その名が示すように、剣聖「宮本武蔵」の生誕地間近の名門ゴルフ場であると。
しかも、剣聖武蔵の求道精神が、
3コース<美作><播磨><因幡>27ホールズに生きていると。
そこまで言われたら、宮本武蔵をこよなく愛する私です。少々遠かろうが行かないというわけにはいかないのであります。
ちなみに、私が、どれほど宮本武蔵を好きかというと。
今日も武蔵生誕の地と言われるここ岡山県の「美作」に、遠路はるばる来ているわけですが、もう一つ彼の生誕地との異説があって、そこは兵庫県の「高砂」です。
わが息子を6年間通わせたのは、ここにある中高一貫校だったし、私自身も京都単身赴任時代の拠点として選んだのは、あの「吉岡一門」との大決闘で有名な「一乗寺」であり、そこに5年間も暮らしたのです。
「甘党」「辛党」の二刀流も、お酒についての「左党」「右党?」も。政治で言う「左翼」「右翼」だって是々非々で使い分けますよ。
無理なのは、「性」で言うところの「両刀使い」ぐらいでしょうか。
二刀流に憧れ続けて
いまや「二刀流」といえば大リーグのスーパースター、
あの、ドジャーズの大谷翔平だろうが。
本家本元、元はと言えば、宮本武蔵なのである。
私は昔から宮本武蔵に憧れ、「二刀流」に憧れ続けてきた。
子どもの頃、最初に挑んだ二刀流は、野球のスイッチヒッター(左右打ち)。
次に挑んだのは、勉強とスポーツの二刀流、言い換えれば文武両道だ。
そのどちらもができず、少年時代に2度の挫折を味わっても、
私は以降もずっと二刀流に憧れ、チャレンジし続けている。
今でもチャレンジしている二刀流は、ピアノとギターの二刀流弾き語り。
そして、ゴルフで今極めようとしているのは、左右打ちではなく、「ロングゲーム」と「ショートゲーム」の二刀流なのである。
ゴルフ二刀流とは?
下に引用させていただいたのは、有名な宮本武蔵の肖像画だが、
武蔵の手に持たれている刀をよく見てほしい。
彼は、右手には長い刀、左手には短い刀。これを使いこなして、彼は「無双」になった。
ゴルフでは、飛ばし屋は確かに有利であるが、飛距離と方向性が問われる「長い刀=ロングゲーム」だけでは強くなれない。
100ヤード以内を2打で上がってしまう、「寄せ」と、ここという勝負どころで外さない「パッティング」からなる「短い刀=ショートゲーム」も万全で、この両方が高いレベルにないと、安定して良いスコアで回ることはできないのだ。
これが、私が追求したいゴルフの「二刀流」なのである。
二刀流開眼の予感とたしかな手応え
そんなこんなで、気合十分。
コースも噂や評価通り文句なし。
<美作コース>→<因幡コース>の18ホールを回って、上がってナンボのスコアは76。
自己ベストタイでラウンドすることができた(パット数は29)。
特にパットが肝心なところで決まってバーディー2つがとれた前半はなんと人生初の「ハーフパープレー」。
一緒に回っていただいた一人はここのメンバーさんで、
3ホールの中では「美作コースがもっとも難しいとのこと。
それだけに、ハーフではあってもパープレーは本当に嬉しいし、自信にもなった。
作州武蔵名物ショートホール「美作コース8番」では、 噴水が上がると聞いていた。
ワンオンしたので、噴水を待ったが、自分でボタンを押さないと噴水は作動しないんだと(笑)
「後半次第では、ひょっとすると。」
そう思ったら途端にミスが出るのが「ゴルフはメンタルである」と言われる所以か。
パットも前半ほどは決まらず、後半は4オーバーの40だった。
全体を通じて、各ホールの個性が明確で、
戦略的なコースマネジメントと
パッティングを含めた正確なショットマネジメントが
ともに試される素晴らしいコースだった。
ぜひ、また来たい!