
今回の記事は、ほぼ私ごとである。
私のブログは長文だが、読んでいただいた方には参考になることができるだけたくさんあるよう、意識して書いているつもりだ。
ただ、この記事に関しては、そうではないかもしれないことを最初にお断りしておく。
さて いきなり私ごとだが、私には「金運」というものがまったくない。
家族を路頭に迷わせないだけの稼ぎは得てきたが、それ以上もそれ以下もなく、食えてさえいればあとは適当に遊んでいたかった。これまでの人生は、そんな65年間だった。
何より「物欲」が乏しいし、根本的に「商売」というものが好きではないのだから、「金運」以前の問題だろう。
手前味噌な言い方になってしまうが、その代わりに、私は神様から「才能」をいただいている。
ただ、これもまだしっかりした形でちゃんと開花させることができていないという体たらくである。
器用貧乏という言葉があるが、おそらく私はその典型。
絵画(写実系は超得意)、音楽(ギター&ピアノ弾き語り)、文学(書くのが恐ろしく早い)、企画(コンペではほとんど負けたことがない)、運転(毎年6万キロほど走るが違反減点ゼロ)、ゴルフ(一応シングルハンデになった)など、どれもがあちこちとっ散らかっていて、「これ」という頭抜けたものが未だ何一つないのだ。
全国に八万社ある神社でもただ一社の「金持神社」
鳥取県日野郡にある「金持神社」は、全国に八万社ある神社でもただ一社しかない縁起の良い名前の神社であることから、ベタに「金運」のご利益があるといわれ、宝くじ当選祈願の参拝者も少なくない。
しかし、本来この神社は、天と地の極所にましまして、天と地との軸のごとく天地を保ち給う神である天之常立命(あめのとこたちのみこと)、国土を広く豊かにされ給う神である八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)、国土拡大強靭化の際、鋼になられ給う神である淤美豆奴命(おみずぬのみこと)の三神を合わせてお祀りし、さらに神倭伊波禮毘古命(神武天皇)の東征に力を貸し給うた神である天香語山命(あめのかごやまのみこと)をも合祭している、「拡大や伸長」に関しての最強の神社であらせられる。
しかも主祭神は天之常立尊(あめのとこたちのみこと)。
全国でもこの神様を祀る神社は数社しかないが、神々の住む天そのものを神格化した神様なので、天に直接願いを届けることができる、希少なお社なのだ。
そんな素晴らしい神社で、「金運」などという下世話な僥倖を祈るのは勿体無い。
「どうしても叶えたいことを天に届ける」ことが相応しいお社だと、私はそう思って、ここに来た。
このままとっ散らかっていては、何も成さない人生で終わる
子どもたち2人の仕事が軌道に乗ったことが確認できた65歳の時、仕事を半分に減らした際に決めたことが2つある。
一つは、残りの人生は100%自分自身のために生きること(両親の介護も己のため)。
そして、思うままに、自分らしく生きるということ(今までも相当思うままだったが)。
しかし困ったことに、私の場合、思うままでは、やりたいことが多すぎるのだ。
旅はずっと続けてブログも書きまくりたい、でも小説も書きたい(2つ書いたが)。
ギターもピアノももっと上手くなりたい、弾き語りカバーミュージシャンもいいがいい曲を書きたい。
エージシュートは達成したい、そのためには足腰を鍛えるためにスキーも復活したい。
そして若い頃に志し、まだ5年しか取り組んでいなかったが、社会に出て飯を食うために絵筆を捨てたまま43年。この人生、絵を、やっぱり描きたい。
残された時間は、予定ではあと20年(笑)。
やりたいまま、どれも適当にやりまくるだけで本当にいいのか。
自問自答して、「いや、それでええやん」という自分もいる。
しかし、人生を賭けて何かやったということが何かあるか?と問われたら、「子育て」ぐらいしか挙げられないまま、何もかも中途パンパで死ぬのも悔しいという、もう一人の自分がいるのだ。
今更「金運」を欲しがるほど愚かではない。
当たり前だが、金運などより健康が欲しい。
ということで、もし私に健康が与えられ、あと20年(日本人の平均寿命)を生きられるとしたら。
残された時間で私のとっ散らかった「才能」をどの方向に定め、己の力でいかに開花させれば納得して人生の幕を引けるのか。
そのことに関して最適な神様と向き合って自分の心を決め、神の前で誓うために。
私は金持神社の天之常立尊(あめのとこたちのみこと)の前に立った。

じっと目を瞑って、神様と向き合う。
結局は自分で決めることだが、神様の前では適当になれない。
いや、なってはいけない。
神前で決めることは「絶対」でなければならないのだ。
目を閉じて頭を垂れたまま。
どれほどの時間がたっただろう。
目を開いた時には、答えがはっきり見つかっていた。
旅をするのはあと10年、ブログはセットで、旅先で書けばいい。
しかし、エージシュートを目指してゴルフに没頭すれば、残りの時間のかなりをラウンドする時間に使ってしまう。これは、捨てるべきだろう。
そして、今さらスキーと音楽は、もうやらない。捨ててしまえ。
その代わり、絵は毎日少しずつ描き始めよう。
これからの10年、77歳まではこの線で行って、77歳の区切りで免許を返納する。
そして、次の10年。77歳で免許を返納してから生きる予定をしている87歳までは。
私は、「画家」と「文筆家」としてのみ生きる。
絵は1週間に1作品。年に52枚。10年で520枚。今年から少しずつ描き始める作品と、予定以上に生きた場合の枚数とを足して、1,000作品描いてやろうじゃないか。
私、雅号「神生 六」は、絵筆を持ったまま、イーゼルと一緒に倒れて大往生すると、神に誓った。


