「足柄山」といえば「金太郎」ということで、道の駅「金太郎のふるさと」へGo!(トイレ◎仮眠○休憩○景観△食事○設備○立地○)  

「金太郎」と言えば、「足柄山の金太郎」。

そして「金太郎のふるさと」と言えば「南足柄」だ。
「金太郎のふるさと・南足柄」の知名度はそれこそ全国区。「童謡・金太郎」、「金太郎飴」、そして「金時山」を知らない人はいないだろう。
金時山は、神奈川県足柄下郡箱根町、神奈川県南足柄市、そして静岡県駿東郡小山町の境にあって、一帯は富士箱根伊豆国立公園に指定されている。箱根山カルデラを囲む外輪山列で最も高い山であり、山頂付近は植生の少ない風衝地。周囲の山よりひときわ高いことから、視界を遮るものは少なく、山頂からの眺望は一見の価値ありと、登山客がひきもきらないところだ。

南足柄市に伝わる「金太郎伝説」は、足柄山中の山懐に囲まれ、「金太郎生家跡(長者屋敷跡)」や「金太郎の遊び石(かぶと石・たいこ石)」、「金太郎産湯伝説・夕日の滝」、「八重桐の腰掛け石」などが散在する地蔵堂地区に伝わる。ここには古くから「四万長者伝説」があり、その長者の娘・八重桐が産んだ子どもが「金太郎」ということだ。地蔵堂のお堂の中には、「山姥像(金太郎の母親)」などが保管されている。

伝説のあらすじ

「地蔵堂に四万長者がおり、その名前を足柄兵太夫と言った。この長者の八重桐という一人の娘が縁あって酒田氏に嫁いだが、八重桐は酒田一族の争いから逃れるため、地蔵堂の屋敷に戻って金太郎を産んだが、このとき屋敷近くにある夕日の滝の水を産湯に使った。
足柄山で誕生した金太郎は人一倍元気に育ち、長者屋敷の庭石である「かぶと石」や「たいこ石」に登って遊んだり、「金時山」へ出かけたりして足柄山を自分の庭のように遊びまわり、山の動物たちもいつしか金太郎の遊び相手になっていた。
足柄山の怪童と人々から噂されるほどのたくましい青年に成長した金太郎は、ある日、足柄山中にて源頼光と運命的な出会いをする。頼光の家来として取りたてられて坂田金時と改名し、京の都へ上り渡辺綱・碓井貞光・卜部季武らとともに、源頼光の四天王の一人として大江山の酒呑童子退治をしたりして、その名前を天下にとどろかせた。
その後、源頼光が亡くなると三ヶ月間、日夜、頼光のお墓参りをした後、都を去り、ふるさとの足柄山へ戻って、その行方をくらました。」

道の駅「金太郎のふるさと」

坂田金時という人物の実在自体は疑わしいとされ、金太郎伝説は平安時代中期の近衛府官人だった下毛野公時の評判がその死後も衰えず、その姿が脚色されていくなかで生まれたものではないかとも言われている。

いずれにしても、南足柄市は伝説上の人物「坂田金時」、通称「金太郎」の生誕地とされてきた。 市内の至る所に金太郎のモニュメントがあり、金太郎に纏わる祭りも盛んに行われている。 道の駅「金太郎のふるさと」には、当然金太郎関連の商品が溢れていた。

駐車場、トイレ、休憩環境

駐車場は混み気味。人気のある道の駅であることが伺える。

トイレも充実。とても綺麗なトイレ。清掃もしっかりしていただいており、とてもありがたい。

休憩環境としては、必要にして十分な内容だと感じた。

足柄茶と金太郎関連商品が2大推し

道の駅は「金太郎のふるさと」は、、 2020年6月にオープンした神奈川県内では4つ目の道の駅。物産館、農作物直売所、レストランがある。
物産館、農産物直売所の看板は、足柄茶と金太郎関連商品。 そして、花の販売が非常に充実していた。

金太郎関連商品の売上No.1は銘菓「きんたろうのたまご」。

ふんわりカステラの中に黄身餡、外をホワイトチョコレートでコーティングしたしっとりと優しい甘さが人気だ。
金太郎飴はあまりにも有名だが、金太郎まさカリーパンなどダジャレ商品もあり、金太郎の絵がプリントされた「GOLDEN BOYクッキー」「金太郎一口羊羹」等々、金太郎にちなんだお土産選びはとても楽しい。

もう一つの柱「足柄茶」は、その名の通り足柄地区で生産されるお茶のブランドだ。

「足柄茶」「茶そば」「足柄茶小丸まんじゅう」「足柄まる茶クッキー」「足柄茶おやつあられ」などが人気を集めていた。

物産館の一角に農作物直売コーナーがあって、ここに出品している生産者は120ほどもあり、農作物の種類は「湘南トマト」「自然薯」ほか約50種と、神奈川県内の道の駅では最大級だという。

レストランでは茶そば、足柄牛推し

レストラン注目のメニューは緑色の「足柄茶そば」、「足柄牛」を使った「ガーリックステーキプレート」、「相州牛ウニとろ牛めし」、足柄の自然薯を使った「自然薯カレー」「自然薯月見そば」「自然薯定食」等々。
デザートでは「足柄茶ソフトクリーム」が人気だが、物産館で買い物をするソフトクリーム50円割引券がもらえるので、せっかくの割引を無駄にしないように(笑)。