
旅の途中でひょっとして気が向けば寄るかもしれないが、どうやらそんなに気軽にも簡単にも行けるものではないらしい。なので、多分、大阪・関西万博には行かないだろうと思う。
旅で今いる鳥取県が、その大阪・関西万博に鳥取県は鳥取砂丘の砂を敷き詰めたブースを出展し、砂漠を再現したパビリオンを展示している中東のヨルダンと連携して懸命に「砂」をPRしていることは知っている。
鳥取県の平井知事が「結構、重いっ砂」という駄洒落で滑ったことも、滑ったことに懲りずに大阪・関西万博の会場でサンド・アライアンス加盟8パビリオンのスタンプを3種類以上集めると記念品がもらえるよと、「砂ンプラリー」でさらにド派手に滑っていることも聞いている。
いずれにしても、そんなくだらない駄洒落の世界よりも、中途半端な砂場を見るよりも、鳥取砂丘に来て本物を見るほうが、よっぽど「いいっすな!」
プライベートビーチはアーチーチーアーチー
この日は、鳥取県でも体温を軽く超える猛暑だった。
「そうだ、海水浴をしよう」
と向かったのが、鳥取砂丘海水浴場と連続するプライベートビーチ(笑)。




しかし、砂浜に素足を踏み入れた途端、「アーチーチーアーチー」と郷ひろみの激しいダンスのように飛び上がってしまい、先に進めない。ビーチなのにアーチーってどゆこと?
すっかり気持ちが萎えてしまった私は、ひとり海水浴を楽しむことなく、鳥取砂丘でも見るか、と目的地を変更した。

あの、ボートに乗ってる人、姿見えないけど、焼け死んでるんじゃない?
鳥取砂丘のヨルダン?のラクダは完全な動物虐待!
いくら砂漠で働かされることに慣れてるラクダだって、もう熱中症になって死んじゃうんじゃねーか?
二匹とも、完全にへたって動かないよ、かわいそうに。


鳥取砂丘も私は郷ひろみアゲインで、ダンスしながら足をバタバタ。
とにかく1秒以上、長く砂を踏み締めてられないのだ。



神話「因幡の白兎」の舞台にある道の駅
道の駅「神話の里 白うさぎ」は、鳥取自動車道の鳥取ICから国道29号線〜国道9号線を北西に14km、 あるいは山陰自動車道の青谷ICから国道9号線を東に11km。鳥取県北東部の鳥取市にある。


道の駅の向かいにある白兎海岸は、神話「因幡の白兎」の舞台になった場所だ。
向こう岸に渡りたい白兎がサメを騙して岸まで一列に並ばせ、その上をピョンピョンと渡っていると、 あと少しのところでサメが騙されたのに気付き、全身の毛をむしり取られるという残酷な話だが、 白兎が渡ろうとした淤岐ノ島は道の駅からよく見える。

物語はその後、通りかかった大国主命が白兎を介抱し、感謝した白兎が恋のキューピット役になって、 大国主命と八上姫の縁を取り持ってハッピーエンドとなる。

白兎を祀った白兎神社は道の駅のすぐそばにあり、縁結びのパワースポットになっている。


駐車場は、人気の道の駅だが、相当な台数が停められるようだ。


トイレは、施設の中央、入りやすい。

休憩環境としてもなかなかよくできていると思う。



「白うさぎ」関連の商品が多数
道の駅の施設は、物産館、レストラン、フードコート。

物産館で売っている商品の数は相当多い。
鳥取砂丘観光の立ち寄り所になっているからだろう、地元の人より観光客の利用比率が圧倒的に高い道の駅なので、 県内全般の人気の特産品を広く扱っている。 特に目立つのは「白うさぎ」関連の商品。 餡入り焼き饅頭の「因幡の白うさぎ」を始め、「白うさぎのクリーム大福」「白うさぎの里ごま餅」「白うさぎの里ホワイトチョコクランチ」等が販売されているが、私的には白うさぎのぱん屋が気に入った。



物産館で目についた商品は、「もさえび」を使ったえびせん風スナックの「もさえびの里」「もさえび味噌汁」「もさえび塩ラーメン」など。
鳥取県を代表する老舗「ちむら」の店舗も本駅に出店していて、「ちむら」の人気商品の「とうふちくわ」を始めとして「鯛ちくわ」「かに蒲鉾」「長芋蒲鉾」等を販売。 その他にも銘菓「焼かにせんべい」「二十世紀梨ゼリー」「鳥取大砂丘」「大風呂敷」等が、 酒コーナーでは「八上姫」「ほうき」「瑞泉」等の鳥取県の銘酒がズラリ並んでいる。


「食」の施設だが、ゆっくり食事できる時間がある人は、駅施設の2階にある道の駅レストラン「ぎんりん亭」へ。日本海の新鮮な海の幸と山陰地方ならではの味覚が魅力のレストランだが少々お高い。

安く食事を済ませたい方は1階にあるフードコート「白うさぎの台所」へ。 こちらでは、お手頃価格でお腹を満たすことができる。