伊和神社、まほろばの湯、家原遺跡公園へは道の駅「播磨いちのみや」からGo!!(トイレ○仮眠○休憩○景観○食事○設備○立地○)

山陽の姫路(兵庫県)と山陰の鳥取とを南北に結ぶ主要道が国道29号線。
この国道沿いにある道の駅が、「播磨いちのみや」です。ここから国道29号線を北に走ると、「みなみ波賀」、「はが」と道の駅が連なって、そして戸倉峠へと至ります。

これらの道の駅は、90%以上を森におおわれている「しそう森林王国」の中にあり、1,000m級の山々が10も集まっていて、町のあちこちで湧水を組めことができます。宍粟市一宮町もまた、きれいな水と緑あふれる町の一つです。

また、播磨国一の宮 伊和神社が道の駅「播磨いちのみや」の向かいにあるため、伊和神社秋季大祭で活躍する豪華絢爛な祭り屋台や、地元の方が創作した色々な作品が展示されています。

駐車場は2つ、目的に応じて好きな方を

施設前のメイン駐車場は広く、施設横手裏のサブ駐車場はコンパクト。私的には、仮眠はサブ駐車場の方が落ち着ける感じがするが、メイン駐車場も国道29号線から少し離れた停車位置を選べば落ち着いて仮眠できるだろう。

写真上がメイン駐車場、下がサブ駐車場

トイレも休憩も問題なし、休憩環境も好適

トイレも綺麗だし、ウォシュレットだし、気持ちよく使わせていただける。

トイレ前の自販機も充実していて、そのままゆっくり休憩できる動線になっている。

休憩したら、ゆっくり施設へ。紫黒米をはじめ宍粟市特産品・新鮮野菜・新品種のお花が多数取りそろえられていた。

播磨いちのみや

食彩館 伊和の里

併設の「食彩館 伊和の里」では、地元のとれとれ野菜が販売されている。
観光客はもちろん、地元の人も野菜を求めて多くの人が来店するそうだ(特に朝)。

おみやげものとしては、揚げかきもちや丹波黒大豆甘納豆、漬物、竹細工などが好適。たつの市、宍粟市の特産品手延べそうめん「揖保乃糸」の品揃えもバッチリ。

日本酒発祥の地と言われる宍粟の地酒は、宍粟市訪問の良い記念。

おふくろ食堂(旧店名:くつろぎレストラン)

おふくろ食堂では、“健康は食から”をテーマに、宍粟市一宮町産“紫黒米”(別名 長寿米)をメニューに取り入れてワンコイン500円メニューから季節メニューまでが用意されている。栄養や病気予防などについての知識豊富な「ヘルスケアアドバイザー」資格を持ち、大分県でホテル、飲食店などをプロデュースした安野文子氏監修のもと、旬の食材を使った約20種類のメニューが好評だ。
ご飯は宍粟産コシヒカリ。たまねぎは淡路産、松坂豚や宍粟牛など、免疫強化の地元の食材にこだわっていて、季節限定膳、ランチ、セットメニューの他、手作りカレー、麺類など、その季節にしか出会えないおいしさを楽しめる。

写真は店の名前がついた「おふくろ御膳」。とろろ、揖保乃糸のにゅうめん、天ぷら、山椒の実の炊き込みご飯に小鉢と、とても豪華。

あと、とろろかけごはんは超おすすめ。一宮町産紫黒米・鳥取県産最強長芋ねばりっことろろ・味噌汁・香物はまさに健康食。福ロード国道29号を結んだ、一宮の紫黒米と鳥取のねばりっこの共演だ!

さて、健康食でお腹を満たしたら、この国道29号線に沿って行くもよし、北東方向に8号線、6号線を走るもよし。道の駅「播磨いちのみや」から名所絶景に行ってみよう。

伊和神社

まず、道の駅の真向かいにある伊和神社をやり過ごしてしまうのは、灯台下暗しそのものだ。

伊和神社

播磨最古の神社・播磨国一宮『伊和神社』は、海神社、粒坐天照神社とともに播磨三大社の一社だ。旧国弊中社であり、祭神は大己貴神(おおなむじのかみ)。配祀神として少彦名神、下照姫神を祀っている。

「 564年(欽明天皇25年)豪族・伊和恒郷(いわのつねさと)に、大己貴神(伊和大神)から「我を祀れ」との神託があった。西の野では一夜にして杉や檜などの木々が群生し、大きな白鶴二羽が石の上で北向きに眠っていた。伊和恒郷はそこを鎮座地と決め、社殿を北向きに造営した。」と、本殿の裏手にある「鶴石」に伝承が残されている。伊和神社の社殿が珍しい北向きであるのは、この鶴の伝承にちなんだ結果だという。

まほろばの湯

駅から車で約20分程度のところに、人気の温泉がある。2億年以上もの昔、この周辺は海だった。ここはその海水が残されたもので、地下1,300mから湧く塩化物泉は32℃。全国的にも珍しい等張性の湯で、長湯しても疲れにくく保温効果抜群。美肌効果もあるとのこと。

まほろばの湯 露天風呂

浴場は檜づくりの山の湯と石造りの川の湯があり、どちらも露天風呂、男女入れ替え制。バリアフリー露天風呂付き介助家族風呂もある。大きな柱を使い、天井の高い吹き抜けラウンジでゆったりくつろげる。お持ち帰り方式の温泉スタンドがあり、20ℓ100円。容器は各自で持参のこと。

家原遺跡公園(えばらいせきこうえん)

宍粟市一宮町北部の三方盆地を一望できる河岸段丘の上に営まれた、縄文時代から中世にかけての大規模な複合遺跡だ。
複合遺跡としては西日本最大級で、 縄文、弥生、古墳、中世(平安・鎌倉)の4つに村を分けて、ここで実際に発掘された遺構を元に、それぞれの時代の住居が忠実に復元されている。
また、公園内にあ る宍粟市歴史資料館では、さらに奥深い歴史文化に触れることができる。そのほか公園内には、竹わら工房、木の工房、土の工房の体験工房棟があり、竹・わ ら細工、木工ろくろや木彫り、陶芸などのものづくり体験もできる。