲れていても回復は早い。



ジュース、ジャムの数半端なし


物産館で目に付くのは、膨大な種類の「ジュース」と「ジャム」。 とにかく種類の多さには驚かされた。 これらは道の駅の隣にある「6次産業化施設」で加工された商品で、農家ごとに異なるラベルで商品を作っているため、 おそらくそれぞれ200種類はあるだろうか、実にバラエティに富んだジュース、ジャムのラインナップとなっている。
「梅ジュース」「桃ジュース」「ブラックベリージュース」などもあるがジュース類の8割方は「りんごジュース」だ。一方ジャムは、りんご、青りんご、ぶどう、桃、スモモ、ブラックベリー、梨、すいか、ブルーベリー、柴いも、甘夏、洋梨、 桑の実等々、実にバリエーション豊か。
「安曇野ワイン」「漬物」「信州ポーク」「そば」「長芋の浅漬け」「柚子大根」など、この地方の農産物特産物は全て揃っている。
手作り雑貨なども信州らしい。修学旅行を思い出した。

レストランでは十割そばが人気
レストラン「今井食堂」の名物は、今井産そば粉を100%使用した打ちたての十割そば。そば以外でもラーメン、うどんと名類中心だ。
仮眠しているうちに営業終了していたので、夕食はどこか別の場所で。
ということで道の駅を後にした。
夕焼けがとても美しかった。
