
もう1ヶ月半ほど前になる。
9月7日に我らが阪神タイガースがセ・リーグ優勝を決めた日、私は福井県にいたが、いったん旅を中断して優勝の瞬間を地元で見届けた。
そして、その直後から1ヶ月ほど北海道に旅に出たため、福井旅が中途半端になったままだった。
ということで、今日はすっかり福井のソウルフード「越前そば」の口になった勢いで、福井県に車を走らせた。
まず道の駅「パークイン丹生ヶ丘」で少し休憩を入れた後、さらにほんの少し走って、越前町役場斜め前にある昭和29年の創業から70周年を迎えた老舗「めん房 新月亭」へ。

地元の湧き水・そば粉を使った「麺」と高知県産のかつおと北海道産の利尻昆布を使った「出汁」、そしてこだわりの大根おろしをぶっかけた越前そばのランチを皮切りに、さあ、福井旅の再開だ。
ただ、前回福井にいるとき阪神タイガースの調子はすこぶるよくて、一気に優勝を決めた。
なので、ここはゲンを担ぐことにしよう。具体的にはランチをいただいた後は数日間、岐阜、長野、新潟あたりで紅葉を楽しみつつ、日本シリーズの様子を見て「ここというところ」で再び福井に戻って、阪神の日本一を見届ける、というのがよさそうだ(笑)
めん房 新月亭のジャンボ海老天おろしそば

この店の一番人気は、「ジャンボ海老天おろしそば」。それに「ごま入り冷奴」もいただいた。

海老天は、ジャンボと言うだけのことはある大きさ。衣がサクサクで、食感が非常にいい。
ここの蕎麦は、そばにしては太めできしめんのような形をしており、コシも私好みでかなりあって、香りも強め。そして、何より出汁の味がいい。
「ごま入り冷奴」はとても柔らかで、大好きなごまがたっぷり入っていて味と香りも抜群だ。
福井ではこの店に
実は、この店は私の大のお気に入りの店で、今回で3回目だ。

上の写真は、前回いただいた「えび天玉子とじそば」。下の写真は、前々回にいただいた「おろしそば定食」。

地元の方が贔屓にする人気店なのだが、高級店でもなく、味が良くて値段が手頃。

トイレに挨拶文が貼ってあったが、こうした思いが浸透しているのだろう、いつも店員さんたちの対応が気持ちよく、今回も大満足だった。また来よう。

道の駅「パークイン丹生ヶ丘」
お蕎麦をいただく前に立ち寄った道の駅「パークイン丹生ヶ丘」は、北陸自動車道の鯖江ICから国道417号線を西に10km、 福井県西部の旧朝日町(現越前町)にある。

インターからの道中は最初の9kmはほぼ直線の平坦な道。残り1kmを切ってからは左に右にカーブが続き、急な坂道を上りきると道の駅に到着だ。


駐車場は、こぢんまりした施設規模にしては、広めの駐車場のように思う。



トイレも、それぞれは小さいが屋内外に2つある。





休憩環境としては、レストランで寛ぐ場合はいいが、フリースペースはあまりない。


越前塩を使った商品を中心に
道の駅は2022年4月にリニューアルして3年半。農作物直売所を兼ねた物産館とレストランから成る小規模な道の駅だ。
農作物の品揃えは少ない。

農作物以外の物産品の販売の方が充実しているが、道の駅としては小規模な売り場である。
以前は越前カニの加工品を中心に商品を販売していたらしいが、やはり越前海岸で買う人が多く、あまり売れなかったようだ。そこで、リニューアルを契機に越前海岸にある店とは差別化をはかり「越前塩」をメインに商品構成を大きく変更したようだ。


「越前塩」「越前塩飴」「恐竜の骨(焼きかき餅)」「いちほまれクランチ」「越前海鮮ゆべし」などが販売されている。
「越前塩ラーメン」「揚出し豆腐御膳」がオススメ
一方、本駅のレストランはかなり力が入っているように感じる。

看板メニューはレモンががっつり入った「越前塩ラーメン」と、地元の逸品「おたとうふ」を使った「揚出し豆腐御膳」。「厚揚げ御膳」も人気があるようだ。
梅うどん、天ぷらそば、ソフトクリーム等もあった。
