富士山にもっとも近い湖「山中湖」へ、道の駅「富士吉田」から(トイレ◎仮眠◎休憩◎景観◎食事○設備○立地○)

富士山周辺の湖「富士五湖」の中で最も富士山に近く、湖越しに臨む富士山の姿は圧巻だ。

この日の山中湖周辺は生憎天気があまり良くなかったので、景色を楽しむのは程々にして、山中湖情報創造館で読書を楽しむ時間をもった。

山中湖情報創造館は、雄大な富士山を間近に望む自然豊かな山中湖畔にある。
山中湖の自然を楽しんだあと、ここに寄ったが、素晴らしい施設だった。

とにかく富士山に関する資料が豊富で、Wi-Fiを完備した一般書・児童書など約56,000冊を収蔵する山中湖村公共図書館で、世界遺産「富士山」についてゆっくり学ぶ時間を持てるのが魅力。

また、文学の森公園内に移築した古民家「俳句の館 風生庵」や「蒼生庵 古民具展示室 陶芸工房」があり、こちらの方も、興味深く楽しめた。

山中湖情報創造館
研修棟 尋常高等小学校 山中湖情報創造館
山中湖情報創造館
山中湖文学の森公園
俳句の館 風生庵 山中湖情報創造館
蒼生庵 古民具展示室 陶芸工房 山中湖情報創造館
山中湖文学の森公園 山門 山中湖情報創造館

忍野八海

その昔、忍野湖は富士山の噴火活動を何度も経て、徐々に富士裾野と御坂山系との狭間を水触。

掘削排水され長い期間の後、湖はどんどん涸れていったが、富士山の伏流水に水源を発する湧水池がいくつか残った。 その代表的な湧水池が現在の「忍野八海」である。

富士山に降り積もる雪解け水が、地下の不透水層という溶岩の間で数十年の歳月をかけてろ過され、澄み切った水となる。

忍野八海は「形状、水質、水量、保全状況、景観、仏教思想(富士信仰)など」の観点から、昭和9年(1934)に国の天然記念物に指定され、昭和60年(1985)に、環境庁から全国名水百選に選定されている。また、平成6年(1993)には、県富岳百景選定地にも指定された。

そして平成25年(2013)6月、富士信仰の古跡霊場や富士道者の禊ぎの場の歴史や伝説、 富士山域を背景とした風致の優れた水景を保有する「忍野八海」は、世界遺産富士山の構成資産の一部として認定されたのだ。

富士山が最も綺麗に見える道の駅「富士吉田」へ

中央自動車道河口湖線の終点、河口湖ICから国道138号線沿いに東に約2キロ、山中湖や忍野八海など観光地の近くに道の駅「富士吉田」は位置する。

富士山の山頂からは直線距離で12.7km。 富士山周辺に幾つかある道の駅の中で、富士山の麓の樹海の奥に壮大に広がる富士山の姿が最も綺麗に見える道の駅だと個人的には思っている。

駐車場から見える富士山はこんな感じ。
駐車場の広さは十分、防寒対策をすれば仮眠もしやすい。

トイレは、鮮やかな赤や緑が目に飛び込んできて、仮眠後にバッチリ目が覚める効果抜群のビジュアルだ(笑)。

トイレの後の、ちょっとした休憩環境もありがたい。

道の駅の施設は物産館、よしだうどん店、レストラン、富士山レーダードームから構成される。

物産館では富士山を冠した菓子類が、50種くらいもあるだろうか。

もう一つおすすめは、地産のB級グルメ「よしだうどん」だ。

硬くてコシがとても強い麺は富士吉田市の郷土料理で、道の駅内にはよしだうどんの専門店もある。

また、富士山レーダードーム館では昔、富士山頂で気象観測を行っていた富士山レーダーに関する展示が行われている。

富士山レーダードーム館

ここには富士山頂の寒さ体験コーナーをがあって、マイナス18℃の世界を体験できる。
富士山の伏流水を汲むことができるる無料の水汲み場も人気がある。

ほかにも、プロジェクション・マッピングを観賞できる富士山アリーナ、ビールを飲みながら食事を楽しむことができるビールレストラン等があり、 色々な楽しみがある道の駅である。