宍粟市のほぼ中央、東西南北ルートの要所に位置する道の駅「みなみ波賀」は、多彩な施設を有する道の駅です。
最大の特徴は、加工、味覚、体験、販売という「4つの顔」を持っていることでしょう。ここでは、地元の原材料から加工し、味わい、体験し、そして購入するという4つの行動を提案しているのです。
誰でも特産品の生産実体験ができます。地元で生産された農林水産物を加工する施設は、コンニャク・ジャム・佃煮・味噌などを生産し、体験実習室は一般の方に作る喜びを知ってもらう場として解放されています。実際にりんごを加工体験してできたジャムは1瓶、コンニャクは3玉持ち帰ることができます。所要時間は、りんごジャムが1時間弱、コンニャクが45分くらいです。受け入れ人数は10名から40名で、予約制となっています。ブルーベリーの摘みとりやジャム作りの体験もできます。摘みとりは、1人1時間を1セット(500円)として体験、収穫物を1kg当り1,500円で買取りできます。ちなみに買取りだけの場合は、1kg当り2,000円となります。ジャム作りをする場合は、当所の加工場でビン詰めまで体験できます。(1人当り1,000円)
トイレ休憩、仮眠など問題なし
駐車場は入出庫もしやすく、広いし、施設にもほど近く、仮眠するにも問題なし。
トイレも綺麗だが、便器数は少なすぎる気もする。
休憩には、屋内、屋外とも過不足ない施設となっている。
焼きたてパンが人気
パン工房「MayBread」は道の駅の人気コーナー。手作りパンの味はとても好評だ。
農産物販売/売店
メイプル青空市では、特産自然薯をはじめ、宍粟市北部のコシヒカリ米、スーパーなどではなかなか手に入りにくい新鮮野菜を販売している。
売店では、自家製の手づくりパンはもちろん、りんごソフトも人気商品となっている。
レストラン楓の里
「レストラン楓の里」は、セルフサービススタイルのレストラン。
特産の笹うどん、自然薯丼をはじめ、とんかつ、唐揚げ、エビフライなどの定食などメニューは豊富。
ブランド認証品である自然薯丼、美味しそう!
ご飯の上にたっぷりかかっている自然薯は、滋養強壮に疲労回復、虚弱体質の改善や食欲増進、
免疫力の向上など、多彩で優れた効果があるとされている健康食品だ。
女性にも大人気のワンプレートランチ。
セルフコーナーでは、ご飯味噌汁サラダのおかわりが自由となっている。
また、とてもリーズナブルなモーニングも好評だ!
道の駅「みなみ波賀」から短時間でアクセスできる名所、絶景を紹介しよう。
福地渓谷
まず、福知渓谷は外せない。
ここは豊富な水量と巨岩が両岸に迫る山深い渓谷で、奥播磨を代表する景勝地の一つである。
紅葉の名所としても知られる。例年10月下旬~11月中旬頃が紅葉の見ごろとなる。
作家・田辺聖子さんにも愛されたこの地は、その著書「すべってころんで」の中でも賞賛されている。
波賀城
車で10分で行ける波賀城は、因幡街道を眼下に望む場所に位置し、標高456メートルの城山の頂上に築かれた城。平安時代に地元の芳賀氏が築城し、のちに武蔵国秩父郡(現在の埼玉県)から移ってきた中村氏の居城となったといわれている。
山頂の主郭を中心に、帯状に取り巻くように郭が配置されているが、平成3年に実施された発掘調査で、北側の郭にも石垣が築かれていたことがわかっている。
現在は波賀城史蹟公園となっていて、摸擬櫓があり、山頂近くまで車で行くことができる。
波賀城の主郭は摸擬櫓背後の山頂部分で社が祀られている。摸擬櫓がある部分は北西の腰曲輪でこの辺りの石垣は復元整備されたものであるが、もともとこのような石積であったとされている。曲輪自体は山頂の主郭の周囲に帯曲輪状の細い平段が二段ほど取り巻いているだけの非常に小さな城である。
城自体が小さいため、見下ろす山や街を背景にした「一枚の絵」として、とても素晴らしい構図が楽しめる。