日ケ奥渓谷へは、七日市遺跡に併設されている道の駅「丹波おばあちゃんの里」からGo!!(トイレ○仮眠◎休憩◎景観○食事○設備◎立地○)

国道175号と舞鶴若狭自動車道春日インターチェンジに接し、北近畿豊岡自動車道の起点に位置していて(丹波市春日町七日市)、弥生時代の集落跡として知られる西日本最大規模の複合遺跡「七日市遺跡」を中心とする遺跡公園も備えた、黒豆だらけの(笑)とても大きな道の駅です。

ETC2.0対象の一時退出・再進入スポットにも指定されていて、春日IC降りて1分という立地なのでここで休憩。2時間以内に同一方向に再進入した場合、高速道路の追加料金がかからないので、長距離ドライブの合間の休憩スポットとして利用されることの多い道の駅でもあります。

道の駅看板

国道からも入りやすい。

仮眠目的、休憩目的、トイレ目的で使い分けられる巨大な駐車場

駅施設

長距離ドライバーの仮眠に適した駐車スペース、しばし休憩や買い物を楽しみたい人に適した駐車スペース、あるいはお子さん連れで楽しみにきた人が駐車するのに適したスペースが、慣れればわかってくるのだが、駐車場はとにかくでかいので、初めて訪れる人は施設の建物に近いところに駐車するのが無難だろう。

たとえばファミリーが利用する遊具スペースの奥には、ドライバーの多くが利用するトイレとは別に、お子さんに優しいトイレが設置してある。

このトイレにはフィッティングボードが完備している他、トイレ前にはおむつやおしりふきの自動販売機も設置されている。

比較的ゆっくりした休憩に向いている

休憩場所は多彩で敷地も広いため、比較的ゆっくり休憩したい人にはピッタリの休憩環境となっている。というのも、インターチェンジのすぐそばのため駅周辺の交通量はかなり多い。しかし、道の駅に入ってしばらくすると、ようやく「おばあちゃんの里」の駅名に相応しい、 長閑な環境の中にいることがわかってくるのだ。

情報センターなども広々としているので、休憩も充分できる。


物産館
フードコート、総菜コーナー、パン屋が入る建物
フードコート

フードコートでは自由に休憩できる。

遺跡公園

物産館は「ちいき百貨店」

駐車場正面に見えるのが物産館。
基本、黒豆だらけである(笑)。特産品の丹波黒豆関連商品が溢れているのだ。

紹介するとキリがないが、「黒豆もろみ」と「丹波黒大豆の煮豆」は定番中の定番らしい。これらの商品はダイレクトに黒豆の味を感じる事ができる類。 他に黒豆を使った加工品では「黒豆ごはんの素」「黒豆みそ」、黒豆と栗が餡に入った「大納言ぜんざい」等々。

ネット通販でも話題の、黒豆焼酎入りのパウンドケーキ「黒香白香(くろかしろか)」も打っていた。
黒豆関連商品に比べると品揃えが少ないが、丹波栗関連商品もたくさん。 「栗どら」「栗もなか」や栗の焼き菓子「丹波栗」が販売されている。

黒豆や栗以外にも丹波市には美味しい農作物がたくさんあり、毎年毎季節、新商品も続々登場するという。

お腹が空いている人には

食に関する施設は、セルフサービスのフードコーナーと惣菜コーナーだ。
ここでも主役は黒豆で、「黒豆うどん」「黒豆入り丹波いなり」「黒豆ちらし寿司」「黒豆おこわ弁当」と、とにかく黒豆まみれなのだ。

写真はフードコートの人気メニュー「丹波赤どりからあげ定食」。

土日限定ながら「猪汁うどん」も気になるメニューだ。丹波の若猪を使ったうどんで、野菜もたっぷり入っているという。 その他、フードコーナーではうどん、そば、ラーメンなどの麺類や牛丼、天丼、かつ丼などの丼物もあり、黒豆入りでない料理があるとかえってホッとする。
惣菜コーナー横にはパン屋もあり、焼き立てのパンを食べる事ができるが、黒豆パンは一番人気で、このように売り切れていることが多い。

