3月に入りました。
その最初のラウンドに選んだのは、北六甲カントリー倶楽部 西コースです。
ここのところ、3ラウンド連続で悪天候化のゴルフでした。今日もまた朝起きて空を見た時は生憎の天候かと思いきや、幸い天気は徐々に回復していきました。
まあ天候に一喜一憂することなく、さまざまなコンディションにしなやかに対応することができるかどうかもまた、真にうまくなるためには必要なことです。ゴルフを続けていく以上は、どんな条件下でも18ホール集中を切らさずにプレーすることを心がけないと。
そんなことを考えながら運転していると、道がすいていたこともあってスタート1時間半も前に着いてしまいました。
まだ食堂は開いていませんでしたが、キャディマスター室の前に早朝営業のコーヒーショップが営業していたので、そこでゆっくりコーヒーを飲んで時間をつぶしました。
余裕たっぷりでスタートできたこともさることながら、すいていた上にスルーで回って4時間かからずにホールアウトできたことが何よりでした。
アウト、インともに38、トータル4オーバー76。
実に14年ぶりに(笑)自己ベストをひとつ更新することができました。
(ちなみにこれまでのベストスコアは2010年52歳の時に瀬田ゴルフコースでマークした5オーバー77でした)
北六甲カントリークラブ西コース
過去に女子プロトーナメントやアマチュアの公式戦などを数多く開催してきたというこのコースだが、レギュラーティーからのプレーでは6,581ヤード、コースレート72。ということは、まあ普通のコースである。
ただ全体的にフェアウェイは広く、ティーショットは伸び伸びと打てたし、ラフに飛んだのは2割ほど。
ただ、グリーンを狙う際には、このようにフェアウエイに大きく食い込むような自然池が7箇所あり、うち2つにはまんまとつかまってしまった。
パットは場数か
それでもスコアをまとめ、ベストスコアをマークすることができたのは、スイング改造が吉と出ていることもあるが、やはり最近好調のパットが今日もよく決まったからである。
14個のパーのうち、ちょうど半分の7個が、いわゆる「寄せワン」と「砂イチ」によるもの。
7つのワンパット、パット総数29はちょっと出来過ぎでもあった。
ゴルフ歴40年でたった200ラウンドしかしなかった昨年まで。平均すると2〜3ヶ月に1度のゴルフである。毎回、タッチが合い始める間もなく3パットを重ね、気がつけば最終ホール、といったゴルフを40年続けてきたのだ。
若い頃は「パットが下手な奴は頭が悪い」などとしばしば上司から悪態をつかれたりして、悔しい思いもしてきた。
働き盛りの年齢でゴルフが好きになったが、それでもせいぜい月1のペースでしかプレーできなかった。
なのでパットは長年にわたって「大の苦手」だったのだ。
しかし。
今年から3日に1度のペースでラウンドするようになって、パットが急に良くなってきた感がある。
パットは場数、と確信。
もっともっと、うまくなりたい!
スルーは1日を有意義に使える!
前半と後半のプレーの間に、食事休憩を挟むというのがほとんどのゴルフ場の「あたり前」だ。
バブルがはじけてからゴルフ場経営は長く受難の時代にあり、失われた30年を経て日経平均株価は最高値水準に戻っても、ゴルフ場の経営環境は一向に上向かない。
むしろ、バブル経済の中心にいた団塊の世代の方々が70歳代後半に差し掛かり、この方達が80歳を超えてゴルフから遠ざかり始めたら、ゴルフ人口は大きく減るだろう。
そういう経営環境の中、ゴルフ場間の価格競争はますます厳しさを増しているので、我々ゴルファーは本当に安くプレーできるわけである。
ゴルフ場にとっては安売りを余儀なくされる中で、「食事休憩」は利益を産むための貴重な機会なのだ。
要するにこうした事情があって、スループレーを予約できるゴルフ場は稀なのである。
それでも私がスループレーにこだわるのは、1日をより有意義に使えるからだ。
今日も、朝食を済ませて6時に出かけ、7時過ぎにゴルフ場に到着。8時半にスタートして、ハーフ2時間✖️2=4時間で12時半には風呂へ。13時にはゴルフ場を出て家路についたのだ。
途中、「くら寿司」で昼食をとり、駐車場に車を置いて、15時半には電車で神戸(三宮)へ。
17時に、サラリーマン時代の同期・京ケ島くんと待ち合わせて夜の街へ繰り出し、旧交を温めることができた。
一粒で2度美味しい(1日で2日分楽しめる)、まるでグリコのようなスループレーが、私はやっぱり大好きだ。