
ご存知『二十四の瞳』は、太平洋戦争の終結から7年後の1952年に壺井栄が発表した小説だ。
作者の壺井栄は自身が戦時中を生きたが、この小説によって、この戦争が一般庶民にもたらした数多くの苦難と悲劇を後世に伝えようとした。
小説の発表から2年後、1954年(昭和29年)に公開された映画「二十四の瞳」は、壺井栄の原作を監督・木下惠介が映画化した、今も日本映画の歴史に残る不朽の名作である。
小豆島の「おんな先生」大石久子が、12人の新1年生との出会ってからの約20年間が描かれるが、これまでに何度観たことだろう、この映画と「火垂るの墓」とは、何度観ても号泣してしまう。
奉公に出される子、病にたおれる子、戦争から帰らぬ子・・・自分にはどうすることも出来ないという無力感に苛まれながらも、子どもたちに向き合い続ける。 そこにあるのは、皆に幸せになってほしい、あるいはほしかったという、ささやかな願いだけ。
41年ぶりに小豆島を訪れて、岬の分教場(苗羽小学校旧田浦分校校舎)12人の新1年生が座っていた小さな小さな机と椅子を見た。


懐かしい時が流れる不朽の名作を今に残す

小豆島町田浦地区から700mほど南、瀬戸内海を見渡す海岸沿いに大正・昭和初期の小さな村がある。


映画『二十四の瞳』のロケ用オープンセットを改築したもので、数々の名場面はこのセットで撮影された。
瀬戸内海を見渡せる海岸沿いに木造校舎や村が再現されているが、なんと言っても一番の見どころは、岬の分教場(苗羽小学校旧田浦分校校舎)だ。


1・2年生の教室、3・4年生の教室、5・6年生の教室と3つの教室と、廊下。



それぞれの教室の、机と椅子は、それぞれサイズが違うが、1・2年生のそれらは本当に小さい。
大石先生が立った教壇に立って、純真無垢な12人のキラキラした24の瞳に見つめられた大石先生の気持ちになってみた。

映画「二十四の瞳」五大号泣ポイント
1928年(昭和3年)、大石先生は瀬戸内海に浮かぶ美しい小豆島の分教場に赴任。田舎の古い慣習に苦労して染みながら、12人の新入生の良き先生に成長していく。ある日、先生は子どものいたずらによる落とし穴に落ちてアキレス腱を断裂、長期間学校を休んでしまうが、先生に会いたい一心の子供たちは遠い道のりを泣きながら見舞いに行く。(ここが1つ目)
しばらくして、先生は本校に転勤する。その頃から、軍国主義が色濃くなり、不況も厳しくなって、登校を続けられない子供も出てくる。貧しい村の子どもたちは卒業を迎えても誰一人進学できず、母が死んだ松江などは金毘羅の食堂に奉公に出される。(ここが2つ目)
やがて結婚した先生は軍国主義教育はいやだと退職してしまう。戦争が始まり、島の男の子は次々と前線へ。竹一ら3人、そして先生の夫が戦死。先生の母親と末娘も相次いで世を去る。(ここが3つ目)
戦後、中年になった先生は、また分教場に戻り教鞭を取る。教え子の中にはかっての教え子の子供もいた。その名前を読み上げるだけで泣いてしまう先生を子供たちは「泣きミソ先生」と呼ぶ。(ここが4つ目)
そんな時、ミサ子、早苗、松江、マスノ、磯吉、吉次らかっての教え子たちが集まり同窓会が開かれる。その席で、戦争で失明した磯吉は一年生のときの記念写真を指差しながら、全員の位置を示したのだった。(ここが最後5つ目、大号泣!)

初めて離島に登録された道の駅「小豆島オリーブ公園」
小豆島と言えば「オリーブ」である。
日本のオリーブ生産のほぼ全てが、ここ小豆島で行われている。
このオリーブをテーマにしたテーマパークが「小豆島オリーブ公園」で、1996年に道の駅して登録。
本土から橋が架かっていない、いわゆる離島地域に、最初に離島に登録された道の駅である。

駐車場は、結構な勾配の坂道に、いくつかに分かれてあるので、どこかには停めることができるが、施設が坂道に散らばってあるので、それらを見て回ろうとすると、結局どこに停めても楽はできない(笑)。
女性客に人気の道の駅だけに、トイレからしてお洒落である。


休憩環境としては、こういうのが好みな方と、純和風が好みの方とでは評価が分かれるところだろう。






オリーブは、まず健康に美容に良い食品として女性に大人気である。
それに、瀬戸内海を見下ろす小高い丘にある異国情緒漂うギリシア風車はとても美しく、映画『魔女の宅急便』ですっかり有名になってからは箒を持った女性たちで大賑わいだ。


道の駅物産館では特産品のオリーブと醤油を販売

たくさんの施設があるが、メインの施設は「オリーブ記念館」だ。


オリーブ記念館内にある物産館では、当然オリーブ製品が中心だ。
飲食に関係のある商品としては、オリーブオイル、オリーブドレッシング、オリーブポテトチップス、オリーブラーメン、 オリーブソフトクリーム、オリーブサイダー等。




食料品以外の商品としては、オリーブハンドクリーム、オリーブを用いた化粧品が女性客の人気を集めていた。

また、小豆島は醤油の生産地としても有名。
海鮮大好きジジイとしては、地元メーカー「タケサン」の醤油を買い求めた次第。
楽しみ満載のオリーブ公園
レストランではオリーブオイルとハーブを用いた地中海料理が大人気。
宿泊施設「サンオリーブ」内には、決して私向きではないお洒落な温泉施設もあるし、その他にもさまざまな施設がある。







体験施設のハーブクラフト館ではハーブを使ったオリジナルのリーフ、ポプリを作ることもできる。
そして、何もしなくて園内に立ち並ぶ2000本のオリーブの木を見てるだけでも十分楽しめる(笑)





