それにしても、稀に見る暖冬ですね。
そのせい(おかげ?)でしょうか、本来は寒くてゴルフどころではない2月なのに、いそいそとゴルフに出掛けている今日この頃です。
そして今日は2024年2月25日。
3月から本格的なシーズンインのつもりだったのですが、2月になってもう9回目(今年通算14回目)のラウンドです(笑)。
場所は3日前と同じ、ホームコースの西脇カントリークラブ。
「新規会員親睦コンペ」へのお誘いをいただき、喜んで参加させていただいた次第です。
なにせ3日前にひどいゴルフをしてしまったので、そのリベンジを期して、気合を入れて臨んだのですが…w
自分の現在のゴルフを全否定しなければならない、とても厳しい結果となりました。
天気予報通りの冷たい雨と風
生憎冷たい雨が最後まで降り続き、フェアウエイにもバンカーにも、グリーンにも水が浮いた。コンディション的には最悪だった。
それを差し引いても、まさかまさかの101なんてスコア、37を数えたパッティングはとても恥ずかしい!
ちゃんと私より良いスコアで回った人が18人もいるのだから、言い訳無用である。親睦コンペということでダブルペリアによるハンデがつくが、叩いた割にそれがあまりつかず、順位は30位に沈んだ。
プッシュアウトとシャンク
3日前も96と崩れたが、今日はそれ以上に乱れたことで、私の今のゴルフの決定的な欠陥がはっきりした。スコア崩壊の原因は、プッシュアウトとシャンクの頻発である。具体的にはティーショットでの右へのプッシュアウトが5回、セカンドでのプッシュアウトが5回、そして寄せでのシャンクが4回。
全てのミスショットが、極端に右方向に飛び出したものだった。
実は、この度ゴルフに復帰してから、私は結構極端なウイークグリップでプレーしてきた。距離は欲張らずにひたすら正確性を求め、体重移動を抑え、きっちりダウンブローで打てればほぼまっすぐに飛ぶからだ。これからは飛距離を捨て、徹底した再現性の追求で勝負する、それでいいと決めていたのである。
ところがこの極端なウイークグリップと体重移動なしの組み合わせには、いったん力が入り体重移動が入ってしまうとクラブが極端に開いてボールにコンタクトしてしまうという致命的なリスクがある。その結果がここ2回のラウンドで多発したプッシュアウト、そしてシャンクだったのだ。
この日のように降り頻る雨だと左手のグローブもびしゃびしゃで、グリップが滑らないように思わず力が入ったのだろう、いつものスイングがしばしば崩れたのだ。
分析はできた。
問題は、現在のスイングを是として、そこに戻すという修正で良いのか。天気の良い日だけそこそこのスコアで回れる、そんなゴルフでいいのだろうかということだ。
コンペの懇親会終了後、車の中で自問自答を繰り返しながら、私はこの決定的な欠陥に決着をつけるために練習場へと向かった。
やはりスクエアグリップか
修正にあたっては、発想の大転換を行った。
決して力むことなく体重移動を抑え、静かなインサイドインのスイングでボールを上から静かに潰すように打つ、今日までのスイングに適していたウイークグリップ。これは、少しでも力むと体重移動が入り、クラブが開いてプッシュアウトやシャンクになってしまうという大きすぎるリスクを常にはらんでいる。
逆に、どんなに力んでもクラブフェースが間違っても開いてボールに当たることがないようにするには、グリップをスクエアもしくはストロングに握り、全てのショットで体をしっかり使って弛まずに打てれば、フェースが開いてボールにコンタクトするリスクはなくなる。
前者を全否定し、後者を是とする大転換。それは、「常に力まずに7割の力で振ってまっすぐ飛ばす」ゴルフから、極端に言えば「常に力んで体を大きく使い全力で振る」ゴルフへのパラダイム転換だ。
当然だが飛距離は後者の方が2割増し。必ず真っ直ぐ飛べば有利に決まっている。問題は、再現性である。特に、体の使い方が一定にできないと逆に左方向に引っ張り込んでしまうミスショットが出るが、それは飛距離が出るだけにスコアを大きく崩すことにつながるかもしれない。そしてもう一つの問題は、体を積極的に使うことで再発しかねない腰痛リスクだ。
いずれにしても今日を境に取り組むスイングの改造は、微調整の範疇ではない。
根本的なスイング改造ゆえ少し時間がかかるのだろうが、なんとかやり遂げたいと思う。