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北海道

羊蹄山頂上から麓の様子をチェックのち「まっかり温泉」へ。道の駅「真狩フラワーセンター」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備◎立地◎)

不法開発が問題となっている倶知安町は羊蹄山の北の麓だが、羊蹄山を挟んで反対側(南側)は真狩村だ。 受付/7:50、登山安全祈願祭/8:00、参加費無料、事前申し込みの必要なしということで、私は真狩村に登山口を持つ羊蹄山登山コースの山開きイベントに向かった。真狩コースの山開きは毎年6月第3日曜日となっている。 この日、運よく「羊蹄山南コブ山登山会」のシーズン始めの登山会が実施され、私は思い切ってこれ […]

「羊蹄山」の西側斜面を、開発され尽くした「ニセコ」からチェック。道の駅「ニセコビュープラザ」から(トイレ○仮眠○休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)

羊蹄山の西方面の麓は、ニセコ町だ。前回ニセコを訪れたのは1994年の春。「ニセコアンヌプリ」にスキーをしに来て以来のことでもう30年以上が経つ。 ニセコ町のスキーリフト類のルーツは、1962年(昭和37年)にモイワ山に町費で設置されたロープトウ。 その後1966年(昭和41年)に「モイワスキー場」、1972年(昭和47年)に「ニセコアンヌプリスキー場」、1982年(昭和57年)には「ニセコ東山スキ […]

中山峠から「羊蹄山」の東側斜面の荒れ具合をチェックせんと。道の駅「望羊中山」から(トイレ○仮眠△休憩◎景観◎食事○設備○立地◎)

倶知安町で中国人成金に許している、信じられない違法開発を知ってしまった私。北海道庁に、「実態」を確認しに札幌に向かった。同庁で現在行われている羊蹄山での開発、特に外国人の別荘建設の全貌開示を求めたが、予想通りたらい回しにされた挙句、結局、私の質問に答え得る人が対応に出てくることはなかった。まあ、これまでの結構長い人生、「役所」というものの「臨機応変な対応」など一度も経験したことがないし、そのカケラ […]

「人造池」にすぎぬ「青い池」に殺到する観光客の頭を見に行くアホな私(笑)。道の駅「びえい白金ビルケ」から(トイレ◎仮眠△休憩◎景観○食事○設備○立地○)

「堰堤にたまった水が不思議なほど青い色をたたえ、立ち枯れのカラマツとあいまって幻想的な風景に。いつしか「青い池」とよばれるようになった。」って、うまいこと言うじゃない。でも、「青い池」は、じつは「人造池」である。 「青い池」は、北海道上川郡美瑛町白金にある観光スポットで、多くの観光客で非常に賑わっている。しかし言ってしまえば「人が集まって賑わえばそれで良し」とする人たちがつくりたもうた、人集めを目 […]

中国人成金と拝金建設会社に麓の森林を不法に伐採され傷ついた「羊蹄山」へ。道の駅「名水の郷きょうごく」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

北海道後志地方の倶知安町で、中国人の成金が「別荘」を建てるために、なんと無許可で我々の大切な羊蹄山の麓の3.9ヘクタールもの森林を伐採してしまったことをご存知だろうか。 羊蹄山のふもとの倶知安町巽(たつみ)地区で、この中国人が発注した日本の事業者は金に目が眩み、中国人成金に言われるままの巨大な住宅2棟を建てるために、2023年夏から森林法に基づく必要な届け出を道や町にしないまま、森林伐採を行ってき […]

羽根地伸夫先輩が愛した「千歳川」の「サケの遡上」。道の駅「サーモンパーク千歳」から(トイレ◎仮眠△休憩○景観△食事◎設備○立地◎)

支笏湖から唯一、湖の外に水が流れ出る川がある。 千歳川だ。 千歳川は、支笏湖から千歳市街地を流れ、石狩川に合流して最後は日本海に流れ出る、延長108キロメートルの川である。 この千歳川に、秋になるとサケが海から帰ってきて、遡上する。 ご存知のように、サケは、千歳川からまずは海に出て数年を過ごし、生まれ故郷である千歳川に繁殖活動のために戻ってくるのだ。そして、サケは産卵を終えると多くの場合、死んでし […]

「ウサクマイ遺跡群」→「樽前山」→「野鳥の森」→「支笏湖」→「オコタンペ湖」。道の駅「花ロードえにわ」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

