私の名は「神生 六(かみお むつ」。弾き語りの歌手ですが、すっかり歳をとりました。かつては名曲カバーの「流し」として人気を博し「ギターを抱いた渡り鳥」と異名をとりましたが、今となっては「おむつをはめた渡り鳥」なのですから。
この国には、「道の駅」が1,230ヶ所もあります。増えたり減ったりするでしょうから、それらすべてを「制覇」したいみたいな、あまり意味のないことを思ってはいません。私に残された時間がどれほどあるかもわかりません。大好きな日本の、全国津々浦々の未だ見ぬ絶景に日々めぐりあっていきたい、そして私は腐っても歌手ですから、ひとり弾き語るときに絶景という最高のバックバンドがいてくれれば最高だなと、そう思って旅を続けています。そんな「年老いた渡り鳥」が羽を休めるのに、道の駅はちょうど良い加減で全国各地に点在してくれています。そこを中継拠点にして旅を続けるのが良い方法ではないかと。
武士道とは死ぬことと見つけたり。
武士ではありませんが、この旅は、私にとっては死出の旅路でもあるのです。
だから、1,221の「道の駅」は、絶景に目を奪われるたびに道端に車を停めて路上ライブならぬ「路傍弾語(道端での弾き語り」を続けている、そんな「年老いた渡り鳥」が立ち寄って羽を休められる、そしてそこからまた次の絶景に飛び立てる、実にありがたい存在なのです。
各地を渡り歩くための「渡り鳥の羽」としては、NV200バネット「MYROOM(マイルーム)」を選び、路傍弾語専用のステージ兼寝室に改造しました。道の駅で泊まるといっても、車中泊はNG、でも仮眠ならOKというのがルールです。守るべきことは他にもいろいろありますが迷惑な音を出さないというのは最低限のマナーです。
なので、一晩中ひとつの道の駅に車を停めっぱなしとか、まさか道の駅で弾き語りをして声や音を漏らすなんてルール違反は絶対にいたしません。1つの道の駅で最大3時間の仮眠という羽休めをしたら、感謝しつつ次の地へと向かい、路傍弾語はいつも誰もいない大自然の中。
え?うっかり寝過ごしたりはしないのか?って。
安心してください。そんな「渡り鳥」は歳をとってすっかり頻尿です。幸か不幸か、必ず、かっきり3時間で目が覚めます。目覚まし時計など不要、寝過しはあり得ません(笑)
このブログは、そんな旅の日記です。
現在、高齢の両親を老老介護中ですので、
旅は何かあったらすぐ戻ってこれる範囲から始めています。
私はエージシュートを目指してもいますので、近くにお手頃だったり評価が高いゴルフ場が偶然にも空いていたりするとゴルフを楽しむ日もあり、そのことについても書きます。また、各地の絶景や人との出会い、その地ならではのモノやコトにも触れていきます。
備忘録ではありますが、過去の私の人生についても忘れたくないことは残していきますし、なんと今、ノンフィクション小説なんぞも書き始めています。
いずれにしても、1,221泊もします。相当の長旅です。ゆるい気持ちで、末長く。
時にはご意見などもいただきながらお付き合いいただければ幸いです。