足湯めぐり&温泉たまごづくりをしながら東郷温泉へ、道の駅「燕趙園」から(トイレ○仮眠◎休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

東郷温泉は、東郷湖の南岸に湧出す温泉だ。

はわい温泉、東郷温泉それぞれの目の前に広がる東郷池には、上から見ると羽を広げた鶴のような形をしていることから、「鶴の湖」という愛称がある。はわい温泉同様、ここも江戸時代から湖中に温泉が湧き出ることが知られており、地元の人たちが温泉利用を願い出たことがその始まりだと言われている。

山陰八景のひとつに数えられる県立自然公園「東郷湖」の湖畔にある、情緒豊かな湖上風景が魅力の温泉地で、湖畔のお部屋や露天風呂から眺める湖の景色は格別だ。

東郷湖(鳥取県)

東郷池は、晴れた日には太陽の光がキラキラと揺らめき、とくに日没時には湖面が黄金色に輝いて絶景となる。

7色のシチュエーションが楽しめる「足湯めぐり」

はわい温泉の足湯(福禄寿の湯)

はわい温泉と対岸の東郷温泉には、合わせて7つもの無料の足湯がある。
舟の形をした「弁財天の湯」や、バス停のベンチがそのまま足湯になった「寿老人の湯」、手作りパンが美味しいカフェの店内にある「大黒天の湯」、2匹のコイの彫刻が目印の「毘沙門天の湯/こいの湯」などがある。

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それぞれユニークなところばかりで、何せ全て無料。利用しない手はない。
真夏だし、足も汗をかく。私の臭い足も、さすがに7つの足湯に全部つければ臭わないだろう。

巡り方としては、はわい温泉側にある第一湯 福禄寿の湯→第二湯 恵比寿の湯→第三湯 寿老人の湯→第四湯 弁財天の湯から東城温泉側にある第五湯 布袋の湯/めぐみの湯→第六湯 毘沙門天の湯/こいの湯→第七湯 大黒天の湯の順に回るのが正攻法。

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東郷温泉で温泉玉子作り 東郷湖畔公園

途中、「東郷湖畔公園」や東郷湖南畔に位置する「めぐみのゆ公園」には、温泉たまご作りが楽しめる温泉玉子調理場がある。網が完備されていて、持参した卵を10~20分お湯に浸けておけば、トロトロな温泉たまごが完成する。
坂東英二ほどではないが、温泉たまご大好きな私、6個入りの卵を持参し、しっかり20分作ったものを、このあとの旅程で小腹が空くたびにいただいた。

本物にこだわる中国庭園が広がる道の駅「燕趙園」

近辺にお住まいの元上司・岡崎さんに教えていただくまで、恥ずかしながら知らなかったのだが、この「燕趙園(えんちょうえん)」は、国内最大級の中国庭園としてとても有名らしい。

鳥取県と中国の河北省が友好の証として建設されたもので、皇帝の庭園をコンセプトとしてた総面積約1万平方メートルもの本格的なテーマパークには、背後の東郷池を借景に28景もの見どころがあるという。
建物は、設計から加工まですべて中国で製作され、いったん中国で仮組した建物を解体して日本へ運び込んだそうな。建物には2000を上回る色鮮やかな彩画が施されているが、これらも中国の画家描いたものばかりだという。
道の駅「燕趙園」は、山陰自動車道のはわいICから県道248号線〜県道185号線〜県道29号線を南東に5km、 鳥取県北部の旧東郷町(現湯梨浜町)にある。

東郷池を見ながらのドライブは爽快だ。東郷温泉も、はわい温泉も、東郷池のほとりであり、とても近い。

米中関係はほぼ対立に近いが、日本のハワイにいて、アメリカと中国がごっちゃになって満喫できてしまう、そういう意味ではすごい観光スポットだ。

ちなみに、トイレは米国風でも中国風でもなく、普通の日本のトイレだった。

道の駅は無料だが、「燕趙園」に入るには入園料が必要だ。

しかし園内に設けられている28ヵ所のビュースポットはどれも絶景だし、たった500円の入園料で、あの中国雑技団の公演も見ることができるので、この入園料は夢グループよりずっと「社長、安い、やすう〜い」!

道の駅 | 燕趙園 | 魚背橋

月餅や中国人民帽などが買える中国物産館

中国物産館では中国の食材、お菓子、服、日用品、おもちゃ等、中国本土で使われている商品が販売されている。

道の駅 | 燕趙園 | 中国物産館

レストランだが、元々あった中国料理店「依水飯店」は閉店。 代わりに台湾料理店の「豊味園」が営業しているという。
私は中国本土、台湾、どちらも現地で何度か味わってきたが、私好みは「台湾の味」。「豊味園」はバイキング形式のレストラン。料理の種類は55種類もあって、酢豚、エビチリ、焼きピータン、麻婆春雨、八宝菜などを味わうことができるのだが、残念ながらお腹が空いていないタイミング。
お腹をぺこぺこにして、再訪問したい!