道の駅「花ロードえにわ」を出て、まずは10数キロ南下。内別川の周辺で発見された約7,000年前の縄文時代早期からアイヌ文化期にいたるまでの遺跡群に向かう。 千歳市の西方約5キロメートルの地点で千歳川と苗別川が合流するが、この遺跡群は、この両川に挾まれて東西に細長く延びるウサクマイ台地及びその裾部の川岸に集中して分布している。 昭和54年に史跡として指定されたこの「ウサクマイ遺跡群」では、擦文(さつ […]

高原の秘境「びふか松山湿原」「仁宇布の冷水と16滝」へ。道の駅「びふか」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備△立地○)

北海道上川地方北部の町、美深町仁宇布地区にある松山湿原は、大規模な釧路湿原とは対照的。面積25haと規模は大きくないが、標高797mの自然環境が創り出す秘境である。 北海道自然環境保全地域で、日本の重要湿地500のひとつに数えられる日本最北の高層湿原(標高797m)には、厳しい自然環境に耐えた矮性のアカエゾマツやダケカンバが、神秘的な風景を描いている。 天竜沼から頂上の松山湿原までは片道約900m […]

「江差の繁次郎」と「ニシン伝説の姥神大神宮」へ。日本一小さい道の駅「江差」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

江差の繁次郎は金持ちとか役人とかに反抗するのが好きだった。ある日、江差の町を歩いていると代官所の役人が肩を怒らして歩いて来た。この役人は権力を笠に着て罪とがもない者をいじめたり、むやみやたらに威張りちらすので有名な憎まれ者だった。繁次郎は持前のいたずら気を起こし、遠くの方から役人に呼びかけた。「おいおい。役人コ。」これを聞いて烈火の如くに怒った役人は目の玉をでぐぐりかえして繁次郎に走り寄る。「なに […]

大雪山国立公園「旭岳」へ。道の駅「うりまく」横の「熊酒場」から北上(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備○立地◎)

大雪山国立公園は北海道の中央部に位置する、日本最大の国立公園である。 面積はなんと23万haもあり、現在も活動を続ける火山をを含んだ山岳を中心とした原始性豊かな国立公園で、見どころが非常に多い。 山々の標高は2,000mほどだが、高緯度に位置していることから本州の3,000メートル級の山岳に匹敵する環境を持ちあわせている。 然別湖、糠平子、ニペソツ山から大きく西に走って十勝岳、トムラウシ山、そして […]

サラブ、もとい、さらばハイセイコーを歌いながら馬の生産地へ、道の駅「サラブレッドロード新冠」から(トイレ○仮眠△休憩○景観△食事○設備○立地◎)

地方競馬出身、「怪物」の愛称、そしてアイドルホースといえば、オグリキャップだろうか。しかし、昭和ど真ん中生まれの私の世代の人は、おそらく73年に中央入りし、無敗のまま皐月賞を制したハイセイコーの名が心に刻まれ、ハイセイコーこそ「初代の怪物だ」と言う人は多いと思う。ハイセイコーのデビューは1972年。大井競馬場の1000m戦を8馬身差でレコード勝ちすると、11月の青雲賞(現ハイセイコー記念)まで6連 […]

男の「青いトラクター」に乗った水尻宏明と秋に再会を。道の駅「スペース・アップルよいち」にて(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地○)

小林旭がヤンマーの「赤いトラクター」なら、 水尻 宏明はISEKIの「青いトラクター」。 どちらも男の中の男、「男のトラクター」である。 余市の近くに来たので、余市で農場をやっているリクルート後輩だった水尻宏明くんに電話した。 何度も電話したが、出ない。夕方になって、電話がかかってきた。「こしおさん?すいません、今日ずっとトラクターに乗ってまして。トラクターの振動で、いただいていたお電話にずっと気 […]

生態系破壊断固阻止に「釧路湿原」へ。道の駅「しらぬか恋問」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観○食事○設備◎立地○) 

北海道釧路市の釧路湿原周辺で計画した太陽光発電所の建設予定地で国の天然記念物オジロワシの営巣が確認され、事業者が建設計画を断念するかどうかに注目が集まっている。 私が問題視している事業者は大阪市の「日本エコロジー」。https://nihon-ecology.co.jp/ 釧路湿原周辺の昭和と北園の2地域(計約27ヘクタール)に出力2万1千キロワットの太陽光発電を計画。昨年12月の住民説明会では予 […]

湯あたりで「ぐったり」するまで「くったり温泉」で「ゆったり」。道の駅「しかおい」から(トイレ◎仮眠◎休憩◎景観○食事△設備△立地○) 

