ゴルフでわかる人の本性 <21th.R=83(35)@道の駅「北はりまエコパーク」至近の西脇CC>

2024年3月15日。
これはスタートホールの写真ですが、今日は快晴。ティーショットを打つときはまだかかっていた深い霧も、セカンド地点に近づくとみるみるうちに視界が良くなりました。

スタート前、実に温厚に見え異様に愛想の良かった人が、霧の中ティーショットがOBになった瞬間豹変し、クラブを叩きつけ、ティーグラウンドに唾を吐き、カート上で舌打ちを繰り返し、「なんじゃこの霧は!やってられんわ!」と大声で悪態をついた、つまりは本性をたちまち表したように。

「ゴルフを一緒に回ると、人の本性がすぐわかるんだよ」

これはゴルフを始めた頃、今でも尊敬する上司から教えていただいたことだ。

R神戸支社の新人当時、日本最大手の印刷会社D日本印刷との取引額がなぜ極端に少ないのか、私はわからなかった。

「最大手なので貸倒れなどの心配は無用なので、発注しやすいのになあ」

社会のことも人間のこともわからずに、24歳の私は単純にそう思っていた。

ところが、弊社主催のゴルフコンペで私とそのD日本印刷の責任者(部長)が同組でプレーすることとなり、彼がスコアを誤魔化しまくっていたのを見て、ああなるほどそういうことか、と納得したものである。

日本を代表するような大会社の部長ならではのプライドなのか、小物なのか、理由は知らない。しかし、少なくとも嘘を平気でつく人間に、仕事を任せるわけにはいかない。だって、きっと水増し請求だって平気なのだろうから。

これが、ゴルフを通じての最初の学びだった。

隠したくても、人間の本性が剥き出しになる。

あれから40年以上経っても。

今や人間観察が趣味の私にとって、人の本性瞬間発見こそ、ゴルフ最大の魅力かもしれない(笑)。

短気な人はとても多い

話を元に戻して、今日ご一緒した短気な人。
こういう人に限って、機嫌の良いときは必要以上に愛想が良い。なのに、思うようにいかないショットが出ると、思わずクラブを叩きつけて激しく悔しがる。かなりの腕前だからこそ、失敗した時に何かのせいにする。それがライが悪かったとか、風のせいであったりするうちはまだいい。そのうち、大きくスコアが崩れてくると、ついにカートを蹴ったり、キャディさんに悪態をつくなどの暴挙に出るのだ。

そんな人、滅多にいないだろうと。
ゴルフをしない人からはそう言われるのだが、こういう人はゴルフをしているとしょっちゅうである。自社調べ(笑)ではあるが、2割ほどの出現率である。

マイペースこそ大事

そういう人と一緒にラウンドしていると、人の良い、気の小さめの人は、このような愛すべき人は4割ぐらいいらっしゃるのだが、自分のペースもスコアも崩してしまう。今日ご一緒したあと2人がそうだった。実に気の毒な方々なのである。
私がゴルフが好きな理由のもう一つは、そういう場合もマイペースを保つ、そういう訓練ができることである。
傍で唾を吐かれようが、舌打ちをされようが、クラブを叩きつけられようが、カートを蹴られようが。
動じてしまった時点で、自分の負けである。
いかに自分のペースを保ち、いかに自分が納得できるプレーを貫くことができるか。スポーツとして楽しみながら、自己鍛錬までできるなんて、ゴルフってなんて素晴らしいんだろう(笑)

まあ普通のスコアでしたが(笑)

偉そうに言ったが、自分のペースを崩す場面もないわけではなかった。

自分が入会金や月会費を払っているホームコースの備品である、カートを蹴られたときは流石にムカついて注意したし、そこで開き直った態度を目にした後のティーショットは冷静に打つことができなかったし。

まあ、それでも大崩れすることなく、西コース41(17パット)、東コース42(18パット)、トータルスコア83(35パット)でまとめた私、自分で自分を褒めてあげようと思う。

下の写真は、「思うようにいかない罠」がいっぱい仕掛けられた東コース4番。

ここでいつもドラマは起こる(笑)