徳川家康も崇敬した遠江国の守護神「小國神社」」からの、道の駅「いっぷく処 横川」(トイレ○仮眠○休憩△景観○食事○設備○立地◎) 

遠江国の守護神「小國神社」は、創建から1470年。
徳川家康をはじめ、朝野の崇敬を集め、人々から「遠江国の守護神」として国土開発・諸業繁栄・商売繁昌・家内安全・縁結びなど古くから篤い信仰を集めてきた。
祭神は大己貴命、ご存知「大国様」だ。

「大国主命(おおくにぬしのみこと)」とも呼ばれ、神話の中でも「因幡の白うさぎ」はよく知られており、赤裸にされたうさぎを助けられた心のやさしい神様である。
大己貴命は「古事記」「日本書紀」などに実に多くの神名が伝えられている。
例えば、豊葦原の国(日本の国)を稲穂がたくさん稔る豊かな国に造りあげ、天孫に国をお譲りした神さまとして「国作之大神くにつつくりのおおかみ」・「大穴牟遅神おおなむじのかみ」といわれているし、農業・山林・鉱業・縁結び・医薬の開発・禁厭の法(鳥や害虫から作物を守る方法)を授けた神さまとして「大物主神おおものぬしのかみ」・「宇都志国玉神うつしくにたまのかみ」・「大国玉神おおくにたまのかみ」とも呼ばれ、国中の悪い神さまを追い出して平和な国に治められた神さまとしては「葦原醜男命あしはらのしこおのみこと」・「八千矛命やちほこのみこと」と称えられている。

4月の神事ラッシュ

4月は、小國神社において最も重要な祭典が執り行われる「神賑わい」の季節だ。

まず、5日の「勧学祭」では、春に入学される小中学校新入生の学業成就・身体健全を祈願。

16日から例祭期間に入ると例祭の奉仕者が心身を清め、18日には最も重要な祭典である「例祭」が執り行われる。

19日と20日には、国指定重要無形民俗文化財である「古式十二段舞楽」が奉奏され、20日には神輿渡御の神幸祭があった。

実に美しい道の駅

道の駅「いっぷく処 横川」はこの小國神社から北に7キロ。
新東名高速道路の浜松北ICからは国道152号線と国道362号線を使って北東に13キロ。

静岡県西部の旧天竜市(現浜松市天竜区)の、 民家1軒を見つけるのが困難なほどの山村の風景の中に道の駅「いっぷく処 横川」はある。

駐車場は、天気が急に悪くなってきたこともあるのか、ガラガラ。まあ、とにかく周りは山林しかない場所なので、おそらく天気が良くてもそんなに客数は多くないのだろうが(笑)
訪れる立場としては、休憩したり仮眠させていただく場所を独り占めできるようで、贅沢なことだ。

トイレは

休憩環境として、駅名にある「いっぷく」する場所としては最高ではないだろうか。

とにかくのどか。その一語に尽きる。
天気が良くなくてもこの景色、運転疲れなど1発で吹っ飛んでしまう。

しいたけが好きならここはパラダイス

この道の駅の最大の特徴は、「しいたけ」だ。

農作物直売所を兼ねた物産館、レストラン、ソフトクリーム売店があり、少し歩いたところに農業体験やしいたけ栽培講座等が行われている横川活性化施設「にょきにょき」がある。

物産館の中は「しいたけ」だらけで、肉厚で形が整った、いかにも上級品と思えるしいたけが並んでいる。

椎茸販売

いわゆる飲食施設としては、レストランとソフトクリーム売店の2つ。

ソフトクリーム売店で販売されている「しいたけソフトクリーム」は話題の商品らしい。

ソフトクリーム売店

レストランでは蕎麦、うどんが中心だが、せっかくなら「椎茸そば」「椎茸うどん」を注文したい。 「椎茸おにぎり」「椎茸コロッケ」などを加えても、1,000円でお釣りがくる。