人気の温泉のあるある「芋の子を洗うような混雑」は、私の場合は温泉に行く目的「湯っくり」の真逆を行ってしまう。 そんな思いは御免被りたいということで、私は平日など誰もいないようなマイナーな温泉を探して、「湯っくり」を楽しんでいる。 東大雪を望む地に湧く天然温泉が自慢の「くったり温泉」もそんなマイナー極まる温泉の一つだ。この温泉、十勝川の上流部にあるくったり湖畔に佇む隠れ家的なリゾートホテル「レイクイ […]

「十勝」の魅力がギュ〜ッと詰まった日本一の牧場「ナイタイ高原」へ。モー最高の道の駅「かみしほろ」から(トイレ◎仮眠○休憩○景観○食事○設備◎立地○) 

東京ドーム358個分と言われても、ようわからん。「ナイタイ高原牧場」は、総面積約1,700haもある日本一広い公共牧場で、牛の放牧を見ることができる。ときどき野生の鹿も遊びにくる、自然いっぱいの高原牧場だ。 ナイタイ高原牧場は国営事業によって昭和47年に完成、現在は指定管理者制度によりJA上士幌町が管理・運営している。乳牛の6ヵ月以上の低月齢牛を飼い主より預かって育成し、授精させ妊娠牛として分娩間 […]

「昭和新山」「有珠山」「洞爺湖」が大地の成り立ちを知れと迫る。道の駅「そうべつ情報館 i(アイ)」から(トイレ○仮眠◎休憩○景観◎食事△設備○立地○)

1943(昭和18)年に始まった噴火活動によって誕生した昭和新山。 平坦な麦畑だった場所が突如として隆起を繰り返し、わずか2年ほどの期間で現在の姿になった。 小学校4年生の頃、この異様な隆起でできた昭和新山は学校でもしばしば話題になっており、興味を持った私が色々調べて壁新聞をつくると、美人の原田先生はたいそう褒めてくださりクラスの教室だけでなく、校内各所の壁に貼ってくれた。 当時漫画家志望であった […]

日本人が敵対中のロシア人を助けた「インディギルカ号遭難慰霊碑」へ。道の駅「さるふつ公園」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

1939(昭和14)年5月11日、満州国とモンゴル人民共和国との国境付近にあるノモンハンで、国境線をめぐって両国による紛争が発生。日本・ソ連による大規模な軍事衝突「ノモンハン事件」へと発展した。 現地の関東軍(満州国に駐留する日本軍)は当初、紛争に乗じてソ連領に侵攻する意図まで持ち、中央の参謀本部の方針を無視して独断で戦線を拡大した。5月の第1次戦闘には2,000人を投入、6月末からの第2次戦闘で […]

白鳥の湖「クッチャロ湖」へ。道の駅「北オホーツクはまとんべつ」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事△設備○立地○)

北海道で一番北にある湖をご存知だろうか? 稚内市から直線で約60kmにある周囲27kmの「クッチャロ湖」が、北海道最北にして道北最大の湖だ。大沼と小沼の2つの沼が細い水路によってつながったひょうたん型をしている。2つの沼をつなぐ水路の最狭部は約25mしかない。 湖の平均水深は1.5mと非常に浅く、最深部でも2.5mしかない。標高が低いため、満潮時には約3km離れたオホーツク海から海水が入り込んでく […]

「クッシー」はいるかな?と「屈斜路湖」へ。道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」からの絶景があった(トイレ○仮眠△休憩○景観◎食事○設備○立地○)

阿寒摩周国立公園の中には、日本最大のカルデラが存在する。 カルデラとはポルトガル語で「ナベ」という意味で、大規模な火山噴火が何度も繰り返されできた「窪み」の地形のことである。 屈斜路カルデラの歴史は今から約200~100万年前に複数の巨大な成層火山がつくられたことから始まる。約30万年前からから何度となく大噴火が繰り返され、活動にともなって流出した大規模な火砕流はオホーツク海岸や根釧原野まで広がっ […]

スキージャンプの「日の丸飛行隊」。笠谷、今野、青地の「金銀銅独占」から53年。札幌オリンピックのレガシーを巡った。

「さあ笠谷、金メダルへのジャンプ、飛んだ、決まった〜!!」。 テレビ画面から、実況するアナウンサーの絶叫。日本はもちろんアジアで初めて開催された冬季五輪、1972年札幌大会70メートル級ジャンプで、笠谷幸生は1回目を84メートルの最長不倒でトップに立つと、2回目も79メートルをマークし、日本に冬季五輪初の金メダルをもたらした。 そしてなんと、今野が銀、青地が銅。表彰台を「日の丸飛行隊」が独占したの […]