せめて一つぐらいお役立ち情報を(笑)
ところで、「金持」という地名は、全国を探してもここ日野町にしかない。
ではなぜ、ここが「金持」といういうかくも縁起の良い地名になったのか。
ここまで、お役立ち情報は皆無なので、せめてそのことについてお伝えしよう。
金持郷は昔、黄金より勝ると言われた『玉鋼』の産地で、原料の真砂鉄が採れる谷が多くあった。
かつて、この地は昔人が「黄金にもまさる」と大切にした鉄の産地だったのだ。狩山(アサカリ)、野谷山(ノダニ)、平畠山(ヒラバタケ)と言う三つの鉄山があり、これらの鉄山を持つ村と言う意味で、金の採れる谷を多く持つ郷「金持」と呼ばれるようになった。
金具の文字で表されているように、鉄(てつ)のことを金(かね)と読んでいた事から、「金持(かなもち)」が略されて「かもち」となったということだ。

御神木[上]チャンチン[下]サワラと、奉納展示
お役立ち情報2つ目。
金持神社境内には、鳥取県銘木100選に指定された「サワラ」、「チャンチン(原産 中国)」等の樹齢600年~700年余りの木がある。
チャンチンは鳥取県に1本しかない珍しい木で、センダン科の薬木だ。
先人がたたら製鉄でやけどをしたり、目を痛めたりしたため、やけどの薬や目薬として使用するために、植えたのではなかろうかと言われている。
3つ目。絵の好きな方に限定されるのだろうが、拝殿の中に、三枝美津子先生の日本画「長寿桜」「野菊」(上段)と、日野町出身の濱田珠鳳先生による指画「龍神の図(下段)」が奉納展示されていることはお役立ち情報かも。
いずれの絵も、これから私が画家としてデビューし、描き始める絵とは方向性が異なる(どちらかというと三枝美津子先生の方がまだ近いかも)。
しかし、やはり一つのことを突き詰めてきた先生たちの「情念」というものはひしひしと肌で感じ、強くインスパイアされた。
ありがとうございます!


鳥取県の奥座敷
道の駅「にちなん日野川の郷」は、米子自動車道の江府ICから、途中までは国道180号線と重複区間がある国道183号線を南西に28km、 鳥取県南西部の日南町にある。


鳥取県は小さな県で、県内の移動ならどこでも短時間で可能と言う人がいるが、少なくとも日南町は別だろう。 島根県や岡山県を深くえぐるように入り込んだ先にあるため、最寄りの高速インターからいくら急いでも1時間近くは掛かる。
そんな日南町の特徴は、冷涼な気候と清澄な水だ。
西日本有数の豪雪地域に属し、また清流として有名な日野川の上流域にある日南町の特産品は、どれもクオリティの高い各種の農作物だ。






特にトマトは日南町を代表する特産品で、甘くてとびきり美味しい。

「日南トマト」は4個でだいたい300円台、4キロで5,000円弱と、抜群の美味しさを考えれば絶対に安いと思う。
道の駅の駐車場は、十分広いので好きなところに停めることができるだろう。



トイレは場所的にもわかりやすく、使い勝手もいい。




休憩環境としては、屋内外ともに十分だ。





果肉感の強いトマトジュースが人気


その日南町のトマトは、道の駅のトマト専門店「まるごとトマト」で満喫できる。
圧倒的人気No.1の商品は、店名と同じ商品名の、スーパートマトジュース「まるごとトマト」だ。

では普通のトマトジュースとは何が違うか。
第一に、まず、甘さが違う。
一般的にトマトは輸送を考慮して完熟よりも少し前の段階で収穫されるが、「まるごとトマト」に用いるトマトは完熟状態で収穫したトマトを使用し、糖度を限界まで追求しているため、全く別物の甘さがあるトマトジュースとなっている。

第二に、果肉感が違う。
普通のトマトジュースにも「とろみ」はあるが、「まるごとトマト」は、正確に表現すると「ドロドロ」である。果肉感すごすぎ、トマトジュースのあり方の「次元」が違う。
値段は流石に高いのだが、それだけの価値はあると私は思う。
他にも「トマトケチャップ」「トマト入り焼肉のたれ」「トマトソフト」「トマトシフォンケーキ」等が販売されていて、とても楽しいスペースだ。

物産館、レストランも充実!
道の駅物産館では日南町の特産品、鳥取県内の特産品がたくさん売られている。



「日南町加工品コーナー」では、「りんごジャム」「ブルーベリージャム」「ルバーブジャム」等のジャム類、「そば饅頭」「黒糖かりんとう」等の懐かしの菓子類に目がとまる。
道の駅専属のパティシエが作るオリジナルスイーツには、「スペシャルショートケーキ」「トロワフロマージュ」等の個性的なケーキが人気を博し、スイーツ目的に訪れる人も多いそうだ。「紅はるか」や「りんご」を使ったドーナツなどの焼ドーナッツも、道の駅の名物だ。

道の駅レストラン「ほっとす」人気メニューは、日南トマトをふんだんに使った「とまとカレー」「とまとカツカレー」そして鳥取のブランド鶏肉「大山ハーブ鶏」を使った「からあげ定食」。
その他定食メニュー、単品メニュー、カレーメニューのバリエーションからの選択になる。