野菜コーナーももちろん黒…(笑)

野菜コーナーには、地元丹波市の農家さんから毎朝採れたての新鮮な野菜や農作物が届けられてくる。昼夜の寒暖差が激しい丹波市の気候が育む野菜の味は、全国的にも人気が高く質の高さには定評があり、丹波に来たら必ずここで野菜を買って帰るという人も多いそうだ。

丹波市の特産品として特に人気が高いのが、やっぱり黒枝豆。
旬は秋だが、道の駅丹波おばあちゃんの里には、地元農家さんが一丸となって夏前の早い時期から早生種を生産し、お届けしてくださるという。
お米もお酒も名産品だ。

蔵元でないと手に入らなかった、レアなお酒も並ぶようになっているという。

ジェラートは外せない

丹波市産の/良質な生乳を使ったジェラートはなめらかな食感と自然な甘みが楽しめる絶品だとの評判。オススメとしては、丹波市産の牛乳をふんだんに使った「みるく」、「丹波の黒ごま」。

充実の子育て応援スペース

私はとうの昔に子育てを終えた高齢者だが(笑)、家族で長距離ドライブに出かける時に心配だったが、子どものトイレや着替え、そして子どもが退屈してしまうことだった。そんな心配を解消してくれるのが、この道の駅の遊具スペースだ。

道の駅「丹波おばあちゃんの里」の遊具スペースは、発達段階に応じて幅広い年齢層のお子さんが楽しめる様々な遊具が設置されている。

この道の駅ならではのものとしては、道の駅近くの七日市遺跡があって、900年前(平安時代)ごろの生活の痕跡が発掘調査で明らかになっているのだが、遺跡の雰囲気を残した遊具スペースがある。そこには、かつてこの地域で盛んに狩猟されていたとされるナウマンゾウを模した遊具や、丹波市山南町で2006年に恐竜の化石が発見されたことにちなむ恐竜型の遊具などが設置されている。子どもがそんなことに興味を持って遊ぶかどうかは微妙な感じもするが(笑)

遺跡公園

これが、その遺跡公園。

子どもを遊ばせる必要のない人は、本物の七日市遺跡に足を伸ばしてみようと言いたいところだが、道の駅そのものがその遺跡の中にあるのだ(笑)。春日インターチェンジ隣の広大な敷地全体が遺跡公園となっていて、道の駅「おばあちゃんの里」は公園に併設されているのだ。

七日市遺跡

七日市遺跡は、由良川の一支流にあたる竹田川左岸の段丘面および後背山地からのびる扇状地上に立地している。七日市遺跡は、およそ3万年前に、鹿児島県(かごしま)の桜島(さくらじま)から飛んできたAT火山灰が20cmほどの厚さにたまっていて、その下に地元でとれるチャートという石で作った槍の先につける石器や、刃の部分を磨いた石斧などとともに、石器を作る時にできる石のカケラがたくさん見つかっている。また当時、遺跡の上流には沼があり、ナウマンゾウやオオツノジカが集まっていたと考えられていて、この遺跡はこれらの大型の動物の狩りをするためのキャンプ地であり、石斧やナイフは、ナウマンゾウの解体に使用されたと考えられます。石斧は10点以上見つかっており、西日本最大の出土点数。西日本最大級の旧石器時代の遺跡である。

日ケ奥渓谷

日ケ奥渓谷

幾重にも重なる丹波の山脈を背に、奇岩や、巨大な岩壁の連なる渓流と、勇壮な滝の流れが、豊かに水をたたえる湖へと注ぐ、清流の里・日ヶ奥渓谷。

多紀連山県立自然公園妙高山系の一角で、深い森林の中、巨岩・奇岩の間を清流が縫うように走る渓谷だ。
四季の景がそれぞれに美しく、森林浴とマイナスイオンを体感できる癒しのスポットであるとともに、渓谷内とその周辺にはキャンプ場(地元地域多利区営キャンプ場と、春日の観光経営キャンプ場)があり、夏は涼を取る人やキャンプや水遊びを楽しむ家族連れで賑わう場所でもある。